著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisenスキンクリニック/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
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結論からいうと、体脂肪1kg分のエネルギーは約7,000kcalが目安です。資料や計算方法によっては約7,200kcalと説明されることもあります。
これを30日で減らす場合、単純計算では1日あたり約230~240kcalの差に相当します。一方、1週間なら1日あたり約1,000kcalとなるため、すべての方に適した目標とはいえません。
また、体重計で減った「1kg」がすべて体脂肪とは限りません。体重は水分、グリコーゲン、便通、食事量、筋肉量などでも変動します。
この記事の要点
- 体脂肪1kgは約7,000~7,200kcalが目安
- 1か月なら1日約230~240kcalの差に相当
- 1週間で1kgは約1,000kcal/日の差となり、負担が大きい
- 食事だけ、運動だけに偏らず、続けられる方法を組み合わせる
- 持病、服薬、急な体重変化がある場合は医師へ相談する
目次
1kg痩せるには約7,000~7,200kcalが目安
厚生労働省の資料では、体脂肪1kgは約7,000kcalに相当すると説明されています。ただし、これは体脂肪についての概算です。厚生労働省「身体活動とエネルギー代謝」
体重1kgと体脂肪1kgは同じではない
体重には、体脂肪だけでなく、筋肉、骨、体内の水分、グリコーゲン、胃腸の内容物なども含まれます。
塩分や炭水化物を多く取った翌日に体重が増えたり、食事量を減らした直後に体重が急に落ちたりするのは、体脂肪だけでなく水分や胃腸の内容物が変化するためです。
そのため、「体重が1kg減った=体脂肪を7,000kcal分減らせた」とは限りません。1日ごとの数字ではなく、1~2週間の傾向で判断しましょう。
1週間・2週間・1か月に換算すると何kcal?
体脂肪1kgを約7,000~7,200kcalとして単純計算すると、次のようになります。
| 期間 | 1日あたりに必要となる差の目安 |
|---|---|
| 1週間 | 約1,000~1,030kcal/日 |
| 2週間 | 約500~515kcal/日 |
| 1か月(30日) | 約230~240kcal/日 |
| 2か月(60日) | 約115~120kcal/日 |
この表は計算上の目安であり、個人向けの摂取カロリー処方ではありません。必要なエネルギー量は、年齢、身長、体重、性別、筋肉量、仕事や運動の量などで異なります。
1週間で1kg痩せることはできる?
体重計の数字だけであれば、1週間で1kg変化することはあります。ただし、そのすべてが体脂肪とは限りません。
体脂肪1kgを1週間で減らすには、計算上は1日約1,000kcalの差が必要です。多くの方にとって負担が大きく、極端な食事制限、脱水、筋肉量の低下、体調不良につながる可能性があります。
短期間で数字を落とすために、食事をほとんど取らない、炭水化物を完全に抜く、下剤や利尿薬を減量目的で使う、サウナや発汗だけで体重を落とす、自己判断で薬の量を増やす、といった方法は避けてください。
肥満症の治療では、対象者の状態に応じて「3~6か月で現在の体重の約3%」などが目標の目安として用いられます。ただし、適切な目標はBMI、合併症、年齢などで異なります。日本肥満学会「肥満症診療ガイド」
減量前に確認したいBMIと目標体重
BMIは、体重と身長から体格を確認するための指標です。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
日本では一般に、BMI18.5未満を低体重、18.5以上25未満を普通体重、25以上を肥満と判定します。ただし、BMIだけで筋肉量や脂肪の分布までは判断できません。厚生労働省「肥満と健康」
BMIが普通体重の範囲にある方や、すでに低体重の方が、見た目だけを理由にさらに体重を落とすことが健康につながるとは限りません。体重だけでなく、腹囲、血圧、血糖値、脂質、肝機能、月経や睡眠の状態なども確認して目標を決めましょう。
体重を落とすための食事・運動・生活習慣
まず3~7日間の現状を記録する
