
著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
シミ取り治療を受けたけど、アフターケアってどうしたらいいの?
「かさぶたはいつ取れる?紫外線は大丈夫?」
そんな疑問を持つ方へ
この記事では美容皮膚科でのシミ取り(レーザー)治療後に行うべき正しいアフターについて、詳しく解説します。
施術後の過ごし方によって、治療効果や色素沈着のリスクが大きく変わるため、必ずチェックしてください。
1 シミ取り後の肌の状態とは?
シミ取りレーザー治療後の肌は、一見落ち着いて見えても、実際はとても繊細でデリケートな状態にあります。
レーザーのエネルギーがメラニン色素に反応して熱を与えることで、シミの元を破壊しています。
これは、軽い火傷に近い反応と考えてください。
【よく見られるダウンタイムの症状】
🌟軽度の赤みやヒリつき
レーザーの熱による刺激で、赤みやヒリヒリ感がでることがあります。
通常は、数時間~2日程で治りますが、肌が敏感な方では長引く場合もあります。
🌟かさぶたの形成(2~14日で自然に剥がれる)
レーザーによって破壊されたメラニンは、かさぶたとして肌表面に浮かび上がることがあります。
これは、治療が効いているサインで無理に剥がさず自然に落ちるのを待つことが非常に大切です。
・当院は2週間テープ保護をお願いしています。シミ取り箇所はテープ保護をお願いいたします。
🌟シミが一時的に濃く見えることも
施術直後や、かさぶた形成期には、シミが以前より濃くなったように見える場合があります。
これは、レーザーがメラニンに反応した正常な過程で、数週間かけて薄くなっていきます。
🌟乾燥・皮むけ
一部の方は乾燥や軽い皮むけを感じることがあります。
これは、肌のターンオーバーが進んでる証拠。保湿ケアが非常に重要です。
【注意が必要な症状】
・赤みが1ヶ月以上引かない
・強い痛みや腫れ、水ぶくれ
・化膿してるように見える。
これらは、炎症や感染の兆候である可能性があるため、自己判断せず専門の医師の判断を仰ぎましょう。
シミ取り後の正しい処置の方法
🌟紫外線対策を徹底的に行う
・SPF30以上・PA+++以上の日焼け止めを毎日使用
・外出時は帽子・マスクでの物理的なカバーも有効
・UVケアは、治療直後から365日必要
紫外線=色素沈着のリスクがあります。
🌟保湿を行う
・レーザー後の肌は乾燥しやすくバリア機能が低下しています。
・処方する塗り薬2週間テープ保護をしていただく必要があります。
・刺激の強い化粧品は数日避けていただきたいです。例えば、高濃度レチノール等は避けていただくようにお願いいたします。
🌟かさぶたは❝絶対に❞無理に剥がさない
・かさぶたは、自然に剥がれるまで放置するのが絶対です。
・無理にこすったり剥がしたりすると色素沈着(PIH)や傷あとになる可能性があります。
・当院では、2週間はテープ保護が絶対です。
🌟洗顔・クレンジングは、❝優しく❞
・ゴシゴシ洗わず、泡で包み込むような洗顔
・クレンジングは、オイルフリー・刺激の少ないものを使用
・熱すぎるお湯もNG。ぬるま湯で優しくすすぐ
🌟メイク・入浴・運動の注意点
・治療部位へのメイクは、かさぶたが取れるまで、避ける。
・入浴は当日から可能ですが、長風呂・サウナ・激しい運動は2~3日避けてください。
・血流が良くなると赤みやかゆみが悪化することもあります。
炎症後色素沈着(PIH)を防ぐには
PIHとは、レーザー後に炎症が残り、メラニンが沈着する状態のこと。
コチラは必ず出でしまいます。
通常は、数か月で自然に薄くなりますが、次のような予防策が重要です。
・UV対策の徹底
・保湿と摩擦回避
・医師処方の内服薬(トラネキサム酸 ビタミンC)
・ハイドロキノンやレチノール等の外用薬
まとめ シミ治療は【見極め+継続ケア】が美肌への最短ルート
シミ治療は、1回の施術で完全に完了するものなかなかはありません。
「的確な見極め」+「継続的なアプローチ」+「丁寧なアフターケア」が三位一体になって初めて、美しい仕上がりにつながります。
シミ治療は、患者様自身のケア意識と、美容医療の力が合わさることで効果が最大限に発揮できます。
一時的な変化ではなく、【自信を持てる肌】を手に入れるために
当院、大阪・東京Houreisenスキンクリニックはそのお手伝いをする場所です。
ご不安なことあれば、いつでもご相談くださいませ。
よくある質問(Q&A)
Q:1 シミが施術後に濃くなったように見えるのですが、これは失敗ですか?
A ご安心ください。これは正常な反応です。
レーザー後、メラニンが浮き上がる過程で一時的にシミが濃く見えることがあります。
これは、治療が効いているサインで、1~2週間ほどで自然に薄くなっていきます。
Q:2 かさぶたはいつとれますか?無理に剝がしても大丈夫でしょうか?
A 無理に剥がさず、自然に剥がれるのを待ちましょう。
かさぶさは、通常2~7日程度で自然に剥がれます。
剥がしてしまうと炎症後色素沈着(PIH)や瘢痕の原因になるため注意が必要です。
Q:3 赤みやヒリつきが続いています。大丈夫でしょうか?
A 軽度の赤みは数日間続くことがありますが、2週間以上続く場合は一度ご相談くださいませ。
赤みやヒリツキ感は一時的な炎症反応です。ただし、熱感・腫れ・膿み等がある場合は感染の可能性もあるため、
早めの受診をオススメします。
Q:4 施術部位のメイクはいつから可能ですか?
A 一般的には、かさぶたが取れた後から可能です。当院では、2週間軟膏+テープ保護を徹底しております。
また、テープの上からであればメイク可能です。
Q:5 次回のシミ取りレーザーはいつ受けれますか?
A レーザートーニング等は、シミ取り後から1ヶ月以降であれば施術は可能になります。
ただ、シミ取り後の炎症が長引いているのであれば1度診察させていただいてからになります。
また、当院はシミ取りレーザーで、同じ箇所であれば半年は期間をあけていただくようお願いいたします。
Q:6 治療後に色素沈着を防ぐにはどうしたらいいですか?
A 紫外線対策と保湿が最も重要です。
・毎日のUVケア(SPF30以上)
・刺激や摩擦を与えない。洗顔時やマスク等
・医師の指示に従った内服や外用薬 ハイドロキノンやビタミン剤
詳細はコチラ→ https://www.osaka-houreisen.jp/beauty-oraldrugs/
これらのケアが、炎症後色素沈着(PIH)の予防と回復につながります。
Q:7 痛みはどれくらい続きますか?
A 通常は、施術当日~翌日にかけて軽いヒリつきが出る程度です。
強い痛みや腫れ、膿等があれば感染や過度の炎症の可能性があるため、必ず医師にご相談くださいませ。