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ほうれい線を消すにはどうすれば?原因と7つの改善方法について

著者
西日本初ほうれい線治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科 
院長 笹川新也  ドクター紹介はこちら

 

当院の記事を見ている方は、ご自身のほうれい線を気にされている方が多いのではないでしょうか。

ほうれい線をなくすにはどうすればよいか、どうすれば改善できるのか興味ある方も多いかと思います。

本ページでは、ほうれい線の原因、深くなる理由、そして改善方法を解説します。  

ほうれい線

ほうれい線の原因

ほうれい線(鼻唇溝)の原因としては、以下が挙げられます。

  • 加齢
  • 皮膚(肌質)
  • 紫外線(日焼け)
  • 皮膚の乾燥
  • 骨格
  • 皮下脂肪
  • 表情筋の癖
  • 歯並び
  • 顎の大きさ
  • ストレス
  • 糖質の取り過ぎ
  • 乱れた生活習慣
  • 喫煙
  • 短い睡眠時間

原因として多いのは加齢によるものですが、これは加齢により皮膚、筋肉、脂肪、骨格の状態が変わってくるからです。

尚、若いのにほうれい線が目立つ人がいるのは、遺伝的にほうれい線が目立ちやすい骨格であることや、肌質、表情筋の癖が強いことが考えられます。

例:

頬骨が出ている

頬の厚みがある

口元が前に突出している

皮膚が薄く、乾燥肌

表情筋の癖や、筋トレや職業柄(営業職・接客業)ほうれい線上に深いしわが頻繁に作られる

ほうれい線が深くなる主な理由

次にほうれい線が深くなる主な理由について説明します。

①皮膚の老化

皮膚の深い部分に真皮という層があります。
この層はコラーゲンが主成分で、繊維状になっており皮膚を支えています。
さらにそのコラーゲンはエラスチンという組織で支えられています。

コラーゲンとエラスチン同士を結ぶものがヒアルロン酸です。

これらの組織は加齢や紫外線、乾燥によって劣化してしまいます。

すると皮膚も老化し、皮膚のハリがなくなり、ほうれい線が深くなります。

ほうれい線は通常、笑うと深くなりますが、皮膚状態が悪化したまま放っておくと、無表情の時でもほうれい線に刻み皺が表れてしまいます。

紙に折り目をつけると跡がずっと残るように、ほうれい線にも「折り目」が付きます。これが刻み皺です。ファンデーションがほうれい線に溜まる経験はないでしょうか?

②重力

ほうれい線の上には頬のお肉があります。頬は脂肪が多く、ほうれい線の上にある脂肪には名前がついていて、「メーラーファット」とも呼ばれています。

頬のお肉が日々重力により下垂することで、ほうれい線が深く見えるようになります。

特に加齢とともに皮膚のコラーゲンが低下し、肌の弾力がなくなっていると、お肉が下垂しやすくなります

また、頬のお肉が多ければ多いほどほうれい線は目立ちやすくなります。

痩せたらいいかというとそうでもなく、急激なダイエットをすると肌が荒れてしまったり、たるみの原因となりむしろほうれい線が悪化することもあります。

③頭蓋骨痩せ(靭帯の老化)

靭帯とは、別名「リガメント」と呼びます。

これは脂肪や筋肉を支える繊維組織で例えるならゴムバンドのようなものです。

年齢とともに頭蓋骨が痩せてくると同時に、頭蓋骨にのっかかっている靭帯は緩んできます。

靭帯が緩むと脂肪や筋肉を支えられなくなってきます。これが所謂たるみです。

たるみが進行すると、ほうれい線の上のお肉が厚くなり、ほうれい線が深く見えてしまいます。

つまり、ほうれい線は放置していても良くはなりません。進行性です。

ほうれい線を治療するなら、早ければ早いほど良いです。

ほうれい線の治療法

では、どうやってほうれい線を改善していくのでしょうか?