いきなり厳しい制限を始める前に、食事と間食、甘い飲み物、飲酒量、歩数や運動時間、睡眠時間、体重を測った条件を3~7日記録してみましょう。
記録すると、「食事量より飲み物の影響が大きい」「平日は整っているが週末に摂取量が増える」といった改善点が見えやすくなります。
食事は「全部抜く」より優先順位を決める
- 甘い飲み物を水や無糖のお茶へ替える
- 何となく食べている間食の回数を減らす
- 揚げ物が続く場合は、焼く・蒸す料理を選ぶ
- 大盛りやおかわりを普通量へ戻す
- 飲酒の量と回数を見直す
主食を完全に抜くのではなく、主食・主菜・副菜をそろえ、食事全体のバランスを整えます。厚生労働省「食事バランスガイド」
腎臓病などの持病がある場合は、一般的な食事法が適さないことがあります。主治医や管理栄養士へ相談してください。
日常活動、有酸素運動、筋トレを組み合わせる
運動習慣がない方は、近い階では階段を使う、昼休みに10分歩く、買い物や家事で動く時間を増やす、座り続ける時間を短くするなど、「今より少し多く動く」ことから始めます。
厚生労働省の身体活動ガイドでは、成人について、歩行または同程度以上の身体活動を合計1日60分程度、運動を週60分以上、筋力トレーニングを週2~3日行うことなどが推奨されています。ここでいう60分には、通勤や家事などの日常活動も含まれます。厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
胸痛、強い息切れ、めまい、関節痛などがある場合は運動を中止し、医療機関へ相談してください。
睡眠と体重の測り方を整える
厚生労働省の睡眠ガイドでは、成人は6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保することが勧められています。ただし、必要な時間には個人差があります。厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
体重は、起床後・排尿後・朝食前など、なるべく同じ条件で測りましょう。毎日の数字に一喜一憂せず、7日間の平均値で確認すると傾向を判断しやすくなります。
1週間で始める減量チェックリスト
- 1日目:体重、腹囲、食事、歩数を記録する
- 2日目:甘い飲み物を1回、無糖飲料へ替える
- 3日目:主食・主菜・副菜がそろう食事を増やす
- 4日目:普段より10分多く歩く
- 5日目:無理のない筋力トレーニングを行う
- 6日目:間食と飲酒を振り返る
- 7日目:体重の平均と、続けられた行動を確認する
すべてを完璧に行う必要はありません。続けられた行動を翌週にも残し、一度に変える項目を増やしすぎないことが大切です。
頑張っても体重が落ちない主な理由
水分による変動を脂肪の増減と考えている
塩分、炭水化物、月経周期、便通、運動後の変化などで、体重は一時的に変動します。数日ではなく、1~2週間の平均で確認しましょう。
飲み物や間食を記録していない
砂糖入り飲料、カフェ飲料、アルコール、調味料、少量の間食が重なることがあります。食事だけでなく飲み物も記録します。
食事を減らした分、活動量も下がっている
食事制限が強すぎると、疲労から日常の活動量が低下する場合があります。強い空腹、集中力低下、めまいなどがある場合は、制限内容を見直してください。
睡眠、薬、病気の影響がある
一部の疾患や服用薬が、体重や食欲に影響することがあります。自己判断で薬を中止せず、処方した医師へ相談してください。
自己流の減量を続けず医師へ相談したいケース
- BMI25以上で、血圧・血糖・脂質・肝機能などに異常がある
- いびきや日中の強い眠気、膝や腰の痛み、月経不順がある
- 糖尿病、心臓病、腎臓病、肝臓病などの持病がある
- 体重に影響する可能性のある薬を服用している
- 妊娠中、授乳中、妊娠を希望している
- BMI18.5未満、または普通体重からさらに大きく減量したい
- 過食、嘔吐、下剤の使用、食べることへの強い恐怖がある
- 意図していないのに体重が減っている
- 短期間で体重が大きく増減している
胸痛、意識障害、強い呼吸困難などがある場合は、ダイエット相談ではなく、速やかに救急医療を受けてください。
自分に合う減量目標が分からない方へ
適切な減量ペースは、BMI、持病、服薬、生活状況によって異なります。治療方法や薬を決めてから予約する必要はありません。予約時に「未定(相談して決めたい)」を選択できます。
診察結果によっては治療や処方を行わない場合、検査や他科受診、対面診療をご案内する場合があります。
