電話予約
来院予約
LINE予約
著者：ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会 医師 齋藤秀明 ドクター紹介はこちら
最近なんだか、顔や体が少しふっくらしてきた・・・、むくみ？それとも脂肪？
ストレスでついつい食べ過ぎてしまったり、外出できなくて家にこもりがちになったりすることで、太ってしまうことはどうしてもあります。
そんな時に「ダイエット」として、運動を頑張ってみたり、食事に気を遣ったりすることはもちろん有用です。
しかし、最近は薬を活用して体重を減らす「医療ダイエット」という方法に注目が集まってきています。
ここでは飲むだけで痩身効果が期待できる「リベルサス」という内服薬について説明します。
目次
リベルサスとは？
リベルサスは、一日一回、朝に内服すると、その日の間効果を発揮する薬です。
これは、私たちの体内で、小腸から毎日分泌されるホルモン（GLP-１）を薬にしたもので、血糖値を下げる効果、消化管の運動を遅くする効果、食欲を減らす効果があります。
ですので、リベルサスを内服すると
過度な食欲を抑え、食事量をセーブでき、体重が減る
といった効果が期待できます。
リベルサスの働き
リベルサスには、先ほどお伝えした食欲を抑える以外にも、ダイエットに有利に働く効果が期待できます。
食欲を抑える
① 胃腸の動きを穏やかにすることで、普段の食事と同じ量や少ない量でも、いつもより満腹感を実感しやすくなります。
② 満腹中枢に働きかけて空腹感を減らし、食欲を抑えます。
③ 食べ物の消化吸収速度を遅くし、食後に血糖値が急激に上昇することを防ぎます。
糖分を消費しやすくする
① リベルサスはGLP-１受容体作動薬というタイプの薬で、GLP-１というホルモンに似た働きをします。
② GLP-１ホルモンは、元々私たちの体内に存在するもので、血糖値が高くなると小腸から分泌され膵臓からインスリンを分泌させる働きがあります。
③ GLP-１の働きによって、膵臓から分泌されるインスリンの量が増えると、血液中の糖分を筋肉などの組織で、エネルギー源として消費しやすくなります。
カロリー消費しやすい体質に
① リベルサス（GLP-１）は「褐色脂肪細胞」の働きにアプローチします。
（「褐色脂肪細胞」とは、脇の下や首など身体の特定の部分に存在し、脂肪を燃焼してエネルギーを作る働きがあります。しかし、加齢や肥満により活性が低下すると言われています。GLP-１はこの褐色細胞に働きかけ、活性化させる効果が期待できます。）
② 歳を重ねると、若い頃と同じ量を摂取していても痩せにくく、太りやすくなるのは、この褐色脂肪細胞が関わっていると言われています。
③ この褐色脂肪細胞が活性化すると、身体の脂肪分解を促し、カロリー消費をしやすい状態へ変化させる効果が期待できます。
リベルサスのメリット
リベルサスには次のような特徴があります。
・一日一回の内服で効果を発揮する
・食欲を抑えたいときだけ内服することもできる
・無理なく自然に食欲を抑えられる
リベルサスは内服することで、満腹中枢を刺激し、自然に食欲を抑えることが出来ます。
また、一日一回の内服のため、注射と違って痛みがなく、継続しやすいです。
つまり、過度な食事制限や運動をしなくても、食事量の調節がしやすくなって摂取カロリーを抑えることが出来るので、
ストレスを感じにくく、ダイエットが長続きしやすい
といったことが特徴です。
リベルサスの内服方法
リベルサスには、その作用を引き出すための効果的な服用方法があります。
服用回数は１日１回
リベルサスは１日１回の服用で長く効くように、GLP-１の働きを参考にして効き目を改良した薬です。
薬を飲み忘れた場合でも、薬を増やすことなく、１日１錠を服用しましょう。
空腹時に飲む
リベルサスは、胃の中に入っている食べ物や飲み物の成分によって吸収が悪くなるお薬です。
ですので、服用する際は起床時など空腹の状態で、３mg、７mg、１４mgのいずれか１錠をコップ半分（１２０ml以下）の水で飲むようにしましょう。
また、以下のことを守って服用する方が効果が期待できます。
・錠剤を割ったり、かみ砕いたりしない
・服用後の飲食や他の薬の服用は、内服後３０分～１時間経ってからにする
・お茶やコーヒーで飲まない
・服用ゼリーは使用しない
といったことも重要です。
薬は服用直前に取り出す
リベルサスは服用する直前にアルミシートから出してください。
湿気や光に弱い薬のため、錠剤がむき出しの状態で保管されていると、本来の薬の効果を発揮できない可能性があるため注意しましょう。
リベルサスがオススメな方
リベルサスは、次のようなお悩みをお持ちの方に向いている治療です。
- 食事量を自分ではコントロールしにくく、つい食べ過ぎてしまう方
- 間食や夜遅い時間の「ながら食べ」がやめられず、体重が少しずつ増えてきた方
- 運動や自己流ダイエットをがんばっても、なかなか結果につながらなかった方
- 「昔と同じくらいしか食べていないのに、年齢とともに太りやすくなった」と感じている方
リベルサスは、意志の力だけに頼るのではなく、「食欲そのものを穏やかにすることで、無理なく続けやすいダイエットをサポートするお薬」です。
リベルサスの効果が実感できない時は・・・
もしリベルサスを服用しても効果が乏しい時は、以下の点を確認してください。
内服方法が間違っている
まずは正しく飲めているか確認しましょう。リベルサスは服用方法に注意が必要なお薬です。
上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでみてください。
