「ほうれい線が気になるけれど、いきなり注射や手術は少し抵抗がある」
「ハイフで頬が引き締まれば、ほうれい線も良くなるの?」
切らずにたるみを改善できると聞くと、ハイフでほうれい線も薄くなるのでは、と期待しますよね。当院でも、ハイフでどのくらい改善できるのかというご相談を受けることがあります。
先に結論をお伝えします
ハイフは、頬やフェイスラインの軽いたるみを引き締めたい方に向いています。一方で、無表情でもくっきりしているほうれい線を、ハイフだけで大きく改善するのは難しいです。
当院では、軽いたるみの改善やたるみ予防を考える治療としてハイフを用いています。ただし、鼻横のくぼみや皮膚に刻まれたシワ、表情筋の動きが主な原因の場合は、ほうれい線に合った別の治療もご提案します。
このようなお悩みはありませんか?
この記事では、ハイフの良さと限界を、実際の症例と当院の診察の考え方を交えてお伝えします。ほうれい線治療全体を比較したい方は、ほうれい線に効果的な治療の選び方もご覧ください。
ハイフが向いている方・ほうれい線への効果が限られる方
ほうれい線が深く見えていても、頬のお肉がかぶさって影ができている場合と、鼻横がくぼんでいる場合では、必要な治療が違います。
頬のたるみ・もたつきを改善したい方
頬や口横のお肉、フェイスラインの軽いたるみが気になる方では、ハイフによってすっきりすることがあります。頬のたるみでほうれい線が強調されている場合は、ほうれい線も目立ちにくくなることがあります。
注射や手術に抵抗があり、自然に引き締めたい方にも候補になる治療です。
ほうれい線そのものをしっかり薄くしたい方
無表情でも深いほうれい線がある、鼻横のくぼみが強い、皮膚にシワが刻まれている。このような方は、ハイフだけでは変化が物足りないことがあります。
頬が引き締まっても、くぼみやシワが残るためです。すぐに分かる改善を希望される場合には、即効性のある治療をご提案します。
「リフトアップしたのに、ほうれい線が残る」のはなぜ?
頬が下がることだけが、ほうれい線の原因ではないからです。骨格による鼻横のくぼみ、皮膚のハリの低下、笑った時の筋肉の動きなどが重なっていると、引き締めだけでは十分な改善が難しくなります。
そのため、ハイフを受けてもほうれい線が気になる時は、「もっと強く照射すればよい」「回数を増やせばよい」とは限りません。当院では、たるみが残っているのか、それ以外の原因が強いのかを診察で確認しています。
リフトアップ後もほうれい線が残る理由を詳しく見る/ほうれい線の原因について/原因別のほうれい線のタイプ
ハイフはどうやって頬を引き締める治療?
ハイフ(HIFU)は、高密度焦点式超音波治療法の略です。超音波を狙った深さに集め、熱によって皮膚やその下の組織を引き締めます。
照射する深さを変えることで、真皮や脂肪層、SMAS筋膜と呼ばれる皮膚の下の膜などに働きかけます。熱による組織の収縮と、その後のコラーゲン産生によって、ハリや引き締まりの改善を目指す治療です。
ヒアルロン酸のようにくぼみを直接膨らませる治療ではありません。そのため、頬を引き締めたい場合と、深いほうれい線を薄くしたい場合では、適した治療が異なります。
当院がウルトラセルZiを導入している理由
ウルトラセルZiは、前世代のウルトラセルQ+から、照射スピードや熱の重なりを抑える仕組みが進化した機種です。よりスピーディーに照射できるだけでなく、照射の折り返し部分で熱が重なりすぎないよう工夫されています。
当院がウルトラセルZiを導入しているのは、痛みが比較的少なく、狙った層に合わせて熱を届ける深さを細かく調整できるためです。大阪・東京・名古屋の各院で使用しています。
超音波を集める位置(焦点)を0.5mm刻みで調整できるため、皮膚や脂肪の厚みに合わせて、熱を加えたい層を狙って照射できます。当院では、深さや出力、機器の当て方を適切に調整し、周囲の組織への余計な熱の影響を抑えながら、狙った引き締め効果を目指します。痛みを抑えることと、安全性・効果の両立を大切にしています。
また、照射スピードが速く、施術時間を短くしやすいことも特徴です。引き締めたい部分にはドットモード、脂肪を減らしたい部分にはリニアモードを使い分け、お顔の状態に合わせた照射を行います。
ドットモード
肌や筋膜の引き締めを目指す
点状に熱を加え、組織の収縮とコラーゲン産生を促します。頬やフェイスラインのたるみ、肌のハリが気になる場合に使う照射方法です。
直後に引き締まりを感じることもありますが、その後も時間をかけて変化していきます。
リニアモード
余分なお肉をすっきりさせる
線状に熱を加え、脂肪減少を目的として使う照射方法です。頬のお肉が多い方や、口横・顎下のもたつき、二重顎が気になる方にご提案します。
当院では脂肪を減らしたい部分と、ふっくらした感じを残したい部分を分けて照射します。
頬以外にも使えますか?
