
著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
ほうれい線治療をしたいけど、いろんな治療が出てくる。
肌再生治療として有名なグロースファクターとPRPって何が違うの?
「グロースファクター(GF)注射」と「PRP(自己多血小板血漿)注射」は、どちらも自分の細胞を活用して肌の再生を促す画期的なアンチエイジング治療です。
どちらも「コラーゲンを増やしてハリを出す」点では共通しますが、作用機序や持続性、適応部位には大きな違いがあります。
この記事では、最新エビデンスを交えながらそれぞれの仕組みと特徴の比較を解説します。
自分に合うのはGF?それともPRP?ぜひ最後までご覧ください。
GF(グロースファクター)注射とは?
グロースファクター治療は、肌の真皮層にグロースファクター(成長因子)を注入して、コラーゲンやエラスチンの再生を促す治療法です。
ヒアルロン酸のように埋めるのではなく、肌そのものを内側からふっくら改善します。
効果はゆっくり現れますが、長期間(数年~10年)持続しやすいのが特徴です。
ナチュラルな変化を求める方におすすめの“根本改善型”の注入治療です。
PRP(多血小板血漿)注射とは?
PRP(多血小板血漿)注射とは、患者自身の血液を採取して遠心分離し、血小板を濃縮した血漿を真皮層に注入する再生医療技術です。
血小板にはPDGFやTGF‐βなどの成長因子が豊富に含まれ、これらが肌の自然治癒力を高めてコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
その結果、肌のハリ・弾力アップ、小ジワや毛穴の開きの改善、血行促進によるくすみの解消などが期待でき、自己由来成分による高い安全性も特徴です。
効果は注入後1〜2ヶ月で実感しやすく、持続期間はおよそ3〜6ヶ月とされています。
用機序と特徴
・自分の血液を遠心分離して抽出した多血小板血漿を注射
・血小板に含まれる各種成長因子が届けられ、傷の自然治癒力を活かした再生を誘導
・自己由来成分ゆえ、アレルギーや異物反応のリスクがほぼゼロと言われています。
効果発現・持続
・注入後1〜2ヶ月でコラーゲン産生がピークに
・持続期間は3〜6ヶ月程度。再注射で効果を維持
リスクと注意点
・グロースファクターのリスクはしこり、膨らみすぎる可能性があります。
→薬剤の配合、濃度、注入量、注入方法にこだわる必要がある。
・PRPは比較的効果が乏しい
→繰り返し治療を受ける必要がある。
比較項目 | グロースファクター(GF) | PRP(血小板血漿) |
---|---|---|
原料 | 純粋な成長因子製剤 | 患者自身の血液(遠心分離) |
安全性 | 異物反応少ない、製剤品質が鍵 | 自己由来でアレルギーリスク極小 |
即効性 | 中〜低(じわじわ) | 中(やや早めに実感しやすい) |
持続期間 | 数年以上~10年 | 約3〜6か月 |
適応部位 | ほうれい線(当院において) | 小ジワ・肌質改善・ニキビ跡 |
ダウンタイム | 赤み・腫れ 1〜2日 | 赤み・腫れ 1〜3日 |
コスト目安 | 1回あたり18万円(当院価格) | 1回あたり10~30万円 |
グロースファクターとPRPはどんな人に向いてるの?
グロースファクターがおすすめの方
まとめ
GF注射とPRP注射は、どちらも「肌再生」を目指す革新的治療です。
深部からじっくり持続させたい方はグロースファクター、自己由来でナチュラルかつ即効性を求める方はPRPを選ぶのがよいと思います。
あなたの肌に最適な“再生プラン”で、若々しいハリ・艶を取り戻しましょう!
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニックでは、一人ひとりの骨格や表情筋の動きまで診断したうえで、
本当に必要な治療だけを組み合わせた“オーダーメイド改善”をご提案しています。
皆様のお悩みに寄り添うことができるのを心よりお待ちしております。