著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
この記事の結論
- ほうれい線は「太っても・痩せても」目立つことがある
- 原因は脂肪だけでなく、皮膚・骨格・たるみの複合要因
- 体重管理だけでは根本改善にならないケースも多い
このようなお悩みはありませんか?
- 太ったらほうれい線が急に目立ってきた
- 痩せたのに、逆に老けて見えるようになった
- ダイエットすれば改善すると思っていた
- 私のほうれい線は脂肪よりも皮膚のたるみが原因かもしれない
- ほうれい線の原因が自分では判断できない
- ほうれい線を治したいけど、ヒアルロン酸でいいのか迷っている
- 根本的に改善したいけど何を選べばいいか分からない
1つでも当てはまる方は、「体重」だけでなく、ほうれい線の原因を整理することで、無駄のない改善につながります。
「太ると頬のお肉が増えてほうれい線が目立った…」
「頑張って痩せたら、逆に老けて見えた…」
このような経験をされた方は少なくありません。
多くの患者さんを診察する中でも、
「体重の変化でほうれい線が悪化した」と感じて来院される方は非常に多いです。
実は、ほうれい線は単純に「太っている・痩せている」で決まるものではなく、
脂肪・皮膚・骨格・表情筋などのバランスで決まる構造的なシワです。
まずは基本から確認したい方は、
ほうれい線の総合ページも参考にしてみてください。
ほうれい線と関係がある頬の脂肪
実は、ほうれい線は太っても、痩せても目立つ可能性があるシワです。
ほうれい線にはいくつかのタイプがあり、同じように見えても原因は異なります。
その中でも、太ることで「深い」ほうれい線が強調され、痩せることで「やつれた印象の強い」ほうれい線が目立つことがあります。
つまり、ほうれい線と顔のお肉には確かに関係があります。
ただし、頬の脂肪のボリュームが増える・減るだけでなく、骨格や表情筋、皮膚の弾力など、さまざまな要因が重なっています。
このページでは、体重増減がほうれい線に及ぼす影響と、ほうれい線と関係のある脂肪について、シワ・たるみ治療専門クリニックの視点でご説明します。
ほうれい線に関係する顔の脂肪群には代表的なものが3つあります。
加齢とともに皮膚のコラーゲンが低下すると、脂肪が垂れ下がり、ほうれい線の上にのしかかってくるため、ほうれい線が深く見えやすくなります。
当然、もともとの脂肪量が多いと、それがほうれい線に与える影響は大きくなります。
メーラーファット(Malar fat)/ナゾラビアルファット(Nasolabial fat)
メーラーファットは、ほうれい線の上部、中顔面に広く位置する脂肪です。
この脂肪が多いと、ほうれい線の上に頬の厚みが生じ、段差となって、ほうれい線が深く見えます。
特に、ほうれい線寄りの一部分の脂肪を「ナゾラビアルファット」と呼びます。
バッカルファット(Buccal fat)
こめかみからお口にかけて広い範囲に位置する脂肪です。
加齢とともに下垂してきやすい脂肪です。
このボリュームや形状、位置によってお顔の印象が大きく左右されます。
大きな脂肪なので、たるんでしまうとお顔全体のたるみ、もたつきの原因になります。
ジョールファット(Jowl fat)
口角の横に位置する脂肪です。
この脂肪のボリューム感と下垂の程度によっては、ほうれい線だけでなく、マリオネットラインの原因にもなります。
太ること(体重増加すること)でほうれい線が目立つ理由
頬の厚みが増すため
ほうれい線の内側(唇側)を触ってもらうとお分かりになるかと思いますが、すぐに歯や骨格に当たります。
一方で、ほうれい線の外側はぷにぷにしてお肉が多いです。
つまり、ほうれい線の内側(口元)は脂肪がつきにくいのに比べて、ほうれい線の外側は脂肪が多い構造をしています。
そのため、上記で示した脂肪群のボリュームが増えると、ほうれい線の上の高低差(凹凸感)が強調されてしまい、ほうれい線に影が差しやすくなります。
増えた脂肪群が下垂(たるみ)するため
頬の脂肪が増えると、ボリューム感が増すだけでなく、たるむこともほうれい線が目立つ理由となります。
特に皮膚の弾力が低下している方は要注意です。
例えば、日焼け(光老化)対策をしていなかった、喫煙習慣がある、睡眠不足、ストレスが多い、加齢による変化が出やすい40代以上の方などは注意が必要です。
このような理由で皮膚の弾力が低下していると、お肉がたるみやすい状態になります。
ボリュームが増えた脂肪群(ナゾラビアルファット、メーラーファット、ジョールファット)が重力の影響で下がり、ほうれい線部分にかぶさることで、深く見えてしまいます。
うまく凹みの中に入ってくれればまだよいのですが、実際には「靱帯」と呼ばれる壁のような構造があるため、ほうれい線の凹み部分に入らず外側にかぶさり、重たいほうれい線になって余計目立つことがあります。
加齢は避けられないとしても、なるべく皮膚の弾力が低下しないように以下のことを心がけましょう。
