
著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
「ほうれい線が気になるけど、どの治療が自分に合っているのかわからない」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、代表的な3つの治療法を美容皮膚科医の視点でわかりやすく解説します。
ほうれい線には、原因別に「皮膚のハリ不足」「脂肪のたるみ」「表情筋の癖」など、複数の要因が関係しています。
つまり、同じように見えるほうれい線でも、治療の選び方が違うということ。
ほうれい線ができる理由
ほうれい線は単なる皮膚のしわではなく、顔の構造変化が生み出す溝です。
● 主な原因
骨の萎縮(頬骨・上顎骨)
脂肪の下垂と減少
真皮のコラーゲン・エラスチン減少
表情筋の衰えや癖
ほうれい線ができる仕組みについて下記にまとめておりますのでご一読ください。
ほうれい線注射三種の神器
ほうれい線に対する直接的な注射治療には、主に「ヒアルロン酸」「グロースファクター」「ボトックス」の3種類があります。
それぞれのメリットデメリットについてお話していきます。
◆ ほうれい線グロースファクター注射
グロースファクター治療とは、成長因子(細胞増殖を促す物質)を注射で真皮層に届ける治療です。
肌内部の線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンの再生を促進し、ほうれい線の内側からのふっくら感”を自然に取り戻せます。
即効性はありませんが、3ヶ月~6か月かけてじわじわと改善が現れます。
ヒアルロン酸のように“埋める”のではなく、自分の肌力で再生する点が特長です。
効果の持続期間は5年~10年と比較的長く安定しています。
表情が硬くならず、ナチュラルな若返りが可能です。
ダウンタイムはほとんどなく、直後からメイクや外出も可能です。
「自然に若返りたい」「繰り返しの注入は避けたい」という方におすすめです。
メリット
真皮層に働きかけ、コラーゲン生成を促進
自然にふっくらするため、仕上がりがナチュラル
他の人にばれにくい
即効性はないが、効果が長期間持続
デメリット
効果が出るまでに1~6か月の時間が必要
稀に内出血・赤みが出ることがある
即効性を求める方には物足りなく感じる場合も
◆ほうれい線ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注入は、ほうれい線などの溝にジェル状のヒアルロン酸を注入し、内側からふっくらと持ち上げる治療です。
施術直後から効果を実感できる即効性の高さが特徴です。
ボリュームが出ることで、頬の下垂や影が軽減され、明るい印象になります。
効果は当院の製剤だと、1〜2年程度持続し、必要に応じて繰り返し治療が可能です。
顔全体のバランスを見て、注入ポイントを調整できるのが強みです。
施術時間は15~30分ほどで、ダウンタイムもほぼなく、当日メイクも可能です。
「すぐにほうれい線を目立たなくしたい方」におすすめの治療です
メリット
即効性が高く、施術直後から変化を実感できる
凹みにピンポイントで注入可能
製剤の種類や注入部位によって1〜2年の持続効果も
デメリット
入れすぎると不自然な仕上がりになる可能性
少量ずつメンテナンスが必要な場合も
浅すぎる注入で凹凸やチンダル現象(青く見える)を起こすことがある
◆ほうれい線ボトックス
ボトックスは、表情筋の動きを一時的にゆるめる注射です。
ほうれい線の中でも、笑ったときに深く出る“表情ジワ”タイプに有効です。
筋肉の過剰な動きを抑えることで、シワの悪化を予防し、浅く見せる効果があります。
治療効果は3〜4ヶ月程度と一時的ですが、繰り返すことで持続力が増します。
施術時間は数分と短く、ダウンタイムもほとんどありません。
たるみやボリュームロスが原因のほうれい線には効果が出にくいため注意が必要です。
他の治療(ヒアルロン酸やグロースファクター)との併用で相乗効果が期待できます。
「軽度のほうれい線」や「シワのクセをつけたくない方」におすすめの治療です。
メリット
表情筋の動きをゆるめ、“笑ったときだけ出るしわ”に有効
筋肉の緊張をほぐすことでほうれい線の深掘り予防にも
治療時間が短く、ダウンタイムも少ない
デメリット
適応は“表情ジワ”のみで、たるみによるしわには効果が薄い
効果は3〜4ヶ月と短期的
表情がやや硬くなる、違和感を覚える方もいる
どれを選べばいい?美容皮膚科医のおすすめは「かけ合わせ治療」
実は、最も効果的な治療法は1つだけを選ぶのではなく、「組み合わせる」ことです。
・ボトックス+グロースファクター(予防+肌質改善)
・グロースファクター+ヒアルロン酸(グロースファクターで土台を整え、ヒアルロン酸で調整する)
・たるみが主な原因:ヒアルロン酸+HIFU+成長因子
・イベント直前:ヒアルロン酸単独注入で即効リフト
よくある質問Q&A
Q1. ヒアルロン酸とグロースファクター、どちらがより自然ですか?
→ グロースファクターは“自分の肌の再生”を促すため、よりナチュラルです。即効性が欲しい場合はヒアルロン酸が効果的です。
Q2. ボトックスで口元が動かなくなるのが怖いのですが?
→ 適量を正確に注入すれば、自然な表情はキープできます。当院では筋肉の動きを見ながら調整しています。
Q3. 1回の施術でどのくらい持ちますか?
→ ヒアルロン酸は数か月〜2年、グロースファクターは5~10年以上、ボトックスは約3〜4ヶ月が目安です。
Q4. 副作用やリスクはありますか?
→ どの注射にも内出血や腫れのリスクはありますが、多くは数日〜1週間以内に自然におさまります。
ヒアルロン酸は確率は低いですが、失明や壊死などの重篤なリスクもあります。
Q5. 料金の目安は?
→ グロースファクターは18万円、ヒアルロン酸は1本7.7万円、ボトックスは1部位1.8~2万円程度です。
Q6. 年齢によっておすすめの治療法は変わりますか?
→ はい。30代は“予防”重視、40〜50代以降は“構造改善”がメインになります。年齢だけでなく、肌状態や骨格も大切です。
まとめ
ほうれい線の治療は、「どれが一番いいか?」よりも、“あなたの状態に合った治療を選ぶこと”が最も大切です。
当院では、表情・骨格・肌質すべてを診断したうえで、必要な治療だけを無駄なくご提案しています。
「自然に若く見られたい」
「繰り返す悩みから卒業したい」
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニックでは、一人ひとりの骨格や表情筋の動きまで診断したうえで、
本当に必要な治療だけを組み合わせた“オーダーメイド改善”をご提案しています。
是非一度無料カウンセリングにお越しくださいませ。