著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会 医師 齋藤秀明 ドクター紹介はこちら
この記事の結論
先に結論をお伝えすると、顎が少し引っ込んでいる方やEラインを整えたい方では、まず顎ヒアルロン酸を検討するケースが多いです。
理由は、切らずに治療でき、微調整がしやすく、施術直後から変化を確認しやすいためです。
一方で、顎ボトックス・脂肪注入・プロテーゼにもそれぞれ役割があります。大切なのは「どの治療が人気か」ではなく、「自分の顎の状態に合っているか」を見極めることです。
日本人は下顎骨が小さい方や顎が引っ込み気味の方が比較的多いといわれています。
極度の場合は出っ歯に見えたり二重顎に見えたりと、人目が気になる状態になることもあるでしょう。
そんなコンプレックスを解消したいと思ったことはありませんか?
実は美容医療の力で、それが可能です。
顎の形をきれいに整えると、Eラインと言って、横から見たときの姿が美しくなります。
また、フェイスラインが引き締まった印象になります。
こんなお悩みはありませんか?
- 横顔に自信がない
- 口元が前に出て見える
- 顎が小さく、顔全体が幼く見える
- フェイスラインがぼやけている
- 二重顎っぽく見えやすい
- 手術まではしたくない
- 自然に垢抜けた印象にしたい
実際の診療でも、「口元が出ているのが気になる」と相談に来られた方が、よく見ると顎の小ささが原因の一部だった、というケースは少なくありません。
まずは、ご自身の悩みが「顎の位置」「筋肉の動き」「骨格」「たるみ」のどれに近いのかを見極めることが大切です。
さて、顎形成するためにはいくつかの方法があります。
ここでは、顎形成をする美容施術による方法4選と、そのメリット・デメリットを解説いたします。


Eラインとは?なぜ顎が重要なのか
Eラインとは、鼻先と顎先を結んだラインのことです。
横顔の美しさを考える際の一つの目安として知られています。
顎が引っ込んでいると、実際には出っ歯ではなくても、口元が前に出て見えることがあります。
反対に、顎を適度に前へ出すことで、口元がすっきり見え、横顔全体のバランスが整いやすくなります。
つまり顎形成は、単に顎を出す治療ではありません。横顔、口元、フェイスラインの印象を整える治療です。
顎形成する4つの方法
では、早速どのようにしたら顎を形成できるのか、4つの方法をご紹介いたします。
| 治療 | 向いている悩み | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 顎ヒアルロン酸 | Eライン形成、顎の引っ込み | 即効性があり、微調整しやすい | 永久ではない |
| 顎ボトックス | 梅干しジワ、顎の力み | 筋肉の緊張をゆるめられる | 顎を前に出す治療ではない |
| 脂肪注入 | 自然なボリューム補正 | 定着すれば長期的 | 定着率に個人差がある |
| プロテーゼ | しっかり顎を前に出したい | 半永久的な変化 | 手術が必要 |
実際の診療では顎ヒアルロン酸が第一選択になることが多い理由
顎形成にはヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入、プロテーゼなど様々な方法があります。
しかし実際の診療では、手術を希望されない方の場合、まず顎ヒアルロン酸から検討することが多いです。
その理由は、単純に「人気だから」ではありません。
顎ヒアルロン酸は、顎形成に必要な条件をバランス良く満たしている治療だからです。
まず、施術時間は5〜10分程度と短く、施術直後から変化を確認できます。
また、顎は比較的少量のヒアルロン酸で変化が出やすい部位です。
当院では、1cc以内で十分にバランスが整うケースも少なくありません。
さらに、もし仕上がりが気に入らなかった場合でも、ヒアルロン酸溶解剤で元に戻せるという大きなメリットがあります。
プロテーゼのように手術は必要なく、脂肪注入のように脂肪採取も不要です。
もちろん永久的な治療ではありませんが、「まず自分に顎形成が合うか確認したい」という方にとっては非常に合理的な選択肢といえるでしょう。
あごヒアルロン酸注射
顎のヒアルロン酸注入とは、顎に硬めのヒアルロン酸を注入して形成し、形を整える施術です。
顎にヒアルロン酸を注入してあごを適度に前に出すことで、バランスの取れたフェイスラインを作れます。
効果の持続期間は大体2年程度です。
当院では、1回につき1cc以内の注入量で仕上げることが多いです。
正直なところ、手術までは希望されない方では最も選択されやすい治療です。
メリット
