著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
「最近、頬が下がってきた」「顔の輪郭がぼやけて見える」「美容外科でフェイスリフトを勧められた」「実際にフェイスリフトを受けたけれど、ほうれい線だけが残っている気がする」
このようなお悩みでご相談に来られる方は、当院にも多くいらっしゃいます。
たるみ治療と聞くと、フェイスリフトを思い浮かべる方も少なくありません。
しかし、顔全体のたるみ改善と、ほうれい線の改善では、適した治療が異なる場合があります。
この記事の結論
先に結論をお伝えすると、フェイスリフトは「たるみ」の改善には有効な治療ですが、ほうれい線の原因によっては十分な改善が難しい場合があります。
特に、ほうれい線の原因が皮膚の弾力低下・くぼみ・骨格変化・折れジワにある場合、フェイスリフトだけではほうれい線や影が残ることがあります。
そのような場合には、フェイスリフトに加えて、グロースファクター注射やヒアルロン酸注入などの美容皮膚科的治療を組み合わせることで、より自然な仕上がりを目指せることがあります。
このようなお悩みはありませんか?
✓ フェイスリフトをしたのに鼻横の影が残る
✓ たるみは改善したのに折れジワが気になる
✓ 笑った後に線が戻りにくい
✓ ファンデーションがほうれい線にたまる
✓ 若返ったはずなのに「まだほうれい線が残った感じ」がする
これらは単純な「たるみ」だけでなく、皮膚そのものの老化やくぼみが関係している可能性があります。

外科的フェイスリフトとは?
外科的なフェイスリフトは、皮膚およびSMAS層を切開・剥離し、たるんだ組織を物理的に引き上げて縫合する治療です。
たるみの原因にしっかりアプローチできるため、広範囲のリフトアップ効果が期待できます。
顔全体をリフトするフルフェイスリフトや、フェイスラインを中心としたミニリフトなど、悩みに応じて方法を選択できます。
持続効果は5〜10年程度とされることが多いですが、切開を伴うためダウンタイムが長くなる点も特徴です。
切らないフェイスリフトとは?
糸リフトは、医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げる治療法です。
頬やフェイスラインのもたつき、中顔面の軽度な下垂に対して、ナチュラルなリフトアップ効果が期待できます。
また、挿入した糸の刺激によって周囲の組織でコラーゲン生成が促されるため、肌のハリ感アップも期待できます。
糸の種類や本数、挿入方向によって、仕上がりの印象をある程度調整できることも特徴です。
フェイスリフトで改善できるのは主に“たるみ”
フェイスリフトで改善しやすい症状
・脂肪の下垂による頬や口元のたるみ
・マリオネットライン
・フェイスラインのもたつき
・あご下たるみ
フェイスリフトは、たるみ治療として非常に優れた治療です。
しかし、ほうれい線は原因によって適した治療が変わるため、単に引き上げるだけで改善できるとは限りません。
フェイスリフト後も残りやすいほうれい線の原因
・皮膚のハリ低下
コラーゲンやエラスチンの減少により、折れジワが残ることがあります。
・鼻横〜ほうれい線のくぼみ
頬が上がっても、鼻横のくぼみや影が残ることがあります。
・脂肪萎縮
ボリュームロスによって、ほうれい線周囲の凹みが目立つことがあります。
フェイスリフト後も残りやすいほうれい線の原因
・皮膚のハリ低下
コラーゲンやエラスチンの減少により、折れジワが残ることがあります。
・鼻横〜ほうれい線のくぼみ
頬が上がっても、鼻横のくぼみや影が残ることがあります。
・脂肪萎縮
ボリュームロスによって、ほうれい線周囲の凹みが目立つことがあります。
・骨格変化・骨吸収
加齢によって上顎骨や梨状口周囲では少しずつ骨吸収が進み、鼻横を支える土台が減少していきます。
その結果、頬の組織や皮膚を支える力が弱くなり、鼻横のくぼみやほうれい線の影が深く見えるようになります。
フェイスリフトは皮膚や筋膜を引き上げる治療ですが、骨格のボリュームそのものを増やす治療ではありません。
そのためフェイスリフト後も鼻横のくぼみやほうれい線の影が残ることがあります。
つまり、フェイスリフトで頬が上がっても「ほうれい線そのもの」が必ず消えるわけではありません。
詳しくはリフトアップだけでは改善しないほうれい線や、鼻横のくぼみの記事も参考になります。
フェイスリフト後に追加治療を検討しやすいケース
✓ 鼻横の影が残る
✓ 折れジワが気になる
✓ 肌質やハリも改善したい
✓ 自然な若返りを重視したい
フェイスリフトのみで満足しやすいケース
✓ 頬全体のたるみが主な悩み
✓ フェイスライン改善が主目的
✓ ほうれい線の折れジワやくぼみが強くない
当院でのほうれい線治療
● グロースファクター注射

フェイスリフト後に残るほうれい線では、実は「皮膚の質感」や「折れジワ」が原因となっていることがあります。
グロースファクター注射は、皮膚内でコラーゲンやエラスチンの再構築を促し、皮膚そのものの改善を目指す治療です。
即効性を重視する治療というよりも、自然さ・長期的な持続・皮膚そのものの改善を重視したい方に向いています。
実際の診療でも、フェイスリフト後に残ったほうれい線の最終仕上げとして選ばれる方がいらっしゃいます。
詳しくはヒアルロン酸との違いや、後悔しないための注意点もご覧ください。
● ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入は、くぼみやボリュームロスを即時的に改善できる治療です。
フェイスリフト後に残る鼻横のくぼみや影に対して、有効な場合があります。
ただし、注入量や注入する層を誤ると不自然に見えることがあるため、解剖を理解したうえで慎重に行う必要があります。
一方で、持続期間には限りがあるため、長期的な改善を希望される場合には、グロースファクター注射との組み合わせを検討することもあります。

複合治療
【症例】糸リフト+ヒアルロン酸+グロースファクター併用
まずグロースファクターで皮膚そのものを整え、その後に糸リフトで頬を引き上げ、ヒアルロン酸でくぼみを補正した症例です。
単独治療ではなく、原因ごとに治療の役割を分けた複合治療です。

まとめ
フェイスリフトは非常に優れた若返り治療ですが、ほうれい線の原因はたるみだけではありません。
皮膚の弾力低下、くぼみ、骨萎縮、脂肪の下垂、骨格など、複数の要因が関係しているため、手術後もほうれい線が気になる場合があります。
そのため、ほうれい線の原因を正しく見極めたうえで、適した治療を選択することが重要です。
✓ 皮膚そのものの改善 → グロースファクター
✓ くぼみ改善 → ヒアルロン酸
✓ 頬の脂肪や皮膚のたるみを引き上げる → 糸リフト
フェイスリフトを受けるか迷っている方も、受けた後にほうれい線が残っている方も、まずはほうれい線の原因を整理することが大切です。
特に、鼻横の影・折れジワ・ハリ低下まで気になっている場合は、リフトアップ単独ではなく、美容皮膚科的治療も含めた複合治療が有効な場合があります。
当院では、無理に治療をおすすめすることはありません。まずは今のほうれい線の状態を理解するところから始めてみませんか?











