監修:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
「ピーリングなんて、ただ皮膚を剥がすだけ」
「敏感肌の人には向いてないのでは?」
もしそう思っているなら、今のピーリング製剤の進化に驚かれるかもしれません。
今回は、私が愛してやまない【ミラノリピール】についてなぜこんなに変わるのか?その「医学的根拠」について解説します。
ミラノリピールの効果
ざ瘡瘢痕(ニキビ痕)や色素沈着の改善
表皮のターンオーバーを強制的に促進し、メラニンを含む古い角質細胞を排出(落屑)させることで、色ムラのない均一な表皮へ入れ替えます。ミラノリピールに含まれる酸は、角質細胞同士をくっつけている「接着剤(デスモソーム)」を溶かします。
これにより、メラニンを抱え込んだ古い角質細胞が、自然な周期を待たずに強制的に「落屑(目に見える薄い皮剥け)」として排出されます。シミや色素沈着という「汚れの層」を物理的に薄くしていく為、回数を重ねるごとに色ムラのない、均一で透明感のある新しい表皮へと入れ替わるのです。
開大毛穴・角栓の詰まりの解消
「なぜ、他のピーリングより毛穴に効くの?」ポイントは※「BHA(サリチル酸)」が脂溶性(油になじみやすい性質)であること※です。
毛穴の中は、皮脂(油)で満たされています。
一般的なピーリングによく使われているAHA(フルーツ酸)は、水溶性なのでお肌表面は綺麗にできても油で弾かれて毛穴の奥までは入れません。
しかし、脂溶性のBHAは皮脂をスルスルと通り抜け、毛穴の奥深くへと入り込みます。
そこで、毛穴を押し広げている「過酸化脂質(酸化して硬くなった皮脂)」や「角栓」をドロドロに溶かして排出します。
つっかえ棒(角栓)がなくなった毛穴は、TCAの引き締め効果も相まって、自然とキュッと小さく収縮していくのです。
光老化による小じわ・弾力低下の改善
「ピーリングなのに、なぜ内側からハリが出るの?」
ここは、TCA(トリクロロ酢酸)の最大の強みである「創傷治癒機転(傷を治そうとする自己再生力)」を利用しています。
TCAが真皮層(お肌の奥のクッション部分)に届くと、細胞は「ダメージを受けた。早く修復しなきゃ」と錯覚します。
すると、お肌の弾力を作る工場でえある「繊維芽細胞」がフル稼働を始めます。
特に注目すべきは、「ⅲ型コラーゲン」の産生です。これは別名【ベビーコラーゲン】とも呼ばれ赤ちゃんの肌に多く含まれている、柔軟性のあるコラーゲンです。
このコラーゲンやエラスチンが真皮内に新しく大量に作られることでお肌の内部密度がギュッと高まり、内側から小じわを押し上げて、パンッとした弾力が生まれます。
【最大のポイント】なぜ「あえて剥がす」のか?
マッサージピールは(PRX-T33)は、過酸化水素を混ぜることで「表皮を剥がさずに、真皮だけ刺激する」技術です。
ダウンタイムを出せない方には最適です。
しかし、「クレーター状のニキビ跡」や「触るとザラザラする凹凸」は皮膚の表面自体が変形してしまってる状態です。これは、平らにするには真皮をふっくらさせるだけでなく、どうしても「表面の変形した組織を一度リセットする」プロセスが必要になります。
ミラノリピールが「あえて表皮の剥離(皮剥け)を伴う」のはこのためです。
数日間の皮剥けというダウンタイム(=組織が生まれ変わる)はありますが、物理的に肌の表面を入れ替え、根本的な「肌のテクスチャー(質感)」を変えたいという方にとって、非常に理にかなった、優れたアプローチと言えます。
最大の特徴 特殊技術
2層構造
ミラノリピールは【青】【黄色】の2層に分かれています。
・親油性(黄色)
酸が酸化するのを防いで、成分の安定化させます。塗布時には皮膚の被膜になり、水分の蒸発を抑えながら有効成分の浸透を助けます。
・親水性(青)
ここにTCA(トリクロロ酢酸)やAHA、BHA等の酸、ビタミン、アミノ酸が含まれており、皮膚深部へのバイオ刺激を与えます。
この2種類が混ざり合うことで、「高濃度なのに、刺激や痛みを最小限に抑えつつ、深部まで届く」という従来のピーリングでは不可能だった挙動を実現しています。
TCA35% 【真皮層へアプローチ】
ミラノリピールには、TCA(トリクロロ酢酸)です。顔用35% ボディ用で50%という非常に高い濃度が配合されています。
バイオ刺激作用
TCAは、皮膚の真皮層にある【線維芽細胞】を強力に刺激します。
・コラーゲン生成:肌のハリの元となるコラーゲンを新しく作るように指令をだします。
・エラスチン生成:肌の弾力を司るエラスチンを増やします。
