「写真を撮るとエラが目立つ」「体重は落ちたのに、顔だけ大きく見える」。骨格だから仕方がないと思っていても、診察すると、噛む筋肉の発達が大きく関係している方がいらっしゃいます。
噛む筋肉「咬筋(こうきん)」が発達している方には、エラボトックスが向いています。筋肉の厚みを減らすことでエラの張りを改善し、フェイスラインをすっきりさせる治療です。食いしばりや歯ぎしりによる、強い噛みしめも和らげます。
1回でも小顔効果を実感できますが、注射直後から効果が出るわけではありません。見た目の効果は10日〜2週間ほどから現れ、1〜2か月後がピークの目安です。当院では、頬こけしないよう、お顔のバランスと筋肉量に合わせて注入します。
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エラボトックスの症例写真
1回の治療で、エラの張りと左右差を改善|6か月後
こちらは、エラボトックスを1回受けられた方です。治療前は、特に右側(写真に向かって左側)のエラが張っていました。

6か月後はエラの張りが小さくなり、左右差も改善しています。エラがすっきりすると、正面から見た輪郭も細く見えます。効果の程度や持続期間には個人差があります。
治療内容・経過:両側のエラへのボトックス注射1回。写真は治療前と6か月後。
参考料金:現在のコアトックスによるエラ治療は1回26,000〜40,000円(税込・使用量による)。写真の方の当時のお支払い額ではありません。
主なリスク:痛み・腫れ・内出血・噛みにくさ・笑った時の違和感・左右差・頬こけ・たるみ・アレルギーなど。
1回の治療でエラの張りを改善|3か月後

歯の食いしばりがあり、エラの張りが目立っていた方の経過です。1回の治療でエラがすっきりし、輪郭が細くなっています。
エラの張りを抑え、すっきりした小顔に

こちらも1回の治療による経過です。エラの張りが改善し、小顔になっています。
エラの張りと、歯ぎしり・食いしばりが気になっていた方|2週間後

エラの張りに加え、歯ぎしりや食いしばりにもお悩みだった方です。咬筋の働きを和らげるためにボトックスを注入しました。お顔もスッキリしました。
追加3症例の治療:エラへのボトックス注射。
参考料金:現在のコアトックスによるエラ治療は1回26,000〜40,000円(税込・使用量による)。各症例の当時の支払額ではありません。
主なリスク:痛み・腫れ・内出血・噛みにくさ・笑った時の違和感・左右差・頬こけ・たるみ・アレルギーなど。
効果はいつから?どのくらい持続する?
エラボトックスは、咬筋の働きを抑え、筋肉を徐々に小さくしていく治療です。筋肉は使う力が弱まると、少しずつ細くなります。骨折後に使わなかった脚が細くなるのと同じように、咬筋の厚みも時間をかけて減っていきます。
まずは1〜2か月ほどの経過を見ていただきます。
エラボトックスが向いているのは、どんな人?
奥歯を噛みしめると、エラの部分が硬く盛り上がる方です。咬筋が厚く発達していると、顔の下半分が四角く見えたり、横幅が大きく見えたりします。

ご自身で確かめるには
エラの部分に手を添えて、奥歯を噛みしめ、力を抜いてみてください。噛んだ時にぽこっと硬く盛り上がるのが咬筋です。大きく盛り上がる方は、エラボトックスが合う可能性があります。診察では、その筋肉の厚みと頬の脂肪、輪郭のバランスを確認します。
骨格・脂肪・耳下腺が大きい場合は、治療が異なります
顔の横幅には、咬筋だけでなく、骨格や脂肪も関係しています。咬筋があまり発達していない方では、エラボトックスを打っても小顔効果は出にくいです。