お悩み・タイプ別に考える医療ダイエット
体重が気になる方でも、食欲、食生活、むくみ、部分的な脂肪など、悩みの原因や希望する変化はそれぞれ異なります。
以下の「タイプ」は治療を自己判断するための診断名ではなく、相談時に考えを整理するための目安です。実際の治療は、持病、服薬、検査値、副作用のリスクなどを確認して医師が判断します。
| お悩み | タイプの目安 | 検討される治療 | 期待できる変化 | 主な副作用・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ご飯、パン、甘いものを取りすぎてしまう | 糖質の多い食生活が続いているタイプ | ジャディアンスを含む治療、食事内容の調整 | 尿中への糖の排出を促す作用により、摂取したエネルギーの一部が排出される可能性がある | 脱水、頻尿、尿路感染症など |
| 食欲が強い、間食や食べすぎを抑えにくい | 空腹感や食欲のコントロールが難しいタイプ | リベルサスを含む治療、食行動の見直し | 満腹感を得やすくなり、食事量を減らしやすくなる可能性がある | 吐き気、下痢、便秘など |
| むくみや水分による体重変動が気になる | 塩分や水分の影響を受けやすいタイプ | 原因の確認、必要に応じてトリクロルメチアジドなど | 余分な水分の排出によって、むくみや水分由来の体重が変化する可能性がある | 体脂肪を減らす治療ではない。脱水、電解質異常、血圧低下など |
| 二重あご、二の腕、お腹など特定部位が気になる | つまめる皮下脂肪が部分的に目立つタイプ | デオリポ(旧カベリン/Kabelline)による脂肪溶解注射 | 気になる部位の厚みやボリュームが、複数回の施術を通じて徐々に変化する可能性がある | 腫れ、赤み、痛み、内出血、硬結など。体重全体を大きく落とす治療ではない |
内服薬の違いをまとめて確認したい方は、医療ダイエット内服薬の比較ページもご覧ください。
脂肪吸引より身体的負担を抑えやすいカベリン注射
当院では、部分的な脂肪が気になる方に、デオリポ(旧カベリン/Kabelline)による脂肪溶解注射を採用しています。
脂肪吸引では、皮膚を切開し、カニューレを挿入して脂肪を吸引します。一方、デオリポ(旧カベリン)は、気になる部位へ薬剤を注入する治療で、切開や脂肪の吸引操作を行いません。
そのため、施術方法の違いから、一般に脂肪吸引より身体的負担やダウンタイムを大幅に抑えやすいことが特徴です。メスを使う治療には抵抗があるものの、二重あご、二の腕、お腹などの部分的な脂肪を改善したい方に検討されます。
デオリポ(旧カベリン)が向いている可能性があるタイプ
- 二重あごやフェイスラインの脂肪が気になる
- 二の腕、お腹、腰まわりなど、特定部位の脂肪を減らしたい
- メスを使う脂肪吸引には抵抗がある
- 仕事や日常生活への影響をできるだけ抑えたい
- 1回で大きく変えるより、徐々に自然な変化を目指したい
期待できる変化と治療回数
施術部位の脂肪へ作用することで、気になる部分の厚みやボリュームが徐々に変化する可能性があります。ただし、カベリン注射は体重全体を大きく落とす治療ではありません。食事や運動では変化しにくい部分的な皮下脂肪を対象とする治療です。
脂肪量や施術部位によって個人差がありますが、当院では1~2週間おきに、4~6回程度を治療回数の目安としています。腫れは1~3日程度、内出血が出た場合は1週間程度続く可能性があります。
脂肪吸引との違い
| 比較項目 | デオリポ(旧カベリン) | 脂肪吸引 |
|---|---|---|
| 施術方法 | 薬剤を注射する | 切開し、カニューレで脂肪を吸引する |
| 身体的負担 | 切開・吸引操作がなく、比較的少ない | 外科的な処置を伴うため大きくなりやすい |
| ダウンタイム | 腫れ、赤み、痛み、内出血など | 腫れ、痛み、内出血、拘縮など |
| 変化の現れ方 | 複数回かけて徐々に変化 | 1回で比較的大きな変化を目指せる場合がある |
| 適した悩み | 比較的小さな範囲の部分的な脂肪 | 広い範囲や、より大きな変化を希望する場合 |
デオリポ(旧カベリン)は、脂肪吸引より身体への負担を抑えやすい一方、1回で脂肪吸引と同程度の変化を得る治療ではありません。希望する変化、脂肪量、施術部位、ダウンタイムなどを確認し、適した方法を医師と相談します。
