監修・著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 美容皮膚科医 笹川新也 ドクター紹介はこちら
ほうれい線治療には、グロースファクター注射、ヒアルロン酸注射、糸リフトなど、さまざまな方法があります。
その中でも、実際の診療でかなり多く聞かれるのが、
「ダウンタイムはどのくらいかかりますか?」
「仕事を休まずに受けられますか?」
「家族や職場にバレませんか?」
というご質問です。
先に結論をお伝えします
ほうれい線治療でダウンタイムが短い傾向にあるのは、グロースファクター注射とヒアルロン酸注射です。
特にグロースファクター注射は、腫れが比較的少なく、変化もゆっくり自然に出てくるため、周囲に気づかれにくい治療を希望される方に向いています。
ただし、ダウンタイムの短さだけで治療を選ぶのは少し危険です。ほうれい線の原因が「皮膚のハリ低下」なのか、「くぼみ」なのか、「たるみ」なのかによって、合う治療が変わるからです。
ここでは、当院で行っている
【グロースファクター注射】【ヒアルロン酸注射】【糸リフト】の3つの施術について、ダウンタイムを中心に比較していきます。
このような方に読んでいただきたい記事です
- ほうれい線治療を受けたいけれど、腫れや内出血が心配
- 仕事や予定を休まずに治療できるか知りたい
- グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトの違いが分からない
- できるだけ自然に、周囲に気づかれにくく改善したい
- ダウンタイムだけでなく、自分に合う治療を知りたい
目次
ほうれい線治療のダウンタイム比較表
まずは全体像から見ていきましょう。
| 治療 | ダウンタイムの目安 | 向いている悩み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| グロースファクター注射 | 数日〜1週間程度 内出血が出ると1〜2週間 |
シワ、皮膚のハリ低下、自然な改善、長期的な効果を希望する方 | 変化はゆっくり |
| ヒアルロン酸注射 | 数日〜1週間程度 内出血が出ると1〜2週間 |
凹み、すぐに見た目を整えたい方 | 持続期間はグロースファクターより短め |
| 糸リフト | 1〜2週間で大きく落ち着き、1ヶ月ほどで安定 | 頬のたるみ、フェイスライン、口元全体のもたつき | 持続期間が短い |

単純にダウンタイムだけを見ると、注射系の治療であるグロースファクター注射とヒアルロン酸注射は比較的受けやすい治療です。
ただ、実際には「早くほうれい線を改善させたいのか」「長期間ほうれい線を改善したいのか」「たるみも一緒に改善させたいのか」で、選ぶべき治療は変わります。
ほうれい線治療の全体像を先に知りたい方は、ほうれい線治療法の上手な選び方も参考にしてください。
グロースファクター注射のダウンタイムについて

グロースファクター注射は、ほうれい線部分の皮膚のハリ低下や小じわ、浅い折れ感に対して、皮膚の土台から自然な改善を目指す治療です。
ヒアルロン酸のように「入れた直後に形を作る」治療ではなく、時間をかけて少しずつ変化していくため、周囲に気づかれにくいのが特徴です。
ダウンタイムを気にされる方にとっては、ここが大きなメリットになります。施術直後に大きく顔が変わるというより、少しふっくらして、そこから自然になじんでいくイメージです。
施術直後〜当日
・赤み・腫れ
注射部位に軽い赤みや、ほうれい線が薄くなる程度の腫れが出ることがあります。
多くの場合、赤みは数時間〜翌日、腫れは1週間以内で落ち着くことがほとんどです。
腫れについては、ほうれい線がふっくらして見える程度のことが多いため、実際の診療では「むしろ今くらいが良い」と言われる方も少なくありません。
・針跡
小さな点状の跡が一時的に残ることがあります。多くは数日〜2週間以内に落ち着きます。
・軽い痛み・違和感
触ると痛い、重だるい感じが出る場合があります。出た場合でも、1週間程度で軽減していくことが多いです。
生活制限について
・施術後1時間後から、施術部位のメイク・日焼け止め・洗顔が可能となります。
・当日は飲酒・激しい運動・長湯・サウナ・温泉はお控えください。内出血のリスクが高くなります。
グロースファクター注射後のより詳しい経過を知りたい方は、ほうれい線グロースファクター注射直後のダウンタイムもご覧ください。

