定期的に当院へお越しいただいている40代女性の患者様です。
今回は、気になり始めたフェイスラインのゆるみに対して、PCLの糸を左右合計10本使用しました。同日に、他院で目の下に注入されていたヒアルロン酸についてもご相談があり、ヒアルロン酸溶解注射を行っています。
Before / After
正面

右側

左側

施術内容:PCL糸リフト 左右合計10本/目の下のヒアルロン酸溶解注射
治療期間・回数:1日・1回(写真:施術前、施術直後、1か月後)
料金:
PCL 10本 220,000円(税込・現在の通常料金)
PCL 1本 22,000円(税込)
ヒアルロン酸溶解注射 1本30,000円/2本40,000円(税込・現在の通常料金)
※本症例で使用したヒアルロン酸溶解注射の本数は、既存記録に記載がありません。
※糸リフトは使用する糸の種類・本数によって料金が異なります。
※糸リフトの麻酔代などの諸費用は別途かかりません。
主なリスク・ダウンタイム:
糸リフト:疼痛、腫れ、むくみ、内出血、つっぱり感、左右差、皮膚の凹み・凹凸、違和感、感染、糸が透ける・露出するなど。神経や耳下腺など周囲組織を損傷する可能性もあります。腫れは数日〜1週間程度、内出血は1〜2週間程度が目安で、経過には個人差があります。
ヒアルロン酸溶解注射:腫れ、赤み、内出血、痛み、アレルギー反応など。まれに強いアレルギー反応が生じることがあります。また、1回で溶け切らない場合や、溶かしたくない範囲のヒアルロン酸にも反応する可能性があります。
ご相談時のお悩み
もともと大きなたるみがある方ではありませんでしたが、最近になって「以前より少しフェイスラインがゆるんできた気がする」と感じるようになり、いつもの美容メンテナンスのひとつとして糸リフトをご希望されました。
大きく印象を変えることではなく、気になり始めたフェイスラインのゆるみを整え、すっきりとした輪郭を保つことをご希望されていました。
また、他院で目の下に注入されたヒアルロン酸に少し違和感があるとのことで、こちらも同日にご相談いただきました。
治療前
正面

右側

左側

治療前も大きなもたつきや強いたるみは目立ちませんが、フェイスラインを見るとやや輪郭がゆるみ、少しぼやけた印象になっていました。
こうした軽度の変化は、ご本人だからこそ気づきやすいポイントでもあります。
今回は「大きく引き上げたい」というよりも、気になり始めたフェイスラインのゆるみを自然に整え、すっきりとした輪郭を保つことを目的に糸リフトを行いました。
今回の施術
今回の症例では、PCL(ポリカプロラクトン)素材の糸を使用しています。
PCLは、糸リフトに使用される吸収性素材のひとつで、しなやかさがあり、お顔になじみやすいことが特徴です。
今回の患者様は、大きく印象を変えることではなく、フェイスラインのゆるみを定期的にメンテナンスすることを目的としていたため、PCLの糸を左右合計10本使用しました。
「しっかり引き上げた感じ」よりも、「なんとなく輪郭がすっきりした」という自然な変化を目指した症例です。
PCLを含む糸の素材については PDO・PCL・PLCLの違い で詳しく解説しています。
また同日に、以前他院で目の下に注入されていたヒアルロン酸についてもご相談があり、ヒアルロン酸溶解注射を行いました。
ヒアルロン酸を溶解する治療については ヒアルロン酸溶解注射(ヒアルロニダーゼ) で詳しく解説しています。
施術直後
正面

右側

左側

糸リフトの施術直後は、麻酔や施術による腫れがあるため、完成時の状態とは少し異なって見えます。
麻酔の影響により、一時的にお顔を動かしにくい、話しにくい、食事がしにくいと感じることがあります。通常は麻酔が切れるにつれて徐々に落ち着いていきます。
この時点ではまだ腫れやむくみが残っており、時間の経過とともにフェイスラインもなじんでいきます。
施術1か月後
正面