デオリポ(カベリン)8ccの料金は税込35,000円です。公式料金表上は診察代、麻酔代、注射針代を含む総額表示です。効果や必要回数には個人差があります。
執筆医師自身の治療経験について
執筆医師自身も、医師による診察・管理のもとで内服治療を受け、食事や運動を含む減量に取り組んだ経験があります。
この経験を通じて、同じ薬でも体調や生活状況によって経過が異なり、治療中の診察や体調確認が重要だと考えています。ただし、これは一個人の経験であり、治療効果や体重減少を保証するものではありません。適切な治療方法は、持病、服薬、検査値、副作用のリスクなどを確認したうえで個別に判断します。
十分な変化が見られない場合
治療を続けても十分な変化が見られない場合は、まず服用状況、食事、運動、睡眠、体重の変化、副作用の有無などを確認します。
そのうえで医師が、現在の治療を継続するか、用量を調整するか、別の治療へ変更するか、治療を中止するかを判断します。増量が選択肢となる場合もありますが、すべての方に適しているわけではありません。副作用や検査値によっては増量できない場合があります。自己判断で服用量や服用回数を変更しないでください。
医療ダイエットの費用
| 治療 | 料金(税込) |
|---|---|
| リベルサス | 3mg 1か月分 8,500円/7mg 16,000円/14mg 26,000円 |
| ジャディアンス | 10mg 1か月分 11,500円 |
| トリクロルメチアジド | 2mg 1か月分 9,000円 |
| デオリポ(カベリン) | 8cc 35,000円 |
表示料金は記事更新時点のものです。診察結果により治療や処方を行わない場合があります。最新の費用は料金表をご確認ください。
自由診療・適応外使用について
リベルサスは国内では2型糖尿病、ジャディアンスは2型糖尿病等を対象として承認されている医薬品であり、減量目的での処方は適応外使用です。トリクロルメチアジドを美容上のむくみ改善を目的として使用する場合も適応外使用となります。デオリポ(旧カベリン)は国内未承認の医薬品です。
これらは自由診療となり、適応外・未承認医薬品の使用では、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。治療内容、入手経路、国内承認薬の有無、海外の安全性情報、費用、標準的な期間・回数、主なリスクと副作用について、診察時および各治療ページでご確認ください。
薬の個人輸入や、他人から譲り受けた薬の使用、自己判断での増量は避けてください。
よくある質問
1kg痩せるには何kcal減らせばよいですか?
体脂肪1kgについては、約7,000~7,200kcalが目安です。ただし、実際の体重は水分や筋肉などでも変動するため、計算どおりに減るとは限りません。
1週間で1kg痩せるのは危険ですか?
体脂肪1kgを1週間で減らすには、計算上1日約1,000kcalの差が必要です。体格や健康状態によっては負担が大きいため、すべての方に勧められる目標ではありません。
食事と運動はどちらを優先すべきですか?
どちらか一方ではなく、食事の過不足を整えながら日常活動と運動を増やす方法が基本です。運動には筋力や心肺機能を保つ役割もあります。
薬を選んでから予約する必要がありますか?
ありません。WEB予約ページでは「未定(相談して決めたい)」を選択できます。診察で状態を確認し、治療が必要かどうかを含めて医師が判断します。
まとめ
体脂肪1kgを減らすには、約7,000~7,200kcalの差が目安です。1か月なら1日約230~240kcalですが、実際の減り方には個人差があります。
まずは食事、飲み物、間食、活動量、睡眠を記録し、続けられる項目から見直しましょう。1週間で急いで体重を落とそうとして、絶食、脱水、下剤・利尿薬、薬の自己調整を行うことは避けてください。
自己流で体重が落ちない場合や、持病、服薬、検査値の異常がある場合は、医師へ相談しましょう。
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治療方法が決まっていない方も予約できます。現在の状態を確認し、生活改善を含めた選択肢、費用、注意点をご説明します。
各院へのアクセス
- 東京Houreisenスキンクリニック
表参道駅徒歩約2分/電話:03-6434-7678 - 大阪Houreisenスキンクリニック
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