施術当日〜数日
・内出血
施術中はしっかりと圧迫止血を行いますが、まれに内出血を起こす可能性があります。
内出血が出た場合でも、1〜2週間で自然に消失していきます。ほとんどの場合はメイクでカバー可能です。
生活制限について
施術後3日間は、歯科治療など大きな口を長時間あけ続ける行為は行わないように注意してください。通常の日常生活を過ごすくらいの口元の動きであれば、基本的には問題ありません。

施術1週間後
見た目上は、ほぼ通常通りに過ごせる方が多いです。
グロースファクター注射は、1週間で完成する治療ではありません。ここから数ヶ月かけて、少しずつ自然な変化を見ていく治療です。
生活制限について
・施術後1ヶ月は、ほうれい線に対する激しいマッサージ、エステ、レーザー治療はしないようにしてください。
・施術後6ヶ月は、ほうれい線部位への注入治療(ボトックス注射を除く)、ほうれい線部位に針を刺したり穴をあける治療(美容鍼、ダーマペン、ポテンツァ、フラクショナルレーザー等)は避けてください。
グロースファクターは自然な変化が強みですが、施術後の過ごし方を守ることも大切です。
注意事項については、ほうれい線グロースファクターを受ける際の注意事項でも詳しく解説しています。

グロースファクター注射が合いやすい方
- できるだけ周囲に気づかれにくく改善したい方
- 皮膚のハリ低下が気になる方
- 不自然な仕上がりになるのは避けたい方
- 即効性よりも、長期的な改善効果を重視したい方
- ほうれい線を今後深くしないための土台作りも考えたい方
ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて

ヒアルロン酸注射は、ほうれい線のくぼみや影を内側から持ち上げ、見た目を整える治療です。
グロースファクターが「時間をかけて皮膚の土台を作る治療」だとすると、ヒアルロン酸は「足りないボリュームを補い、見た目をすぐに改善させる治療」です。
即効性があるため、イベント前や、なるべく早く見た目を変えたい方には非常に相性がよい治療です。
施術直後〜当日
・腫れ・凹凸
ヒアルロン酸が水分を吸収して、むくむ場合があります。多くは1〜2週間で落ち着くことがほとんどです。
注入直後は少しボリュームが強く感じることがありますが、時間の経過とともになじんでいくことが多いです。
・赤み・針跡
小さな点状の跡が一時的に残ることがありますが、多くは数日〜2週間以内に落ち着きます。
・軽い痛み・違和感
触ると痛い、つっぱる感じが出る場合があります。出た場合でも、1週間程度で軽減していくことが多いです。
生活制限について
・施術後1時間後から、施術部位のメイク・日焼け止め・洗顔が可能となります。
・当日は飲酒・激しい運動・長湯・サウナ・温泉はお控えください。内出血のリスクが高くなります。
施術当日〜数日
・内出血
施術中はしっかりと圧迫止血を行いますが、まれに内出血を起こす可能性があります。
出た場合でも、1〜2週間で自然に消失していきます。メイクでカバー可能なことがほとんどです。
施術1週間後
ヒアルロン酸注射は、1週間ほどでかなりなじみ、ほぼ完成形に近い状態になります。
ただし、完全になじむまでにはもう少し時間がかかることもあります。特に注入量が多い場合や、皮膚が薄い方では、直後の腫れや違和感を少し長く感じる場合があります。
生活制限について
施術後2週間は、施術部位に対する激しいマッサージ、エステ、レーザー治療、注射、手術はしないようにしてください。
ヒアルロン酸とグロースファクターの違いについて詳しく知りたい方は、ヒアルロン酸注射とほうれい線グロースファクターの比較も参考になります。
ヒアルロン酸注射が合いやすい方
- ほうれい線のくぼみや影を早く治したい方
- 直近のイベントに備えたり、即効性を重視したい方
- 鼻横のくぼみが強く、影として目立っている方
- 注入量を調整しながら形を作りたい方
糸リフトのダウンタイムについて


