著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
見た目年齢を大きく左右するお顔のパーツとして代表的なのが、目元や口元です。
特に口元のシワは、実年齢より老けた印象を与えてしまうことも少なくありません。
ただ、口元のシワといっても、すべてのシワが同じ原因でできるわけではありません。
ほうれい線、マリオネットライン、梅干しジワ、乾燥小じわ、そして笑った時に口角横へ縦に出るカーテンジワなど、シワの出方によって原因も対策も変わります。
この記事の結論
口元のシワは、「どこに出ているか」「笑った時だけ出るのか」「無表情でも残るのか」で考えると、
それぞれの適切なケアや治療方法がみえてきます。
- ほうれい線:皮膚のハリ低下、たるみ、骨格、頬の脂肪量が関係しやすい
- マリオネットライン:口元のたるみ、脂肪の下垂が関係しやすい
- カーテンジワ:笑った時に口角横へ縦に出るシワで、皮膚のハリ低下やたるみが関係しやすい
- 梅干しジワ:顎の筋肉の緊張が関係しやすい
- 乾燥小じわ:乾燥、バリア機能低下、皮膚の薄さが関係しやすい
乾燥小じわはスキンケアで見え方が整うことがありますが、ほうれい線やカーテンジワ、マリオネットラインのようにお顔全体の構造的な変化が関係している場合は、セルフケアだけでは限界があります。
このようなお悩みはありませんか?
「口元が急に老けて見える」「笑った時に口角横へ縦ジワが寄る」「ファンデーションがほうれい線にたまる」「口元の細かい小じわが増えた」「口角が下がって疲れて見える」などは、単なる乾燥だけでなく、皮膚のハリ低下やたるみが始まっているサインのこともあります。まずは、自分の口元のシワがどのタイプに近いのかを整理していきましょう。
目次
口元にできるシワの種類

口元にできるシワで代表的なのは、ほうれい線、マリオネットライン、カーテンジワ、梅干しジワ、乾燥小じわです。
ほうれい線は、小鼻横から口角にかけてのびる線です。
マリオネットラインは、口角から顎にかけてのびる線です。
カーテンジワは、笑った時に口角の横から頬下にかけて縦に寄るシワです。
カーテンのように縦方向へ何本か寄るため、患者さんからは「笑った時の口横の縦ジワ」「口角横の縦線」と表現されることもあります。
梅干しジワは、顎にできる梅干しのような模様のシワです。
乾燥小じわは、乾燥によって表れる細かいシワで、口元や唇まわり、目元など皮膚が薄い場所に出やすい傾向があります。
これらのシワは、複数種類が重なって出現することもあります。
日々の診療でも、「ほうれい線が気になる」と相談に来られた方をよく見ると、
口角横のカーテンジワ、マリオネットライン、乾燥小じわ、皮膚のハリ低下が同時に出ていることは少なくありません。
そのため、口元全体の複合的な原因に対して、対策や改善をしていくことが大切です。
| シワの種類 | 出やすい場所 | 主な原因 | 考えやすい対策 |
|---|---|---|---|
| ほうれい線 | 小鼻の横から口角 | 皮膚のハリ低下、たるみ、骨格、脂肪 | グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトなど |
| マリオネットライン | 口角から顎 | たるみ、脂肪の下垂、輪郭 | 糸リフト、ヒアルロン酸、脂肪溶解、フェイスリフトなど |
| カーテンジワ | 笑った時の口角横、頬下 | 皮膚のハリ低下、たるみ、表情による折れ癖 | 糸リフト、ヒアルロン酸、スネコス、ジャルプロなどの肌育治療 |
| 梅干しジワ | 顎 | オトガイ筋の緊張、噛み合わせ、骨格 | ボトックス注射 |
| 乾燥小じわ | 口元、唇、目元など | 乾燥、バリア機能低下、紫外線ダメージ | NASORAなどの保湿スキンケア、日焼け止め、スネコス、ジャルプロ、水光注射など |
口元のシワは、自分でシワの種類を判断すると、対策を間違えやすい部位です。
例えば、ほうれい線を乾燥小じわだと思って保湿だけを続けても、たるみや皮膚のハリ低下が原因であれば大きな変化は出にくいです。
逆に、乾燥による浅い小じわであれば、まずは保湿や紫外線対策を見直すだけでも見え方が整うことがあります。
シワの種類別で見た原因とケア方法
ほうれい線
ほうれい線は、小鼻の横から口角にかけて伸びる線です。
頬のたるみや皮膚のハリ低下により、鼻横から口角にかけて影やシワができることで目立ってきます。
ただし、ほうれい線は単純に「頬がたるんだからできる」というだけではありません。
骨格による鼻横のくぼみ、頬の脂肪の位置、皮膚の薄さ、表情の癖、加齢によるコラーゲンやエラスチンの低下などが重なって目立つことが多いです。
