著者・監修:
ほうれい線・シワ・たるみ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科 / 東京Houreisenスキンクリニック / 名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 美容皮膚科医 笹川新也
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定期的に当院へお越しいただいている40代女性の患者様です。
もともと大きなたるみがある方ではありませんでしたが、最近になって「以前より少しフェイスラインがゆるんできた気がする」と感じるようになり、いつもの美容メンテナンスのひとつとして糸リフトをご希望されました。
糸リフトと同時に、他院で施術された目の下のヒアルロン酸が少し違和感を感じられるとのことで、ヒアルロン酸溶解注射も行いました。
今回使用したPCLの糸について
今回の症例では、PCL(ポリカプロラクトン)素材の糸を使用しています。
PCLは、糸リフトに使用される吸収性素材のひとつで、しなやかさがあり、お顔になじみやすいことが特徴です。
フェイスラインを強く引っ張り上げるというよりも、自然なリフト感を出しながら輪郭を整えたい方にも適しています。
今回の患者様も、大きく印象を変えることではなく、フェイスラインのゆるみを定期的にメンテナンスすることを目的としていたため、PCLの糸を左右合計10本使用しました。
「しっかり引き上げた感じ」よりも、「なんとなく輪郭がすっきりした」という自然な仕上がりを目指した症例です。
糸の種類は、たるみの程度や脂肪量、骨格、ご希望の仕上がりなどを確認しながら選択しています。
正面

右側

左側

たるみ治療というと、「かなりたるんでから受ける治療」というイメージを持たれる方もいらっしゃいます。
しかし実際には、この方のようにフェイスラインの変化がまだ軽いうちから、今の輪郭をできるだけ自然に整える目的で糸リフトを選ばれる方もいらっしゃいます。
今回は、お顔全体を強く引き上げるのではなく、気になり始めたフェイスラインのゆるみを中心に、自然な変化になるよう施術を行いました。
また同日に、以前他院で目元に注入されていたヒアルロン酸についてもご相談があり、ヒアルロン酸を溶解する治療を行っています。
美容医療は、毎回同じ施術を繰り返すのではなく、その時のお顔の状態や過去に受けた治療も確認しながら、必要な治療を選んでいくことが大切です。
施術前
正面

右側

左側

治療前も大きなもたつきや強いたるみは目立ちませんが、フェイスラインを見ると、以前と比べてやや輪郭がゆるみ、少しぼやけた印象になっているのがわかるかと思います。
こうした軽度の変化は、ご本人だからこそ気づきやすいポイントでもあります。
今回は「大きく引き上げたい」というよりも、気になり始めたフェイスラインのゆるみを自然に整え、すっきりとした輪郭を保つことを目的に糸リフトを行いました。
施術直後
正面

右側

左側

糸リフトの施術直後は、麻酔や施術による腫れがあるため、完成時の仕上がりとは少し異なって見えます。
また、麻酔の影響により、一時的にお顔を動かしにくい、話しにくい、食事がしにくいと感じることがあります。これらの症状は通常、麻酔が切れるにつれて徐々に改善し、数時間程度で落ち着いていきます。
施術直後はお顔に軽度の腫れがみられますが、日常生活や外出に大きく支障が出るほどではないことが多いです。
この時点ではまだ完成ではなく、腫れやむくみが落ち着くにつれて、フェイスラインも徐々になじみ、より自然な仕上がりへと変化していきます。
施術1ヶ月後
正面

右側

左側

施術から1か月後です。
施術前と比較すると、口元からフェイスラインにかけてのもたつきがすっきりし、輪郭が自然に引き締まった印象になりました。
特に、口横からフェイスラインにかけてのラインが整い、お顔全体もすっきりと見えるようになっています。
また、同日に行ったヒアルロン酸溶解注射により、他院で注入されたヒアルロン酸による目の下のふくらみや違和感も改善しました。ボリュームが減りすぎることなく、目元になじむ自然な状態になっています。
もともと大きなたるみがあった症例ではありませんが、少し気になり始めていたフェイスラインを整えることで、自然な変化につながりました。
患者様ご本人にも仕上がりをお喜びいただけました。
40代の糸リフトについてよくある質問
40代の糸リフトは何本くらい必要ですか?
必要な本数は、年齢だけで決まるものではありません。
フェイスラインのゆるみや頬のたるみの程度、皮下脂肪の量、骨格、使用する糸の種類などによって適した本数は異なります。
当院では、フェイスラインや口横のもたつきを両側から整える場合、左右合わせて10〜14本程度を一つの目安としています。
今回の症例では、大きなたるみではなく軽度のフェイスラインのゆるみが中心だったため、PCL10本で施術を行いました。
たるみが軽くても糸リフトを受けられますか?
はい。糸リフトは、たるみがかなり進行してからでなければ受けられない治療ではありません。
今回の患者様のように、「以前よりフェイスラインが少しぼやけてきた」「口横のもたつきが気になり始めた」といった段階でご相談いただく方もいらっしゃいます。
ただし、軽度のたるみであれば糸リフト以外の治療が適している場合もあるため、お顔の状態を確認したうえで治療方法をご提案します。
糸リフトは1ヶ月後が完成ですか?
施術直後は麻酔や腫れ、むくみなどの影響があるため、完成した状態ではありません。
多くの場合、腫れやつっぱり感が徐々に落ち着き、2〜4週間程度かけてフェイスラインになじんでいきます。
今回の症例では、1ヶ月後には口横からフェイスラインにかけてのもたつきが自然に整い、すっきりとした輪郭になっています。
糸リフトは定期的に受けたほうがいいですか?
必ず定期的に受ける必要がある治療ではありません。
ただし、加齢による皮膚や脂肪の変化は少しずつ進むため、良い状態を維持したい方が、お顔の変化に合わせて追加治療を検討されることがあります。
毎回同じ本数や同じ施術を行うのではなく、その時のお顔の状態に合わせて必要な治療を選ぶことが大切です。
まとめ
今回の症例のように、40代では「大きくたるんだ」というよりも、以前と比べてフェイスラインが少しぼやけたり、口横のもたつきが気になり始めたりすることがあります。
このような軽度の変化では、無理に大きく引き上げるのではなく、現在のお顔のバランスを保ちながら必要な部分を自然に整えることも一つの選択肢です。
糸リフトが適しているか、何本程度必要なのかは、年齢だけではなく、たるみの程度・脂肪量・骨格・希望する仕上がりによって異なります。
「まだ糸リフトをするほどではないかも」と迷われている方も、まずは現在のお顔の状態を確認したうえで治療方法を検討することをおすすめします。
ぜひ一度、当院へご相談ください。













