
著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
「最近、顔にシワが増えてきて、年を取ったのかな」と感じていませんか?
中でも多くの方が悩むのが、“ほうれい線”と“ゴルゴライン”。
どちらも「老け顔の印象を強める代表的なライン」ですが、実はできる場所や原因が異なります。
本記事では、美容皮膚科の視点から、ほうれい線とゴルゴラインの違いや見分け方、そして同時に改善を目指す治療方法についてわかりやすく解説します。
ほうれい線とゴルゴラインの違いとは?
ほうれい線とゴルゴラインは年齢を重ねることでできやすいものですが、
ほうれい線は、鼻の横から口角に向かって伸びるしわで、ゴルゴ線は、目頭の少し下から頬中央に向かって伸びる斜めに走るシワです。
生まれつきの骨格構造や脂肪の萎縮によって頬の中央に影が生じることから目立つようになります。
ほうれい線とは?
定義: 鼻の横(小鼻の脇)から口角にかけて伸びる、縦のラインのことを指します。
主な原因:
頬の脂肪の下垂
皮膚のたるみ(加齢や紫外線ダメージ)
表情のクセ(話す・笑う動作)
骨格的な特徴(上顎が後退しているなど)
見た目の影響:
老けて見える
口元が下がって見える
疲れた印象や不機嫌な表情に見えることもあある
ゴルゴラインとは?
定義: 目頭の下から頬の中央にかけて、斜めに走るライン。漫画『ゴルゴ13』の主人公の顔にちなんで名づけられました。
主な原因:
中顔面の脂肪の減少(加齢や体重減少による)
皮膚のたるみ(加齢や紫外線ダメージ)
靭帯(支持組織)のゆるみ
骨格構造(頬骨が高く中顔面が窪んでいる)
肌のハリ・弾力の低下
見た目の影響:
やつれた印象
疲れて見える
顔が長く見える(中顔面の陰影が強調される)
ほうれい線とゴルゴラインに対する美容医療でのアプローチ方法
では、老け顔の原因となるほうれい線とゴルゴラインに対してどのようにアプローチするのでしょうか?
◆ ほうれい線グロースファクター注射
ほうれい線はグロースファクター治療がお勧めです。
グロースファクター治療は、肌の真皮層に成長因子を注入して、コラーゲンやエラスチンの再生を促す治療法です。
ヒアルロン酸のように埋めるのではなく、肌そのものを内側からふっくら改善します。
効果はゆっくり現れますが、長期間(数年~10年)持続しやすいのが特徴です。
ナチュラルな変化を求める方におすすめの“根本改善型”の注入治療です。
◆ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線などの溝にジェル状のヒアルロン酸を注入し、内側からふっくらと持ち上げる治療です。
施術直後から効果を実感できる即効性の高さが特徴です。
自然な仕上がりに調整でき、ダウンタイムもほとんどありません。
効果は当院の製剤だと、1〜2年程度持続し、必要に応じて繰り返し治療が可能です。
当院ではゴルゴラインの治療に使用することが多いです。
◆ HIFU(高密度焦点式超音波)
HIFU(ハイフ)は、高密度の超音波を使って肌の奥のSMAS筋膜層まで熱エネルギーを届ける治療です。
切らずにたるみを引き上げることができ、自然なリフトアップ効果が期待されます。
ダウンタイムが少なく、施術直後から引き締まりを実感できるのが特徴です。
ほうれい線やフェイスラインのたるみが気になる方に適した治療です。
◆ 糸リフト
糸リフトは、皮下に特殊な吸収糸を挿入してたるんだ肌を物理的に引き上げるリフトアップ治療です。
糸が溶ける過程でコラーゲン生成も促進され、引き上げ+ハリ感アップの効果が期待できます。
施術直後から変化を実感でき、フェイスラインやほうれい線の改善に効果的です。
切開せずにリフトアップしたい方に適した、即効性と持続力のある治療です。
同時改善を目指すなら“かけ合わせ治療”が効果的
ほうれい線とゴルゴラインは、それぞれ原因や構造が異なるため、単一の治療だけでは不十分なことも多いです。
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニックでは、その方の骨格・脂肪量・たるみの程度に応じて医師がしっかりカウンセ
リングを行い、ヒアルロン酸×HIFU、グロースファクター×糸リフトなどといった、複合的なアプローチで
見た目年齢を巻き戻すご提案を行っています。
まとめ
ほうれい線とゴルゴラインは似ていますが、まったく異なる存在です。
それぞれの構造的な違いや原因を正しく理解し、 美容医療では“必要な場所に、必要な治療を”行うことが大切です。
「なんだか最近顔が疲れて見える」「老けた印象が気になる」
そんな方は、まずは当院にお越しください。しっかりとした診断を受けて、自分に合った最適なアプローチを見つけましょう。