生活習慣が乱れている
リベルサス服用中は、基本的には過度な食事制限や運動は必要ありません。
しかし、服用と合わせて食事内容や運動量など、これまでの生活習慣を見直すことで体重減少の効果を感じやすくなります。
服用期間が短すぎる
リベルサスによる体重減少の効果が出るまでは、早い人で１ヶ月、通常の場合は３～４か月で現れます。
これより短い服用期間で効果が実感できない場合は、もうすこし継続して服用することで効果を実感して頂けるかもしれません。
投与量が足りていない
リベルサスは、体調にあわせて少しずつ投与量を調整するタイプの薬です。
通常の場合は最初の１か月に3mgを継続服用してから、2か月目には7mgへ増量します。
「服用しているのに効かない」と思ったときには、医師が診察で症状や体調を確認しながら、最大14mgまで増量が可能です。
また3mgでも食欲低下などの効果を実感できた方は、3mgを治療用量として継続して服用することできます。
リベルサスの3mgや7mgを服用中の方で効果を実感できないときには、投与量を検討するため当院までご相談ください。
リベルサスの副作用・リスク
そんな、ダイエットに有用な選択肢となりうる薬ですが、他のどんな薬でもそうであるように、リベルサスにもまれに起こり得る副作用やリスクが存在します。
胃腸症状（下痢、便秘、胃のむかつき、お腹のハリ）
これらの副作用は、投与初期に特に起こりやすいとされています。
継続して服用することで、胃腸症状の副作用は少しずつ落ち着くことがほとんどです。
そのため、最初は最小の３㎎から投与を開始して効果が物足りない場合、１ケ月後の状態を確認してから、徐々に投与量を増量していきましょう。
低血糖症状（冷や汗、震え、動悸など）
他の糖尿病薬に比べると、リベルサス（GLP-１受容体作動薬）は、血糖値が低い場合はインスリンを分泌させませんので、低血糖になりにくいとされています。
しかし、体重を減らすために過度に食事制限をしていると、もともと血糖値が低い状態からさらに低下してしまう可能性も考えられます。
ですので、過度に食事を減らしすぎたり、体調の悪い日も内服する、といったことは避けて内服してください。
膵炎（嘔吐を伴う腹痛、背部痛）
非常に稀ですが、嘔吐を伴う激しい腹痛などの症状が現れることがあります。
もしも症状が現れた時にはすぐに内服を中止し、お近くの医療機関を受診してください。
リベルサスを内服できない人
・妊娠中、授乳中、妊娠を希望している方
・過去に膵炎になったことがある方
・他の糖尿病の薬を内服している、注射をしている方
こういった方は、内服が出来ない場合があります。
当院のリベルサスの料金
それぞれ税込み1ケ月分の料金になります。
3mg … 8,500円
7mg … 16,000円
14mg … 26,000円
オンライン処方も可能(税込み30,000円以上で送料無料)ですので、ご来院が難しい方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
その他、内服するだけで糖質（１日６０～１００ｇ）と塩分をカットできるお薬も取り扱ってます。是非当院までご相談ください。
リベルサス（GLP-1受容体作動薬）について
未承認医薬品等（異なる目的での使用）
本診療科目に用いるGLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。 肥満治療目的での処方については国内では承認されておりませんが、現在、治験が行われています。 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
入手経路等
当院で処方するGLP-1受容体作動薬は国内医薬品販売代理店経由で購入しております。
国内の承認医薬品等の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているものはありません。美容・ダイエット目的での使用については保険適応外の自由診療となります。
諸外国における安全性等に係る情報
アメリカのFDAにおいて、2型糖尿病の治療薬としてはFDAの承認を取得しているお薬です。
副作用
副作用で主にみられるものは、吐き気、胸やけ、下痢などの胃腸障害ですが内服継続をすることで、それらの症状は緩和していきます。
一般的には、大きな問題なく服用いただける方がほとんどです。 ※もし症状が辛い場合は使用を中止し、ご連絡ください。
最後に
今まで、ダイエットに全く困ったことがない、という方は少ないと思います。
だんだんと年を重ねるごとに、以前よりも痩せにくく、太りやすくなる、というのは人の自然な変化です。
そんな時に、適度な運動やバランスの取れた食事で、少しずつ体重が減らせれば一番いいのですが、仕事で忙しかったり、毎日継続する事が難しかったり、様々な要因でなかなか実施できないことも多いです。
そういった場合、すごく頑張ってうまくいく場合は良いのですが、無理が祟ってストレスがたまり、途中であきらめてしまって、かえって体重が増えてしまうこともあると思います。
リベルサスは、一日一回の内服で、食事量のコントロールをサポートし、過度な我慢や極端なダイエットに頼らず、ストレスを減らしながら体重管理を続けやすくすることが出来ます。
運動や食事制限だけで体重を落とす以外に、医療の力を上手に取り入れることも一つの選択肢です。
体重でお困りの方は、是非一度ご相談いただけると幸いです。
03-6434-7678
オンライン相談 
来院予約