ハイフのメリット|切らずに、少しずつ引き締めたい方へ

メスを使わず、皮膚の深い層に働きかける
以前は、SMAS筋膜への治療というと、切開を伴うフェイスリフトが中心でした。ハイフは、皮膚を切らずに深い層へ熱を届けられる点が特徴です。
ただし、手術のように組織を直接引き上げる方法ではありません。強いたるみを大きく変えるより、軽いたるみや輪郭の引き締めを希望される方にご提案しています。
ダウンタイムが比較的少ない
切開を伴う治療と比べ、仕事や日常生活への影響を抑えやすい治療です。当院のウルトラセルZiでは、通常は多少の赤み程度のことが多く、長く予定を空けにくい方にも受けていただきやすいです。
メイクは直後から可能です。洗顔はやさしく行い、赤みや痛みがある部分を強く擦らないようにしてください。
周囲に気づかれにくい、自然な変化を目指せる
注入して急にボリュームを増やす治療ではなく、時間とともに引き締めていくため、周囲に気づかれにくい変化を希望される方にも向いています。反対に、短期間ではっきりほうれい線を改善したい方には、変化が穏やかに感じられることがあります。
効果のピークは2〜3か月後が目安
施術直後から軽い引き締まりを感じる方もいます。その後、コラーゲンの再構築が進み、2〜3か月後に効果が高まることがあります。
持続には個人差があるため、当院では半年程度の経過を見ながら確認しています。途中も診察で状態を見て、次の治療が必要かを判断します。
ハイフの痛み・副作用と、治療後の過ごし方

ダウンタイムが少ない治療ですが、痛みや副作用が全くないわけではありません。照射する深さ・出力・範囲を、お顔の状態に合わせて判断する必要があります。
照射中の痛み
骨に近いところでは響くような痛み、リニア照射では熱感やピリピリ感が出ることがあります。ただ、当院のウルトラセルZiは比較的痛みの少ない機種なので、痛みを過度に心配する必要はありません。感じ方には個人差があるため、痛みがあれば設定を調整します。
赤み・乾燥・むくみ
熱の影響で一時的に赤みや乾燥が出ることがあります。むくみが出た場合は、数日〜2週間ほどで改善することが多いです。
当院では施術後に化粧水やクリームで保湿してからお帰りいただいています。ご自宅でも数日は丁寧に保湿し、強い摩擦を避けてください。紫外線対策も続けましょう。
やけど・しびれ・頬こけなどにも注意が必要です
照射条件によっては、やけど、水ぶくれ、色素沈着、しびれなどの神経障害が生じる可能性があります。また、脂肪が少ない部分への照射で頬こけが目立つこともあります。気になる症状がある場合は当院へご連絡ください。
当院では、これまで上記のようなやけど・水ぶくれ・色素沈着・神経障害・頬こけは経験していません(2026年9月時点)。照射する深さや出力、範囲を慎重に判断して施術しています。
ハイフは医療行為です。価格やショット数だけでなく、診察と施術後の相談ができる医療機関で受けていただきたいと思います。
当院がハイフをおすすめする時・別の治療をご提案する時

率直に申し上げると、当院では「ほうれい線そのものを薄くしたい」というご希望に対して、ハイフを第一選択にすることはありません。頬を引き締めることと、ほうれい線を改善することは、必ずしも同じではないからです。
頬のお肉が多いのか、こけやすいのかを見ます
頬のお肉が多く、輪郭や顎下をすっきりさせたい方には、ハイフが合うことがあります。一方、もともと頬の脂肪が少ない方は、同じように照射すると、こけた印象になることがあります。