そのため、ほうれい線の治療では「ほうれい線を埋めればよい」と考えるより、どの原因が強いのかを見極めることが大切です。
ほうれい線について詳しく知りたい方は、まずほうれい線の総合ページや、ほうれい線の原因についての記事も参考になります。
治療法には、おもに膨らませる方法と、皮膚の土台を整える治療の2つがあります。
すぐにくぼみを整えたい場合には、ヒアルロン酸注射が合うことがあります。
一方で、皮膚のハリ低下や刻みこまれたシワ、自然な改善、長期的な持続を重視する場合には、グロースファクター注入が選択肢になります。
グロースファクターは、ヒアルロン酸のように何かを入れて形を作る治療というより、皮膚の土台を整え、時間をかけて自然な変化を目指す治療です。
即効性を求める方にはグロースファクター治療は向きにくい面がありますが、
1回の施術で長く良い状態を維持しやすい点は大きなメリットです。
ほうれい線で考えたい治療の違い
| 治療 | 向いている悩み | 注意点 |
|---|---|---|
| グロースファクター | 自然な改善、皮膚のハリ低下、長期的な持続、刻まれジワの予防 | 即効性はなく、変化には時間がかかります |
| ヒアルロン酸 | くぼみを早く整えたい、即効性がほしい | 入れすぎると不自然になりやすく、持続期間には限りがあります |
| 糸リフト | 頬のたるみ、口元全体の下垂感 | ほうれい線そのものは、糸リフトのみでは改善しにくいことがあります |
以下は、ほうれい線に対するグロースファクター治療の症例です。
皮膚の状態、骨格、脂肪のつき方、たるみの程度によってグロースファクター注射の適応は変わってきます。
ほうれい線の原因やケア方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
マリオネットライン
マリオネットラインは、口角から顎にかけて伸びる線です。
お顔の中でも下の方に位置し、たるみによる影響も大きく受けているのが、このマリオネットラインです。
マリオネットラインは、40代に入って気になり始める方が多い印象です。
また、生まれもった輪郭や脂肪のつき方によっても、症状や進行に大きく差がでてきます。
特に、頬または口まわりに脂肪がつきやすい方や丸顔の方は、比較的早くマリオネットラインが目立つ傾向にあります。
このようなお顔立ちの場合には、頬や口まわりの脂肪が下がってくることによって、30代でもマリオネットラインが目立ち始めることがあります。
マリオネットラインが進行すると、脂肪の重さやたるみによって、はっきりとした線となってシワが表れます。
このような脂肪の重さやたるみが原因のシワには、しっかりとしたたるみ治療が必要となってきます。
例えば、糸リフトやフェイスリフトなどのリフトアップ治療、脂肪溶解系の施術、皮膚のくぼみを埋めるヒアルロン酸注入や脂肪注入などが該当します。
なお軽度の場合には、ヒアルロン酸注入で効果が出る場合もあります。
ただし、マリオネットラインはたるみの影響が強い部位なので、線だけを埋めても口元全体の下がり感が残ることがあります。
その場合は、糸リフトやHIFU、RF治療など、たるみへのアプローチも含めて考える方が現実的です。
マリオネットラインについて詳しく知りたい方は、マリオネットラインの治療方法の記事も参考にしてください。
マリオネットラインで治療を考えた方がよいケース
- 口角の下に影ができ、疲れた印象に見える
- フェイスラインのもたつきも一緒に気になる
- 頬や口元の脂肪が下がってきた感じがある
- 保湿やマッサージをしても線が薄くならない
- ほうれい線だけでなく、口元全体が老けて見える
このような場合は、シワだけではなく、たるみや脂肪の位置まで含めて見た方がよい段階です。
この症例のように、ほうれい線と口元のシワが同時に気になる場合は、一つの治療だけで考えるより、
皮膚の土台・くぼみ・たるみを分けて治療を行った方が自然な仕上がりにつながりやすいです。
カーテンジワ(笑った時に口角横へできる縦ジワ)
最近、日々の診療でも相談が増えているのが、笑った時に口角の横へ縦に出るカーテンジワです。
口角横から頬下にかけて、カーテンのひだのように縦方向のシワが寄るため、
「笑うと口元の横に縦ジワが出る」「写真で笑った時だけ老けて見える」と相談される方が多いです。
カーテンジワは、乾燥だけで起こるものではありません。
皮膚のハリ低下、頬のたるみ、口元の支える力の低下、表情によって刻まれたシワが重なって目立つことが多いです。
軽い段階では、笑った時だけ出て無表情では目立たないこともあります。
しかし進行すると、笑った後にシワが戻りにくくなったり、無表情でもうっすら縦線が残ることがあります。
カーテンジワの治療では、どの要素が強いかによって選択肢が変わります。
頬のたるみが強ければ、糸リフトで支えを作ることを考えます。