頬やフェイスラインの脂肪が多い場合は脂肪溶解注射、たるみが目立つ場合はハイフ・高周波治療や糸リフトなどを検討します。また、耳の下にある唾液腺「耳下腺」が大きくなって、エラが張って見える方もいらっしゃいます。肥大した耳下腺にもボトックスが有効です。
食いしばり・歯ぎしりにも効果があります
「朝起きると顎が疲れている」「集中していると、奥歯を強く噛んでしまう」。小顔だけでなく、こうしたお悩みにもエラボトックスを使います。
咬筋の力を和らげることで、強い噛みしめを改善します。食いしばりや歯ぎしりによる顎の負担を減らす効果も期待できます。
咬筋が発達する理由
咬筋も腕や脚と同じで、よく使うと発達します。食いしばりや歯ぎしり、奥歯で強く噛む癖がある方は、咬筋に繰り返し力がかかります。ガムやスルメなど、噛みごたえのあるものを長時間噛む習慣も関係します。
こうして咬筋が厚くなると、エラが張って見えやすくなります。日中、噛みしめていることに気づいたら、顎の力を抜くようにしましょう。
歯のすり減りや歯の痛み、顎の関節の痛みがある方は、歯科でもご相談ください。歯を守るマウスピースなど、歯科での治療が必要なこともあります。
頬こけ・たるみ・笑いにくさを防ぐために、当院が気をつけていること
エラが小さくなっても、頬がこけて老けた印象になってしまっては困ります。もともと頬の脂肪が少ない方や頬骨が目立つ方では、咬筋を小さくしすぎると、頬のくぼみが強調されることがあります。
当院では、咬筋の厚みと頬のふくらみを確認し、頬こけしないようにバランスを考えて、筋肉量に合った量を注入します。右と左でエラの張りが違う場合は、左右それぞれの筋肉に合わせて量を調整します。
また、エラの近くにある笑筋にボトックスが効くと、笑顔が引きつった感じになります。咬筋の位置を確かめ、注入する場所・層・量を決めることが、自然な仕上がりのために重要です。
また、咬筋が小さくなることで、皮膚の状態によっては皮膚が余り、一時的にたるんだように見えることもあります。時間の経過とともに改善することがあります。
当院では、この点もご説明したうえで、食いしばりの改善などのメリットがデメリットを上回ると判断した場合に施術を行います。
1回だけでもいい?打ち続けるとどうなる?
まずは1回受けて、効果を見てから続けるかどうかを決めていただいて大丈夫です。冒頭の症例のように、1回でエラの張りが改善する方もいらっしゃいます。
小顔効果を維持したい方には、初めは3〜6か月おきに3回程度を目安にご案内しています。咬筋が小さくなると、最初の頃ほど頻繁に打たなくても、輪郭を維持しやすくなることがあります。
筆者である私自身も、定期的にエラボトックスを打っていました。最近は、1年に1回程度の頻度になっています。
次の注射は、いつ受けたらいい?
一つの目安は、前回から3か月以上たった頃です。エラの張りや食いしばりが再び気になってきたらご相談ください。前回の効果がどれだけ残っているかを診察し、次に注入する時期と必要な量をご説明します。
短い間隔で注射を重ねたり、必要以上に量を増やしたりすると、頬がこけるリスクがあります。また、繰り返すうちに抗体ができ、効きにくくなることもあるため、適切な間隔と量を守って治療します。
エラボトックスの料金
当院では主にコアトックスを使用しています。東京・大阪・名古屋の各院で受けていただけます。
| コアトックスのエラ治療 | 1回の料金 |
|---|---|
| エラ(通常量・56単位) | 26,000円 |
| 強力エラ(80単位) | 33,000円 |
| 超強力エラ(100単位) | 40,000円 |
税込・自由診療。2026年9月20日確認の料金です。
咬筋が大きい方には増量をご提案することがあります。診察で必要な量を決め、施術前に料金をご説明します。アラガン社製のボトックスも取り扱っています。
コアトックスを採用している理由
コアトックスは、毒素に付随する複合タンパク質を含まない製剤です。当院では、繰り返し治療を受ける方の抗体による効きにくさに配慮し、効果もしっかり出すために採用しています。
施術の流れ・痛み・ダウンタイム
診察して量を決め、冷やしてから注射します
まず、奥歯を噛んだ時の咬筋の厚み、左右差、頬のふくらみを確認します。以前ボトックスを受けた方は、いつ、どの製剤を、どのくらい打ったかが分かると、より治療の精度を高めることができます。