当院では、皮膚のハリ、頬の脂肪の量、鼻横のくぼみ、無表情の時と笑った時のほうれい線を確認します。そのうえで、どこを引き締めるか、どの部分のボリュームを残すかを考え、照射箇所・深さ・出力・範囲を調整しています。
ほうれい線のすぐ横のお肉には、デンシティを選ぶこともあります
ほうれい線のすぐ横のお肉や口元のたるみが特に気になる場合、当院では高周波(RF)治療のデンシティをご提案することがあります。当院の照射方法では、ハイフで深い層への照射が難しい部分にも当てられるためです。
頬のお肉が少ない方、痩せている方、肌のハリを改善したい方にもデンシティが合う場合があります。デンシティは大阪院で行っています。デンシティの治療内容・料金・注意点
くぼみやシワには、注入治療を考えます
皮膚に刻まれたほうれい線を自然に改善し、長く効果を保ちたい方にはグロースファクター、鼻横やほうれい線のくぼみを直接膨らませ、早く改善したい方にはヒアルロン酸が候補になります。
頬を引き上げる必要がある方には糸リフトもご提案します。どの治療も追加すればよいというものではなく、現在のほうれい線に必要な方法を選びます。
それぞれの効果や注意点を比較したい方は、ほうれい線の注射治療の比較をご覧ください。
ハイフによる頬のたるみ・ほうれい線の症例
治療前と4か月後
頬のたるみと、口回りのもたつきが気になっていた方
頬のたるみと皮膚のもたつきが気になり、ウルトラセルZiによる治療を受けられた方です。

4か月後も口回りのお肉がすっきりし、ほうれい線の影が和らいでいます。頬のたるみで強調されているほうれい線では、このように改善する場合があります。
写真を動かして見られる症例
中央のバーを動かすと、治療前後の写真を比較できます。写真内の表示で、治療内容と経過の時期をご確認いただけます。
ハイフ施術直後などの経過を掲載しています。写真が表示されない場合は、症例一覧をご覧ください。
ハイフ・デンシティ・カベリンを併用した症例
こちらはハイフに加え、デンシティと脂肪溶解注射のカベリンを併用した3か月後の症例です。複数の治療を組み合わせた経過であり、ハイフだけの効果とは分けてご覧ください。
治療内容や費用・注意点はハイフ、デンシティ、脂肪溶解注射の各治療ページと料金表をご確認ください。症例写真が表示されない場合は症例一覧からご覧いただけます。
当院のハイフ料金と施術の進め方
ウルトラセルZiは大阪・東京・名古屋でお受けいただけます。医師が診察し、施術部位や照射内容をご説明したうえで、看護師が照射します。
部分1か所は、顎下・フェイスライン・目の周囲・首から選びます。上記は税込・保湿仕上げ込みの通常料金です。治療は1回ごとに行い、その後の経過とご希望に応じて次の施術が必要かを判断します。
ハイフシャワーやボディなどのメニューもあります。詳しい料金表はこちら
治療前には、痛みや副作用、期待できる効果、費用をご説明します。すでにヒアルロン酸や糸リフトなどを受けている場合は、施術時期や部位もお知らせください。
使用するウルトラセルZiは、国内未承認の医療機器です。機器に関する説明はハイフ治療ページもご確認ください。
ほうれい線とハイフについて、よくあるご質問
ハイフだけで、ほうれい線は消えますか?
無表情でもくっきりしているほうれい線を、ハイフだけで十分に改善するのは難しいです。頬のたるみやお肉の厚みでほうれい線が強調されている方では、引き締めによって目立ちにくくなることがあります。鼻横のくぼみや皮膚に刻まれたシワが主な原因なら、その原因に合った治療をご提案します。
ハイフを受けたのに、ほうれい線が変わらないのはなぜですか?