口角横のくぼみやボリューム不足が目立つ場合には、ヒアルロン酸が合うこともあります。
皮膚そのもののハリ低下や細かいシワ感が強い場合には、スネコスやジャルプロなどの肌育注射を検討します。
カーテンジワでおすすめの治療
| 治療 | おすすめの方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 糸リフト | 頬のたるみ、口元のたるみ感が強い場合 | 細かい皮膚の小じわそのものは残ることがあります |
| ヒアルロン酸 | 口角横のくぼみ・えくぼ、ボリューム不足がある場合 | 入れすぎると口元が重たく見えることがあります |
| スネコス | 皮膚のハリ低下、細かいシワ感がある場合 | 深いたるみや強いくぼみはスネコスのみでは効果に限界があります |
| ジャルプロ | 肌質、ハリ、小じわを全体的に整えたい場合 | ほうれい線そのものを大きく埋める治療ではありません |
カーテンジワは、治療を一つに絞るより、たるみ・くぼみ・皮膚のハリのどれが主な原因かを見た方が適切な治療となりやすいです。
たとえば、糸リフトで支えを作りつつ、皮膚の細かいシワ感にはスネコスやジャルプロなどの肌育治療を組み合わせる方が自然なこともあります。
スネコスについて詳しく知りたい方は、スネコス注射について、
ジャルプロについてはほうれい線にジャルプロは効果がある?知らないと失敗する判断基準も参考にしてください。
梅干しジワ
梅干しジワの原因は、下唇から顎にかけてのびる、表情筋の頤筋(オトガイ筋)によるものです。
オトガイ筋は、ストローを吸ったり麺をすすったりするような、下唇を引き上げる動作を担っています。
梅干しジワは顎にできる、まるで梅干しのようなシワですが、前歯が前方に出ているような歯並びや骨格によっても、できやすい方とできにくい方がいます。
また、加齢によって下顎の骨が少しずつ後退すると、前歯の噛み合わせが変化し、口を閉じるために下唇へ余分な力が入りやすくなります。その結果、梅干しジワとなることもあります。
このような、筋肉が原因となっているシワには、まずボトックス注射を行います。
ボトックス注射によってオトガイ筋の過剰な緊張をゆるめることで、顎の表面がなめらかに見えやすくなります。
ただし、梅干しジワも骨格や噛み合わせの影響が強い場合は、ボトックスだけで完全に整うとは限りません。
それでも、筋肉の力が強く出ているタイプでは比較的変化を実感しやすい治療です。
梅干しジワでお悩みの方は、ボトックス注射についても参考にしてください。
梅干しジワにボトックスが合いやすい方
- 顎に力が入りやすい
- 口を閉じると顎にシワが寄る
- 写真で顎の凹凸が気になる
- 顎先がゴツゴツして見える
筋肉の緊張が原因であれば、保湿やマッサージよりもボトックスの方が根本的な対策になります。
乾燥小じわ
多くの方がご存じのとおり、お肌にとって乾燥は大敵なので、化粧水・乳液・美容液などスキンケアでしっかりとした保湿は欠かせません。
この保湿が不足し、皮膚表面の角層に保水力がなくなると、ちりめんジワといわれる細かいシワができてしまいます。
特に目元や口元など、皮膚が薄く皮脂の分泌が少ない箇所は、皮膚ダメージを受けやすく、このようなシワができやすくなります。
乾燥小じわの場合、保湿で一時的によく見えることがあります。
ただし、すでに皮膚のハリ低下や刻まれジワが進んでいる場合は、保湿だけで大きく改善するのは難しいことが多いです。
ここを混同してしまうと、高い化粧品や美容液を使い続けても、思ったほど変化が出ないということが起こります。
スキンケアで考えるなら、口元の乾燥小じわには、ただ油分で覆うだけでなく、保湿、バリア機能、ハリ感を意識したケアが大切です。
当院では、ほうれい線・シワ専門クリニックとして、口元の乾燥やハリ低下を考えたスキンケア用品としてNASORAシリーズも開発しています。
特に、HCエンリッチローションや、HCリンクルリフトクリームは、乾燥小じわや口元のハリ感をケアしたい方に使いやすいスキンケアです。
ただし、スキンケアはあくまで予防と補助です。
無表情でも残るほうれい線、笑った後に戻りにくいカーテンジワ、深く刻まれたシワをスキンケアだけで大きく変えるのは難しいのが現実です。
治療で考える場合、乾燥小じわや皮膚のハリ低下には、スネコスやジャルプロなどの肌育注射が選択肢になります。
スネコスは、アミノ酸とヒアルロン酸を組み合わせた製剤で、皮膚のハリや小じわ感を整えたい時に使われます。
手打ちで細かく注入する方法もありますし、水光注射で広く均一に注入する方法もあります。
ジャルプロも、肌のハリや小じわ、質感改善を目的に使われる肌育系の治療です。