注射の前には、部位をしっかり冷やします。細い針を使い、痛みや内出血を抑えるよう配慮して注射します。針を刺す時にはチクッとした痛みがありますが、注射そのものは両側で1分程度です。
メイクは当日から。内出血が出ることはあります
注射後の小さなふくらみは、ほとんど目立たず、数時間で落ち着くことが多いです。内出血が出た場合は、1週間ほどで薄くなることが多く、長引くと2週間程度かかることもあります。メイクは当日から可能ですが、注射部位は強くこすらないでください。
施術後2日間ほどは、激しい運動やサウナを控えてください
当院では、施術後2日間ほど、激しい運動・ホットヨガ・温泉・サウナを控えていただいています。また、エラを強く揉むマッサージも避けてください。洗顔やスキンケアは、注射した部分をやさしく扱っていただければ大丈夫です。
副作用と、治療を受けられない方
注射による痛み・腫れ・内出血のほか、噛みにくさ、笑った時の違和感、左右差、頬こけやたるみ、アレルギーなどが起こることがあります。
しっかり効果が出ると、硬いものを噛む時に疲れやすくなることがあります。普段の食事に支障がある、笑いにくいなど、気になる症状があれば、施術を受けられた医院へご連絡ください。
妊娠中・授乳中の方などには行っていません
妊娠中、妊娠の可能性がある方、授乳中の方には行っていません。また、過去にボトックスでアレルギーが出た方や、重症筋無力症など神経・筋肉の病気がある方も受けられません。筋弛緩薬など、筋肉の働きに影響する薬を使っている方は診察時にお知らせください。
治療後は一定期間の避妊が必要です。妊娠を予定している場合は、女性・男性ともに事前にご相談ください。
ボトックスを受けられない方について / ボトックスと妊娠について
エラボトックスのよくあるご質問
男性でも小顔効果はありますか?
あります。男性も、咬筋が発達してエラが張っている方には向いています。筋肉の厚みを確認し、お顔のバランスやご希望に合わせて注入量を決めます。
何単位くらい必要ですか?
当院のコアトックスは、通常56単位、強力80単位、超強力100単位です。咬筋の厚みや左右差を診察し、お顔に合った量をご提案します。
片側だけエラが大きい場合も治療できますか?
できます。左右の咬筋の厚みに合わせて量を調整し、エラの左右差を改善します。骨格の左右差が大きい場合は、ボトックスでどこまで改善できるのかを診察時にご説明します。
効果がないと感じるのは、なぜですか?
治療からまだ日が浅い、筋肉に対して量が足りない、骨格や脂肪が主な原因になっている、などが考えられます。1〜2か月たっても改善を感じない場合は、施術を受けられた医院にご相談ください。すぐに追加するのではなく、まず治療前との違いや咬筋の働きを確認します。
打ち続けると、効かなくなりますか?
繰り返すうちに抗体ができ、効きにくくなることはあります。当院ではその点にも配慮してコアトックスを採用しています。効きが弱いと感じた時は、量や治療間隔なども確認して判断します。
やめるとエラが前より大きくなりますか?
やめたこと自体で、以前より大きくなるわけではありません。1回でも効果があるので、必ず打ち続ける必要はありません。薬の効果が薄れると噛む力が戻り、食いしばりなどによって咬筋が再び大きくなることはあります。継続する場合は、エラの張りや食いしばりが気になってきた頃にご相談ください。
治療後、食事を制限する必要はありますか?
基本的に食事制限はありません。ただ、噛む力が弱まるため、硬いものは食べにくく感じることがあります。筆者である私自身も、エラボトックスを打った後に硬いフランスパンを食べようとしたところ、噛みにくく感じました。硬いおかきやスルメなども、食べにくく感じるかもしれません。そうした時は無理に噛まず、小さく切ったり、やわらかいものを選んだりしてください。
エラの張りや食いしばりが気になる方へ
エラが張って見えても、骨格だと思い込んでいた部分が、実は筋肉ということもあります。咬筋の発達が原因なら、短時間の注射で小顔を目指せます。
小顔にしたい方も、食いしばりにお悩みの方も、「自分にエラボトックスが合うのか分からない」という段階でご相談いただいて大丈夫です。
どこまで改善できるのか、必要な量、費用や注意点を丁寧にご説明します。お話を聞いてから、一度持ち帰り、ご自宅で検討していただいて構いません。