頬やフェイスラインが引き締まっても、鼻横のくぼみや皮膚のシワが残っている場合があります。また、効果は2〜3か月後に高まるため、受けて間もない時期にはまだ分かりにくいこともあります。施術からの期間と実際のお顔を確認して、経過を見るか、他の治療を考えるかをご説明します。
頬がこけている人はハイフを受けない方がよいですか?
一律に受けられないわけではありませんが、脂肪が少ない部分への照射には注意が必要です。当院では頬の脂肪の量を見て、照射箇所・深さ・出力・範囲を調整します。お肉が少ない方や肌のハリを改善したい方には、デンシティなどの方が合う場合もあります。
ハイフとヒアルロン酸は、どちらがすぐに変わりますか?
ほうれい線のくぼみをすぐに改善したい場合は、ヒアルロン酸が合うことがあります。ヒアルロン酸は注入した部分を直接膨らませるのに対し、ハイフは熱によって頬やフェイスラインを引き締める治療です。すぐに見た目を変えたいのか、頬全体をすっきりさせたいのかも伺ってご提案します。
ハイフの効果はいつ頃がピークですか?どれくらい持ちますか?
効果のピークは2〜3か月後が目安です。その後の持続には、照射内容やお顔の状態による個人差があります。当院では半年程度の経過を見ながら効果を確認し、次の施術が必要かを判断します。途中でも気になることがあれば診察します。
ハイフは何回受ければよいですか?
まず1回の治療後の経過を確認し、たるみの程度やご希望に応じて継続を考えます。決まった回数でほうれい線が消える治療ではありません。改善が乏しい場合は、ほうれい線の原因を改めて確認し、ハイフを続けるか判断します。
痛みやダウンタイムはありますか?
当院のウルトラセルZiは比較的痛みの少ない機種なので、痛みを過度に心配する必要はありません。感じ方には個人差があり、骨に響くような痛みや熱感があれば設定を調整します。通常は多少の赤み程度のことが多く、メイクは直後から可能です。むくみが出た場合は数日〜2週間ほど続くことがあります。
顔全体で何ショットくらい必要ですか?
目安は、顔全体500〜600ショット、顔+首700〜800ショット、フェイスライン200ショット、目元100〜200ショット、ボディ200〜600ショット程度です。実際には照射する部位・範囲・モードなどによって変わります。ショット数だけで決めず、診察で必要な照射内容をご説明します。
ヒアルロン酸や糸リフトを受けた後でも、ハイフはできますか?
受けられる場合があります。当院では、同じ部位にヒアルロン酸を注入した後は少なくとも2週間、糸リフトの後は3か月程度あけることを目安にしています。先に受けた治療の種類・部位・時期を確認したうえでご案内します。
結婚式など、大事な予定に合わせるなら、いつ受けるとよいですか?
ハイフの効果が高まるのは2〜3か月後が目安です。その時期に引き締め効果を得たい場合は、予定の日から逆算して施術日を決めるとよいと思います。
まとめ|ハイフで改善したいのは、頬のたるみ?ほうれい線?
ハイフには、切らずに頬やフェイスラインを引き締められる良さがあります。注射や手術には抵抗がある方、軽いたるみを自然に改善したい方には、ご提案できる治療です。
ただ、頬がすっきりすることと、ほうれい線が十分に薄くなることは同じではありません。ハイフを受けてもほうれい線が気になる方には、実際のお顔を診察し、何が原因で目立っているのかを丁寧にご説明します。
当院では、お顔全体の自然さを見ながら、必要な治療をご提案しています。施術前の迷いも、施術後の変化が分かりにくいというご相談も、遠慮なくお聞かせください。
ハイフが自分に合うか、診察で確認したい方へ
治療を決めてからご予約いただく必要はありません。ほうれい線と頬のたるみのどちらが気になるのか、どのくらい改善したいのかを伺い、効果と限界、痛み、費用までご説明します。
当院では、無理なアップセルや不要な治療のご提案は行っていません。














