
著者:
西日本初、関東唯一ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
紫外線対策…あなたは本当にできてますか?
ただ、紫外線は適切な量を浴びることは健康に良い作用を及ぼすことはあります。
日焼けがお肌に良くないことは身をもって感じている方もおられるのではないでしょうか。
紫外線は「老化の最大の原因」です。
シミ しわ たるみの約80%は光老化によるものです。
紫外線は今日の シミ しわではなく、5年後の見た目に変化が現れます。
たからこそ毎日の習慣があなたの未来のお肌を守ります。
ここでは紫外線が皮膚に及ぼす影響と、対策方法について解説します。
紫外線の効果
紫外線には「シミが増える」「皮膚の色が黒くなる」といったネガティブなイメージを持つ方も多いですが、メリットもあります。
以下で紫外線についてメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
①ビタミンDの合成
紫外線B波(UVB)を浴びることで皮膚のビタミンDが作られ、骨の形成や免疫力の維持にも役立ちます。
②季節性のうつ予防
日光(特に朝日)を浴びると、セロトニンの分泌が促進され、気分の安定や睡眠改善に効果的です。
メラトニンの分泌を促進し、快眠しやすくなり、睡眠時に成長ホルモンが分泌されることで皮膚ダメージの修復するため、美容面でも良いです。
朝の日光は特に健康に良いとされていて、起床後、UVクリームを塗った後は、多少の日光に浴びることは良いと思います。
③殺菌作用
紫外線にはある程度の殺菌効果があります。
デメリット
①紫外線は光老化(シミ しわ たるみ)
紫外線A波(UVA)は肌の真皮層にまで届き、コラーゲンを破壊→肌老化の8割が紫外線が原因といわれています。
②シミや肝斑の悪化
紫外線はメラノサイトを活性化させ、炎症後色素沈着(PIH)や肝斑を悪化させる原因です。
③皮膚がんのリスク
長期的な曝露でDNAにダメージが蓄積し、皮膚癌(UVB)に繋がるリスクがあります。
④免疫力の低下
強い紫外線により、皮膚の免疫細胞が損なわれることがあります。
紫外線の種類
紫外線(UV)は太陽光に含まれる不可視光線で肌に大きな影響を及ばします。
実は紫外線には3つの種類があります。このうち、私たちの身体に降り注ぐのは2種類です。
UVA
UVA(A波):真皮に届く紫外線です。
真皮層まで到達しダメージを与え、コラーゲン・エラスチンを破壊
皮膚の弾力が低下し、肌のハリ・ツヤが低下します。
更には線維芽細胞というコラーゲンやエラスチンを産生する細胞まで障害され、コラーゲン・エラスチンの量・質ともに低下します。
室内や曇りの日でも降り注ぎ、日常生活でも影響あり。
これが、しわやたるみの原因になるます。
UVB
UVB(B波):表皮に届く紫外線です。
肌表面に強く作用し、速やかに皮膚を障害します。
日焼け後に皮膚が赤くなったり(紅斑)、水ぶくれ(水疱)ができるのはこちらの紫外線が原因です。
⇒サンバーンと言い、火傷と同じ現象です。
また、皮膚のメラノサイトという、メラニンを産生する細胞を活性化させ、皮膚が黒くなります。
⇒サンタンと言います。
UVBは主にしみ・そばかすの原因になります。
UVC
UVCは殺菌作用があり、細胞障害作用が非常に強く、危険な紫外線ですが、大気中のオゾン層で吸収されるので、我々の皮膚には届きませんのでご安心くださいませ。
紫外線対策
次に紫外線対策に様々な種類がありますのでご説明させていただきます。
遮光
室内ではなるべく直射日光を浴びないよう、UV効果のある遮光カーテンを使用します。
日中外出する際は日焼け対策グッズ(日傘、長袖の服、帽子、サングラス)も使用してみてくださいませ。
欠点としては、荷物が増えることと、皮膚を日光に晒さないようにする長袖の服は夏場熱くなり、熱中症のリスクが増えることです。長袖の服を着用する際は水分をしっかり補給するようにしましょう。
日焼け止め剤の使用(サンスクリーン)
皮膚に塗るタイプが一般的ですが、最近では飲む日焼け止めもあります。