糸リフトは、頬やフェイスラインのたるみを引き上げる治療です。
ほうれい線そのものを直接埋める治療ではありませんが、頬がたるみ、ほうれい線が目立っている方では、口元全体の印象を整えやすい治療です。
ただし、グロースファクター注射やヒアルロン酸注射と比べると、ダウンタイムはやや長めです。腫れ、痛み、つっぱり感、口の開けにくさが1,2週間ほど出ることがあります。
施術直後〜当日
・腫れ・むくみ
フェイスラインや頬を中心に腫れ・むくみが出やすいです。多くは1〜2週間で落ち着くことがほとんどです。
当院ではダウンタイムが比較的少なく、翌日から出勤できる程度に腫れが落ち着く方も多くいらっしゃいます。
ただし、腫れ方には個人差があります。大切な予定がある場合は、できれば1〜2週間ほど余裕を見ておくと安心です。
・痛み・つっぱり感
表情を動かす時や食事の時などに、違和感や痛みを感じやすいです。そのため、直後は口を大きく開けにくくなることがあります。
痛みは処方する内服薬でコントロールします。つっぱり感は数週間続く場合がありますが、徐々に軽減していくことが多いです。
生活制限について
・メイク、洗顔、シャワーは施術当日はできません。24時間後から可能となります。

施術当日〜数日
・内出血
施術中はしっかりと圧迫止血を行いますが、内出血を起こす可能性があります。
出た場合でも、1〜2週間で自然に消失していきます。メイクでカバー可能なことがほとんどです。
生活制限について
・当日からしばらくの間は、飲酒・激しい運動・長湯・サウナ・温泉はお控えください。術後の内出血のリスクが高くなります。
施術1週間後
ダウンタイムは少しずつ落ち着いていきます。
糸の存在感やひきつれ感も徐々に軽減していきますが、まだ完全に仕上がりではありません。特に笑った時、食事の時、大きく口を開けた時に違和感が残ることがあります。
生活制限について
施術後2週間は、ヘアカラー、パーマ、口を大きく開ける歯科治療、治療部位に対する激しいマッサージ、エステ、レーザー等は行わないようにしてください。