手軽にEラインを形成できる
微調整がしやすい
メスを使用しない(切らない治療)
痛みが少ない
ヒアルロン酸自体に麻酔が含まれている製剤を使用するため、痛みを抑えながら施術できます。
元の状態に戻すことが可能
ヒアルロン酸溶解剤があるため、仕上がりがお気に召さない場合や、思っていた印象と異なった場合には溶かすことができます。
デメリット
永久的な治療ではありません。
持続期間は、当院採用のもので約2年ですが、繰り返すことで持続期間が伸びる傾向があります。顎のヒアルロン酸は比較的持ちが良い部位です。
失明や皮膚壊死を引き起こす血流障害のリスクがあります。ただし、額・眉間・鼻・ほうれい線と比較すると、顎では起きにくい部位と考えられます。
ヒアルロン酸治療を検討している方は、ヒアルロン酸のリスク・副作用についても事前に確認しておくと安心です。
こんな方は顎ヒアルロン酸が向いています
- 顎が少し引っ込んで見える
- Eラインを整えたい
- 横顔に自信がない
- 口元が出て見える
- 二重顎っぽく見えやすい
- 手術は避けたい
- 周囲に気付かれにくい変化を希望している
- まずは自然な変化を試したい
特に日本人は下顎骨が小さい傾向があるため、顎を少し前に出すだけで横顔の印象が大きく変わることがあります。
また、「口元が出ていると思っていたら、実際は顎が小さかった」というケースも珍しくありません。
このような場合は、顎を整えるだけで顔全体のバランスが改善して見えることがあります。
ヒアルロン酸だけでは限界があるケース
一方で、ヒアルロン酸が万能というわけではありません。
以下のようなケースでは、ヒアルロン酸単独では限界がある場合があります。
- 骨格レベルで下顎後退が強い
- 噛み合わせに大きな問題がある
- かなり大きな顎を希望している
- 永久的な変化を希望している
こうした場合には、プロテーゼや外科的治療が適していることもあります。
大切なのは、「ヒアルロン酸が良いか悪いか」ではなく、ご自身の骨格や希望に合っているかどうかです。
あごボトックス
ボトックス注射とは、ボツリヌストキシン製剤をオトガイ筋へ注入し、筋肉の緊張を和らげる施術です。
顎に梅干しのようなシワが出る方や、顎先に力が入りやすい方に向いています。
ただし、顎そのものを前に出す治療ではありません。
そのため、Eラインを作りたい場合には、顎ヒアルロン酸と組み合わせた方がバランスを整えやすいこともあります。
メリット
メスを使用しない(切らない治療)
梅干しジワが改善する
顎先の力みが取れ、自然な丸みが出やすくなる
デメリット
ヒアルロン酸などと違って、劇的な形の変化は起きにくいです。
持続期間は3〜6か月程度で、効果は徐々に落ちていきます。
繰り返すことで持続期間が伸びる傾向はあります。
血管内に製剤を入れる治療ではないため、ヒアルロン酸のような血流障害のリスクは基本的にありません。
あご脂肪注入
脂肪注入とは、ご自身から採取した脂肪を専用の機器で処理し、お顔などに注入してボリュームを出す施術です。
顎に自然な丸みを出したい方には選択肢になりますが、ヒアルロン酸のようにシャープな形を細かく作るのはやや苦手です。
メリット
持続期間は、加齢や生活習慣、体重の影響で減少することが考えられますが、一度定着した脂肪は長期的に残ります。
あまり高さを出しすぎず、ナチュラルな形の顎をお望みの方に向いています。
デメリット
定着率が低いことがあります。
しっかりと形のある顎を形成するには向いていない場合があります。
触り心地に違和感が出ることがあります。
しこり、凹凸のリスクがあります。
ヒアルロン酸と異なり、元に戻しにくい点にも注意が必要です。
ヒアルロン酸と同様に失明や皮膚壊死を引き起こす血流障害のリスクがありますが、額・眉間・鼻・ほうれい線と比較すると、顎では起きにくいと考えられます。
脂肪採取部位と注入部位の痛み、ダウンタイムがあります。
あごプロテーゼ
シリコン製のプロテーゼを口腔内から挿入して、顎に固定を行い、顎形成をする方法です。
しっかり顎を前に出したい方、半永久的な変化を希望される方には選択肢になります。
一方で、手術である以上、ダウンタイムや感染リスクもあります。
メリット
持続期間は半永久的です。
ヒアルロン酸や脂肪注入のように吸収されたり、定着が悪かったりすることがありません。
必要に応じて取り外すことができます。
デメリット
メスを使用する施術です。
創部の傷跡が残る可能性があります。
異物挿入による感染リスク及びアレルギーの発生リスクがあります。
ずれる可能性があります。
ヒアルロン酸と比較すると侵襲性が高い治療です。
顎形成で顔全体の印象が変わる理由