右側

左側

施術から1か月後です。
施術前と比較すると、口元からフェイスラインにかけてのもたつきがすっきりし、輪郭が自然に引き締まった印象になりました。
特に、口横からフェイスラインにかけてのラインが整い、お顔全体もすっきりと見えるようになっています。
また、同日に行ったヒアルロン酸溶解注射により、他院で注入されたヒアルロン酸による目の下のふくらみや違和感も改善しました。ボリュームが減りすぎることなく、目元になじむ状態になっています。
もともと大きなたるみがあった症例ではありませんが、少し気になり始めていたフェイスラインを整えることで、自然な変化につながりました。
フェイスラインのゆるみを相談したい方へ
フェイスラインが少しゆるんできたと感じても、糸リフトが合う場合もあれば、別の治療が合う場合もあります。
診察では、頬や口元のたるみ、フェイスライン、これまで受けた治療などを確認します。糸リフトが合っている場合は、使用する糸の種類や何本くらい必要かもお伝えします。
今回の症例のように、他院で注入したヒアルロン酸が残っていて違和感がある場合は、溶解が必要かどうかについてもご相談いただけます。
まずはカウンセリングのみでも大丈夫です。
40代の糸リフトについてよくある質問
40代の糸リフトは何本くらい必要ですか?
必要な本数は、年齢だけで決まるものではありません。
フェイスラインのゆるみや頬のたるみの程度、皮下脂肪の量、骨格、使用する糸の種類などによって適した本数は異なります。
当院では、フェイスラインや口横のもたつきを両側から整える場合、左右合わせて10〜14本程度を一つの目安としています。
今回の症例では、大きなたるみではなく軽度のフェイスラインのゆるみが中心だったため、PCL10本で施術を行いました。
たるみが軽くても糸リフトを受けられますか?
はい。糸リフトは、たるみがかなり進行してからでなければ受けられない治療ではありません。
今回の患者様のように、「以前よりフェイスラインが少しぼやけてきた」「口横のもたつきが気になり始めた」といった段階でご相談いただく方もいらっしゃいます。
ただし、軽度のたるみであれば糸リフト以外の治療が適している場合もあるため、お顔の状態を確認したうえで治療方法をご提案します。
糸リフトは1ヶ月後が完成ですか?
施術直後は麻酔や腫れ、むくみなどの影響があるため、完成した状態ではありません。
多くの場合、腫れやつっぱり感が徐々に落ち着き、2〜4週間程度かけてフェイスラインになじんでいきます。
今回の症例では、1ヶ月後には口横からフェイスラインにかけてのもたつきが自然に整い、すっきりとした輪郭になっています。
糸リフトは定期的に受けたほうがいいですか?
必ず定期的に受ける必要がある治療ではありません。
ただし、加齢による皮膚や脂肪の変化は少しずつ進むため、良い状態を維持したい方が、お顔の変化に合わせて追加治療を検討されることがあります。
毎回同じ本数や同じ施術を行うのではなく、その時のお顔の状態に合わせて必要な治療を選ぶことが大切です。
まとめ
今回の症例のように、40代では「大きくたるんだ」というよりも、以前と比べてフェイスラインが少しぼやけたり、口横のもたつきが気になり始めたりすることがあります。
このような軽度の変化では、無理に大きく引き上げるのではなく、現在のお顔のバランスを保ちながら必要な部分を自然に整えることも一つの選択肢です。
糸リフトが適しているか、何本程度必要なのかは、年齢だけではなく、たるみの程度・脂肪量・骨格・希望する仕上がりによって異なります。
「まだ糸リフトをするほどではないかも」と迷われている方も、まずは現在のお顔の状態を確認したうえで治療方法を検討することをおすすめします。
ぜひ一度、当院へご相談ください。