施術2週間〜1ヶ月後
徐々につっぱり感などの違和感が軽減し、1ヶ月後には仕上がりが安定してきます。
糸リフトのダウンタイムを詳しく知りたい方は、糸リフトのダウンタイムと仕事・外出の目安も参考にしてください。
糸リフトが合いやすい方
- 頬のたるみの影響で、ほうれい線が深く見えている方
- ほうれい線と同時にフェイスラインのもたつきも一緒に改善したい方
- 口元全体のたるみ感が気になる方
- 注入治療だけでは改善に限界がありそうな方
治療の組み合わせを考える場合
ほうれい線は、ひとつの原因だけで目立つわけではありません。
皮膚のハリ低下、鼻横のくぼみ、頬の脂肪、骨格、たるみ、表情のクセなどが重なっていることが多いです。
そのため、実際の診療では、ひとつの治療だけで完結する方もいれば、複数の治療を組み合わせた方が自然に整いやすい方もいます。
ほうれい線の原因について詳しく知りたい方は、ほうれい線の原因についてもあわせてご覧ください。
| 目的 | 合いやすい治療 |
|---|---|
| 自然さと長期的な効果を重視し、皮膚の土台から整えたい | グロースファクター注射 |
| くぼみや影を早く治したい | ヒアルロン酸注射 |
| 頬や口元のたるみを引き上げたい | 糸リフト |
| 持続力や、目に見える改善だけでなく、自然な変化もほしい | グロースファクター+ヒアルロン酸など段階的な治療 |
グロースファクター注射後に、ヒアルロン酸注射を行うと、グロースファクターで皮膚の土台を作っていることから、ヒアルロン酸注射による効果が出やすくなり、自然な仕上がりでありながら、見た目の改善度がとても高い仕上がりになります。
ただし、グロースファクター施術後6ヶ月後からヒアルロン酸注射が可能となります。
効果的な治療方法や、治療回数の考え方については、
ほうれい線グロースファクター×ヒアルロン酸|効果・自然さ・持続力に優れた最適解
これらの記事でも詳しく解説しています。
よくある質問
Q.一番ダウンタイムが短いのはどの治療ですか?
グロースファクター注射とヒアルロン酸注射は、どちらも比較的ダウンタイムが短い治療です。
赤みや針跡は数日、腫れや違和感は1週間程度で落ち着くことが多いです。内出血が出た場合は、1〜2週間ほど見ておくと安心です。
ただし、グロースファクターはゆっくり自然に改善する治療、ヒアルロン酸はその場で形を整える治療です。ダウンタイムが似ていても、治療の目的は違います。
Q.仕事を休まずに受けられますか?
グロースファクター注射やヒアルロン酸注射は、比較的ダウンタイムが短いため、当日〜翌日にお仕事に戻られる方が多いです。
糸リフトも、当院では翌日から出勤可能な方も多くいらっしゃいます。当院の看護師も糸リフトの施術を受けましたが、翌日には業務に支障なく患者様対応が可能でした。
ただし、人前に出る仕事、大切な撮影、結婚式などがある場合は、注射系でも1〜2週間、糸リフトでは2週間〜1ヶ月ほど余裕を見ておくと安心です。
Q.施術の組み合わせは可能ですか?
はい、たとえば糸リフト+ヒアルロン酸は、同日同部位の施術が可能です。
また、グロースファクター後6ヶ月経ってからヒアルロン酸注射を行うケースもあります。
この場合は、グロースファクターとヒアルロン酸の良いところどりをしつつも、グロースファクターの影響でヒアルロン酸注射の効果が高まり、より仕上がりが良いです。
Q.バレにくい施術はどれですか?
当院では、すべての施術において自然な仕上がりを目指しています。
その中でも、グロースファクター注射は腫れが比較的少なく、変化もゆっくり自然に見られるため、最も気づかれにくい傾向があります。
ヒアルロン酸注射も適切な量で行えば自然に仕上げることは可能ですが、入れすぎると「何か入れた感じ」が出やすくなります。
Q.内出血をできるだけ避ける方法はありますか?
完全にゼロにすることはできませんが、施術後の圧迫、当日の飲酒・運動・長湯・サウナを避けることで、内出血のリスクを下げやすくなります。
また、血流が良くなりすぎる行動は、施術当日は控えた方が安心です。
Q.大事な予定の何日前に受けるのが安心ですか?
グロースファクター注射・ヒアルロン酸注射であれば、最低でも1〜2週間前、糸リフトであれば1ヶ月前に受けると安心です。
ただし、内出血や腫れの出方には個人差があります。絶対に腫れたくない予定がある場合は、早めに相談してスケジュールを組むことをおすすめします。
専門医院で働く看護師の生の声
当院では、美容医療の経験が全くない方も多く来院していただいています。
カウンセリング時では、治療自体の安全性や、治療後のダウンタイムに対する不安が大きい方が多い印象です。
少しでも不安な気持ちが少ない状態で施術を受けられるように、患者様ひとりひとりのお気持ちに寄り添った説明を心がけています。
また、ひとりひとり具体的なお悩みが異なりますので、「一番いい治療」も人によって異なります。
当院では、医師と看護師でしっかりとカウンセリングに時間をかけて、患者様にとって合いやすい治療を一緒に考えていきます。
施術〜術後の経過も含めて丁寧にサポートしていきますので、初めての方もお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事のまとめ
- ダウンタイムが比較的短いのは、グロースファクター注射とヒアルロン酸注射
- グロースファクターは、自然さ・バレにくさ・長期的な土台改善を重視する方に向いている
- ヒアルロン酸は、くぼみや影を早く整えたい方に向いている
- 糸リフトは、頬や口元のたるみも一緒に整えたい方に向いている
- ダウンタイムだけでなく、ほうれい線の原因に合う治療を選ぶことが大切
正直、ほうれい線治療は「腫れが少ない治療を選べばよい」という単純な話ではありません。ダウンタイムを抑えながら自然に改善するには、まず自分のほうれい線が何によって目立っているのかを見極めることが大切です。
ほうれい線治療の費用について知りたい方は、ほうれい線治療にかかる費用・料金についても参考にしてください。
また、グロースファクター治療を検討されている方は、治療前にほうれい線グロースファクター治療で後悔する人に共通する勘違いも読んでおくと、治療後の変化をイメージしやすくなります。
ほうれい線治療で大切なのは、ダウンタイムの短さだけで決めないことです。
できるだけ腫れを少なくしたい、仕事を休まず受けたい、でも不自然にはなりたくない。そう感じる方ほど、治療名だけで決めるのではなく、まずは今のほうれい線が何によって目立っているのかを確認することが大切です。
当院では、グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトなどを一律におすすめするのではなく、今のほうれい線の原因、希望する変化、大切な予定までの期間を確認したうえで、その方に合いやすい治療方法をご提案しています。
まずは、ご自身にはどのような方法が合うのかを整理するところからご相談ください。