顎形成というと「横顔をきれいにする治療」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
もちろんそれも正解です。
しかし実際には、顎形成によって変化するのは横顔だけではありません。
顎が適切な位置になることで、フェイスラインが引き締まって見えたり、二重顎が改善したように見えたりすることがあります。
また、顔全体の重心が整うため、小顔に見えるケースもあります。
診療していて感じるのは、「顎を少し整えただけなのに顔全体が垢抜けたように見える方」が意外と多いことです。
もちろん全員ではありませんが、顎は顔全体のバランスを決める重要なパーツの一つです。
当院のヒアルロン酸の症例
以下は顎ヒアルロン酸でEライン形成を行った症例です。
症例を見る時は、「どれくらい顎が前に出たか」だけでなく、鼻・口元・顎の位置関係が自然に整っているかを見ることが大切です。
不自然に尖らせるのではなく、横顔全体のバランスを整えることを意識して施術しています。

施術名:ヒアルロン酸注射
施術の説明:ヒアルロン酸製剤を気になる部位に注入し、凹凸感、シワ、たるみ改善、ハリ・肌質を向上させる方法です。注射で注入するだけという、手軽さを兼ね備えた施術です。
施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・違和感・左右差・血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。

施術名:ヒアルロン酸注射
施術の説明:ヒアルロン酸製剤を気になる部位に注入し、凹凸感、シワ、たるみ改善、ハリ・肌質を向上させる方法です。注射で注入するだけという、手軽さを兼ね備えた施術です。
施術の副作用(リスク):疼痛・腫れ・内出血・違和感・左右差・血管閉塞・アレルギー・感染・硬結を生じる可能性があります。
施術直後からこの状態です。
腫れや内出血はほとんど目立ちません。
齋藤医師施術で、厚生労働省認可の高品質ヒアルロン酸製剤であるアラガン社製のVolux XCを1本使用しました。
症例のような変化が全員に起こるわけではありませんが、顎ヒアルロン酸は横顔のバランスを整えたい方にとって、変化を実感しやすい治療の一つです。
症例を見る時のポイント
顎ヒアルロン酸の症例を見る際は、「顎がどれだけ尖ったか」ではなく、横顔全体が自然に整っているかを見てください。
顎を出しすぎると、かえって不自然に見えることがあります。
大切なのは、鼻、口元、顎のラインが自然につながっていることです。
また、正面から見た時のフェイスラインや、口元の印象も確認する必要があります。
顎だけを見て治療を決めるのではなく、顔全体のバランスで判断することが、仕上がりの自然さにつながります。
当院の顎形成ヒアルロン酸の価格
ヒアルロン酸はボトックスと異なり、皮内に残る製剤です。
そのため、当院では厚生労働省が認可済の安全性の高い製剤であるアラガン社製のジュビダームビスタ バイクロスシリーズ Volux XCを使用し、ご希望の形に添えるよう、しっかりデザインを行い、丁寧に施術いたします。
顎形成は、ただ前に出せばよい治療ではありません。
横顔のEライン、正面から見たフェイスライン、口元とのバランスを見ながら、入れすぎないことも大切です。
ヒアルロン酸の入れすぎが心配な方は、ヒアルロン酸の打ち過ぎに関する記事も参考にしてください。
まとめ
顎形成には、ヒアルロン酸、ボトックス、脂肪注入、プロテーゼなど複数の方法があります。
その中でも、手軽さ、調整のしやすさ、ダウンタイムの少なさを考えると、顎ヒアルロン酸は第一選択になりやすい治療です。
特に、顎が少し引っ込んでいる方、Eラインを整えたい方、手術までは希望しない方には相性が良いことが多いです。
一方で、骨格レベルで顎の後退が強い方や、半永久的な変化を希望する方では、ヒアルロン酸以外の治療を検討した方がよい場合もあります。
大切なのは、治療名で選ぶのではなく、自分の顎の状態と希望に合う方法を選ぶことです。
まずは、今の横顔やフェイスラインの悩みが、ヒアルロン酸で整えやすいタイプなのかを見極めるところから始めるのが現実的です。
顎形成で失敗しないためには、「どの治療が人気か」ではなく「自分の骨格に何が合うか」を見極めることが大切です。
顎が小さいのか、梅干しジワが原因なのか、それとも骨格の問題なのかによって、選ぶべき治療は変わります。
当院では無理に特定の治療をおすすめするのではなく、お顔全体のバランスを確認した上で、その方に合いやすい選択肢をご提案しています。まずは自分に合う方法を整理するところからでも大丈夫です。