これにより、表面を削るだけでなく※肌の内側から皮膚の細胞密度を高める(=凹凸や小じわを押し上げる)効果ができるのです。
角質剥離作用
同時に、皮膚表面の古い角質同士の結合を緩めます。
これにより、蓄積したメラニンや毛穴を塞いでいた角栓が排出され、強制的にターンオーバーが正常化されます。
これが、施術後におきる皮むけの正体です。
「酸」だけじゃない。肌を再生させる「栄養カクテル」
ミラノリピールが、他のピーリングと一線を画すのは酸以外の有効成分が豊富に含まれています。
ⅲ型コラーゲン誘導体(GABA アルギニン グリシン)
肌の再生に必要なアミノ酸を補給し、TCAによる刺激を【修復 再生】へと繋げます。
また、GABAには筋肉をリラックスさせる作用があり、小じわ抑制にも寄与します。
ビタミンC B2
強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去しながら毛細血管を強化します。
つまり「破壊(ピーリング)」「再生(栄養補給)」を同時に行う為ダウンタイム後の仕上がりが格段に美しいのです。
ミラノリピールのダウンタイム
ミラノリピールにおいて、施術後3~7日程度で起こる薄い皮剥けは、副作用ではなく【皮膚組織の正常なリモデリング(再構築)】です。
美容看護師として✨
この期間中、無理に皮を剥がすと色素沈着(PIH)のリスクが高まります。
新しい無防備な表皮が露出している状態ですので、セラミド等を高配合した医療機関専売品コスメでの徹底した保湿と厳重な紫外線対策(UV遮断)が必須となります。
創傷治癒環境を維持することが、最終的な仕上がりの美しさに直結します。
👑化粧水 クリームは「一度にたくさん」より「何度も重ねて」が鉄則です。👑
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まとめ
美容皮膚科領域においてミラノリピール
(TCA 35%配合)は、単なる角質ケアの枠を超えた「皮膚の生理学的リモデリング(再構築)」を目的とした治療です。
最大の特徴は、サリチル酸(BHA)や各種AHAによる「強力な角質剥離作用」と、TCAが真皮網状層に到達することで起こることで同時に引き起こす作用があります。
🌟ざ瘡瘢痕(ニキビ跡)や色素沈着を改善したい
🌟開大毛穴や角栓の詰まりを解消したい
🌟光老化による小じわ・弾力低下を改善したい
【数日のダウンタイム】を許容できるのであれば、ミラノリピールはあなたの肌を一段階上のステージへ引き上げる強力な選択肢となります。
ミラノリピールが合うか、まずは診察で「悩みの正体」を整理しませんか
毛穴・ニキビ・くすみ・赤み・色ムラ・小ジワ・ハリ不足。似た悩みでも、選ぶべき治療は変わります。
予約とメール相談、どちらでも大丈夫です。
よくある質問(Q&A)
Q1:「TCA35%」と聞くと、施術中の痛みが心配です…💦
A:強い痛みというよりは、「熱感」や「ピリピリ感」を感じる方が多いです。
高濃度の酸を使用するため、お肌に塗布している最中に、カーッと熱くなるような感覚や少しピリピリと刺激があります。
ただ、特殊技術の2層構造により刺激はかなり抑えられるため、「我慢できないほど痛い」という方はほとんどいらっしゃいません。
拭き取るとスッと落ち着くのでご安心ください。
Q2:施術後、メイクはいつからできますか?
A:翌日から可能ですが、数日後からの「皮剥け」にご注意ください。
施術直後は、お肌がとてもデリケートな状態になっているため、当日のメイクはお控えいただいています。
翌日からは、通常通りメイクは可能ですが、3日目あたり薄い皮剥け(落屑)が始まると、ファンデーションが少し乗りにくくなります。保湿力の高い下地や、マスクでカバーしたりがオススメです。
Q3:1回だけでも効果はありますか?
A:1回でも「ツルンとした手触り」は実感できますが、根本改善なら【4回~6回】が推奨です。
1回の施術でも、表面の古い角質がリセットさせるため、くすみが抜けて手触りが滑らかになるのを実感していただけます。ただ、ニキビ跡の凹凸や真皮層のコラーゲンをしっかり増やして肌質を根本から変える(リモデリング)には、「2~3週間に1回ペースでまずは、4~6回」続けていただくのが医学的にも最も効果的です。
Q4:お仕事を休む(長時間のダウンタイム)は必要はありますか?
A:お休みを取る必要はありません。
「皮むけ」といっても、日焼け後のようにベロベロと大きく剥けるわけではなく、消しゴムのカスのように薄い皮がポロポロと剥がれ落ちるイメージです。マスクをしていれば周りからはほとんど気づかれないレベルですので、通常通りお仕事に行かれる方が大人数です。