ここではいくつかのほうれい線治療をご説明致します。

治療法その グロースファクター注入

グロースファクターとは先ほど述べた、皮膚を支える重要な組織である「コラーゲン」を増やす治療です。

コラーゲンが増えると、しわが改善します。

肌にハリ・ツヤが出てきて、皮膚の弾力性が増すので見た目が若返ります。

一度の注入で年単位の効果があります。

グロースファクターによるほうれい線治療 長期経過②(50代男性)

ほうれい線治療の中でもお手軽で施術を受けやすく、ダウンタイムがほとんどありません。

腫れ、内出血が直後に出るくらいです。

ただし、即効性はなく、3-6か月かけてじわじわと効果を発揮していきます。

また、「グロースファクター」という名前でもクリニックによって施術内容が異なり、仕上がりや持続期間、安全性が異なります。

クリニック選びが重要となります。

当院ではグロースファクター治療について、効果を最大化しつつも、リスクを最小化できるよう徹底的にこだわりぬいて行っており、症例数は1000件を超えております。

 

治療法その レーザー治療(HIFU、サーマクール、ポテンツァなど)

皮膚、脂肪、筋肉にレーザーで熱エネルギーを加えて炎症反応を起こすことで、顔を引き締めてコラーゲンを増やすことができます。

たるみを改善する効果があります。

しかし効果が1ヵ月-6か月ほどで消失するため定期的な通院が必要です。

ダウンタイムは肌の乾燥・発赤程度で受けやすいのがメリットです。

目元やフェイスラインの経度のたるみにはお勧めですが、中等度以上のたるみや、ほうれい線を明らかに改善させるほどの強い効果は少ないため、たるみ・しわ予防目的と捉えるのが良いです。

治療法その ヒアルロン酸

即効性があり、注入直後から効果を感じることができます。

ダウンタイムも少ないですが、注射の特性上腫れ・内出血・痛みがあります。

重篤なリスクに血流障害、アレルギー、感染が挙げられます。

私たちの身体の中に備わっているヒアルロ二ダーゼという酵素により分解、減少していくため、定期的な注入が必要です。

持続期間は数か月~2年ほどです。

 

治療法その スレッドリフト(糸リフト)

コグという棘付きの糸を挿入することで頬のお肉を引き上げ、たるみを改善することでほうれい線を改善させます。

持続時間は糸の種類によって異なりますが、共通することは挿入直後が一番引き上げ効果があり、徐々に効果が落ちていくということです。

メスを使わなくても施術可能で、腫れ・内出血といったダウンタイムは意外と少ないですが、肌の陥凹、引きつれ、顔面神経損傷、耳下腺損傷といったリスクもあります。

施術の際にやや痛みが生じます(麻酔を行うことで最小限に軽減します)

フェイスラインは引き上げ効果が得られやすいものの、フェイスラインに比べてほうれい線はスレッドリフトでのリフトアップが難しい部位ですので、ほうれい線はフェイスラインほど引き上がりません。(元々の骨格、肉付き、糸の種類、医師の技量にもよります)

治療法その 表情筋トレーニング

ほうれい線に関連する筋肉を鍛えることで、表情筋の衰えを改善し、リフトアップを図るというものです。

自宅でもできるお手軽さが最大のメリットです。

デメリットとして、毎日地道な努力が必要なことと、ほうれい線をなくすために行っていても、やり方を間違えると逆にほうれい線が悪化する恐れがあります。

治療法その⑥ 日光浴

ほうれい線が深くなる原因として「頭蓋骨が痩せる」ことで顔がたるむことが挙げられます。

年齢とともに骨密度が低下し、骨は痩せます。

特に冬に進行しやすいとされ、これは骨形成に必要な体内ビタミンD合成力が日照時間の減少とともに低下するためです。

これに対して、適度に日光浴することでビタミンD合成力が上がります。

目安として、夏は日陰で30分、冬は日向で1時間浴びるのが良いとされます(時間帯や場所により異なります)。

しかし、日焼けしないように注意する必要があります。

ほうれい線を目立たないように日焼けすることでかえって老け顔を作らないよう、冬でもしっかりUV対策し、メラニン含有量が少ない手のひらが直射日光に当たるようにするなど工夫が必要です。

骨形成に役立つカルシウム、ビタミンD、ビタミンKの栄養素を豊富に含む食品を摂ることも重要です。(納豆、乳製品、大豆製品など)

これらで、骨痩せの進行速度を低下させることはできますが、進行自体を止めることはできません。

治療法その⑦ 皮膚の健康を心掛ける

皮膚を健康に保つことはほうれい線対策に有効です。

例えば、日焼け、乾燥はほうれい線にとって大敵です。

しっかりとスキンケアを行うことがほうれい線対策にオススメです。

 

まとめ

ほうれい線は様々な要因によって目立っていきます。

色々な治療方法がありますが、どれも一長一短です。

何を優先するかで、治療の選択は変わってくるかと思います。

私はこれまで美容医療に携わる中で、相談の多いほうれい線を改善するため、数多くの経験を積みました。

ほうれい線でお悩みの方は是非当院までお気軽にお問い合わせください。

メールカウンセリングも行っておりますので、来院しなくても相談可能です。

尚、診察料金は無料です。

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