- スキンケア(UV対策として日焼け止めを使う、乾燥対策として保湿する)
- しっかり睡眠時間を確保する
- ストレスを適度に発散する
- 適度な運動習慣をつける
つまり、規則正しい生活を送ることは健康に良いだけでなく、皮膚の老化対策としても役立ち、ほうれい線が悪化しにくい状態を保つことにつながります。
痩せてもほうれい線が目立つ理由
一方で、急激に痩せた場合も注意が必要です。
脂肪が減ることで、
皮膚が余ってたるみ、逆にシワが強調されることがあります。
特に以下のようなケースです。
- 急激なダイエット(ファスティングなど)
- もともと皮膚のハリが少ない
- 30代後半以降での体重減少
このように、
太っても・痩せても悪化する可能性があるのがほうれい線の難しいところです。
ほうれい線改善の考え方
ほうれい線改善のポイント
- 体重だけでなく「原因タイプ」を見極める
- 脂肪・皮膚・骨格のどこが問題かを整理する
- 自分に合った方法を選ぶことが最も重要
ほうれい線はタイプによって治療が大きく変わります。
詳しくは、
ほうれい線の種類も参考にしてみてください。
「自分には何が合うのか」を詳しく知りたい方へ
ほうれい線は、脂肪だけでなく、皮膚のハリ低下、骨格のくぼみ、たるみ方の違いでも見え方が変わります。体重だけでは説明しきれないケースも多いため、治療法はタイプごとに考えることが大切です。
頬の脂肪の改善方法
最近体重が増えることで、なんだかほうれい線が目立ったと感じられた方は、適切な体重管理が必要です。
頬の脂肪を減らすためには方法がいくつかあります。
ダイエット
ダイエットで体重を減らすことで、顔の脂肪細胞のボリューム感が減り、すっきりします。
ただし、ファスティング(断食)など急激な脂肪減少はたるみにつながることがあります。
また、ダイエットはあくまで脂肪細胞のボリュームが減るだけで、脂肪細胞の数自体は減らないため、リバウンドのリスクがあります。
適切な体重管理を意識することが、ほうれい線を良い状態に保つことにつながります。
脂肪溶解注射
BNLS、カベリン、山参など脂肪溶解作用のある製剤を、気になる部分の脂肪に注入してボリュームを減らします。
お手軽にできるのがメリットですが、デメリットとしては回数がかかることと、効果に個人差があることです。
当院では効果が出やすく、ダウンタイムも少ないカベリン注射を採用しております。
脂肪吸引
手術で頬の脂肪を取る方法です。
方法としては、皮膚を切開し、切開部にカニューレを挿入します。
カニューレに孔があいており、脂肪を孔にひっかけつつ、陰圧(掃除機のような吸う力)をかけながら脂肪を吸引します。
注意点としては、ダウンタイムがあることと、脂肪を取りすぎると、かえって老けて見える可能性があることです。
特に中年以降で脂肪吸引をする際は注意が必要です。
もともと皮膚のコラーゲンが低下しており、皮膚が伸びている場合、脂肪吸引で急激に脂肪がなくなると皮膚がフィットせず、余った皮膚でたるんでしまうことがあります。
施術医師の技量によるところが大きく、適切な吸引量を意識して、バランス良くなだらかに吸引することが重要です。
バッカルファット除去術
バッカルファット除去も脂肪を減らす手術の一つですが、バッカルファットに関してはメーラーファットやジョールファットのように皮膚を切開し、カニューレで吸引することはできません。
これは、バッカルファットが頬の脂肪の中でも非常に深い部分にある脂肪だからです。
口の中の一部をメスで切開し、口腔内からバッカルファットを探し、直接電気メスで切り取って除去します。
バッカルファットも取りすぎると頬に凹みが生じ、頬がこけた印象になり、かえって老けた顔貌になるリスクや、唾液腺障害のリスクがあります。
バッカルファット除去は小顔目的で行われることはありますが、ほうれい線の原因としてはメーラーファット(ナゾラビアルファット)の方が関与していることが多く、そちらの治療件数の方が多い印象です。
まとめ
- ほうれい線は太っても痩せても目立つ可能性がある
- 原因は脂肪だけでなく複合的
- 体重管理だけでは解決しないケースも多い
- 「自分のタイプに合った対策」が最も重要
体重の問題だけではないかも、と感じた方へ
実際には、「太ったから」ではなく、たるみが強い方、皮膚のハリ低下が主な原因である方も少なくありません。原因によって、向いている治療は変わります。
ほうれい線の原因から治療法まで全体像を知りたい方はこちら
治療法の選び方を知りたい方はこちら
グロースファクターとヒアルロン酸の違いを知りたい方はこちら
ほうれい線の状態を一度整理してみませんか?
「最近ほうれい線が目立ったのは、太ったからなのか、たるみなのか分からない」
「痩せたのに悪化した理由を知りたい」
このようなお悩みは、原因を正しく見極めることで改善方法が見えてきます。
まずは治療法を比較してから考えたい方は、以下のページも参考になります。
ご自身の状態に合う方法を直接相談したい方は、無料カウンセリングもご利用いただけます。