片方だけでは不十分なことが多いので、併用がとてもお勧めです。
塗る日焼け止め
ローションタイプ、乳液タイプ、ジェル、スプレーなど色々な種類があります。
SPF値とPA値を参考に、こまめに塗り直せるかという使用感も重要です。
当院採用のドクターズコスメであるエムディアのUVクリームは肌への刺激が低くかつSPF値とPA値が高いです。
1日2回のスキンケアで美肌に M-DEAR(エムディア)の化粧品
飲む日焼け止め
日焼けする1時間前くらいに内服し、4時間程度紫外線対策効果が出ます。
屋外スポーツの際にオススメです。
白玉点滴
皆様白玉点滴はご存じでしょうか?強力な抗酸化作用により、日焼けしたお肌の鎮静・リカバリーないしは日焼け予防になるので、夏場に受けられるのをオススメ致します。美白・美肌・疲労回復効果がある「グルタチオン」というアミノ酸を高濃度で注射する方法です。
内側のケアも重要!ビタミンでお肌の回復力UP
紫外線を浴びると、肌が荒れますが、それをいかに早く修復するかということも大事です。
それはビタミンを摂取することです。
特にビタミンB群、C、Eが重要です。
ビタミンCは荒れた皮膚を修復し、メラニン増加を予防します。
コチラの記事をご参照くださいませ。
SPF値とPA値について
SPF値
SPF値はUVB(肌表面を赤く焼く紫外線)値に対する防御機能の指標です。
2~50+までありますが、数値が高いほど効果が高いことを示しています。
数値の意味としては、「塗らない場合と比べて、何倍の量の紫外線を防御できるか」という意味です。
PA値
PA値はUVA値に対する防御機能の指標です。
PA+ UVA防御効果あり
PA++ UVA防御効果がある
PA+++ UVA防御効果が非常にある
PA++++ UVA防御効果が極めて高い
と4段階あり、+が増えれば増えるほどUVAの防御効果が高いということになります。
SPF値とPA値が高ければいいと言うものでもない
値が高いものは皮膚への負担も大きかったりするので、日差しの強さやシーンに応じて使い分けを行います。
日常生活、散歩 SPF15,PA++
軽いスポーツ,屋外行楽 SPF30,PA+++
炎天下のスポーツ、屋外行楽 PA++++
重要なのは後述する通り、こまめに塗り直すことです。
日焼け止めは厚めに塗る 塗り直しが重要
日焼け止め薬は時間とともに効果が切れるので、塗り直すことが重要です。
1日1回では不十分です!2~3時間んごとの塗りなおしが必要です!
一般的に多くの人が塗る量では、量が少ない事が多く、書かれているSPF,PA値通りの効果は出せません
なので、厚く塗ること、数時間おきに塗る直すことが大事です。
使用量はパール2個分~500円玉のサイズを目安にしてださいませ。
よくある質問
Q 曇りの日も日焼け止めって必要ですか?
A はい!必要です。曇りでも紫外線の6~8割は地上に届いてます。特に、UVAは曇りもガラスも通過するため、365日対策が必要です。
Q SPF50はお肌に悪いですか?
A 紫外線A波(UVA)に対する防御力の高さを表します。PA+よりPA++++の方がシワ たるみ予防効が高いのでエイジングケアにはPA++++の選択がオススメです。
Q インドア派だから日焼け止めいりませんか?
A 室内でも、紫外線は届いてしまいます。UVAはガラスも通過するので室内・車運転中でも対策が必要です。窓際のシミ多いです。
Q 日焼け止め、1回塗れば1日もちますか?
A 基本もちません。汗 皮脂 摩擦で落ちてしまうので2~3時間ごとに塗りなおしが理想です。特に屋外に出る日はこまめにお願いします。
まとめ
紫外線の影響は美容面で大きく、しみ・しわ・たるみの原因となり、見た目年齢に影響します。
紫外線対策=未来のお肌貯金
老けないためには、しっかりと紫外線対策をすることがオススメです。
紫外線を浴びた影響で、お顔のシミ・シワ・たるみが気になる方は、当院まで是非ご相談ください。
ご来院が難しければ、無料メールカウンセリングも行っております。
お写真をお送りいただければより具体的なカウンセリングも可能です。