ただし、スネコスやジャルプロは「肌質改善」の治療であり、深いほうれい線を埋める治療ではありません。
口元の細かい小じわには合いやすい一方で、ほうれい線やたるみが主な原因の場合は、
グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトなど別の治療を組み合わせて考える必要があります。
乾燥小じわのケアは3段階で考えます
- 日常的なケアで予防と補助を行う:NASORAなどの保湿・ハリケア
- 皮膚の質感を整える:スネコス、ジャルプロ、水光注射
- 皮膚の土台や構造を意識して改善を考える:グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトなどを原因に合わせて検討
乾燥小じわはスキンケアで整いやすい部分もありますが、ほうれい線やカーテンジワが混ざっている場合は、肌表面だけでなく皮膚の土台やたるみまで見る必要があります。
例えば、老けた印象を与えがちな唇の縦ジワには、高保湿のリップクリームでこまめに保湿するのが基本です。
とはいえお肌と同じように、唇も年齢とともにハリがなくなってきます。
縦ジワの予防や唇に厚みを出す目的では、ヒアルロン酸の注入が選択肢になることもあります。
気になる部分に少し注入するだけで、ふっくらとしたボリュームのある唇になり、同時に縦ジワも目立ちにくくなります。
唇のヒアルロン酸について詳しく知りたい方は、唇ヒアルロン酸注入についての記事も参考にしてください。
セルフケアで整いやすいシワと、治療を考えた方がよいシワ
口元のシワで大切なのは、セルフケアを否定することではありません。
保湿、紫外線対策、摩擦を減らすこと、表情の癖を意識することは、予防や補助として役立つことがあります。
特に乾燥小じわは、スキンケアで一時的に見え方が良くなることもあります。
ただし、すでに無表情でもシワがくっきり残る、メイクで隠しにくい、夕方になるとシワの影が濃くなる、写真で口元の老け感が気になるという段階では、セルフケアだけで改善を期待するよりも、一度専門医へ相談した方が良いです。
セルフケアで様子を見やすいケース
- 乾燥した日だけ小じわが目立つ
- 保湿をすると一時的にシワが浅く見える
- まだ無表情ではシワがほとんど残らない
- 紫外線対策や保湿習慣が不十分だった
- 口元の細かい乾燥感が中心で、深い線はまだない
この場合は、まずNASORAなどの高保湿スキンケア、紫外線対策を丁寧に行うことで改善することがあります。
治療も含めて相談した方がよいケース
- 無表情でもほうれい線が残る
- 笑った後のシワが戻りにくい
- 笑うと口角横にカーテンジワが出る
- 口角の下に影が出てきた
- 保湿やマッサージをしても変化が少ない
- ファンデーションが線にたまる
- 口元全体が疲れて見える
この段階では、単なる乾燥ではなく、皮膚の土台・たるみ・脂肪・骨格が関係している可能性があります。
シワの予防には早めのケアが大切

シワが定着してしまうと、完全に消すことが難しくなるため、毎日のケアでシワを予防することが大切です。
若々しい肌には欠かせないコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は、年齢を重ねるごとに減少していきます。
しかし、日ごろから紫外線と乾燥を防ぐことでシワを予防し、肌の老化スピードをゆるやかにすることはできます。
また紫外線には、シワやたるみの原因となるUVAと、シミ・そばかすの原因となるUVBがあります。
どちらもお肌の老化を早めるため、季節を問わず紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策について詳しく知りたい方は、紫外線とシミ・しわ・たるみの関係も参考にしてください。
ただし、顔の筋トレは、なかなか効果を出すのが難しいのが現状です。
無駄なことに時間を費やさないように気を付けましょう。
特にほうれい線やマリオネットライン、カーテンジワが気になる方が、強いマッサージや表情筋トレーニングを続けると、
摩擦や表情の癖によってシワが深く見えることもあります。
セルフケアを行う場合、強く動かすよりも、
乾燥を防ぐ、紫外線を避ける、摩擦を減らす、睡眠や栄養を整えるといった基本を優先した方が改善しやすいです。
このように、毎日のケアでシワを予防しておくと、将来的にシワの治療に時間やお金をかける必要を減らせる可能性があります。
なお、すでにシワができてしまっている場合には、効果の出にくいケアを続けるのではなく、原因に合った対策へステップを進めていくことも大切です。
勇気を出して治療をステップアップすることで、早期に変化を実感しやすくなり、5年後の印象を変えられる可能性があります。
もちろん、無理に治療を受ける必要はありません。
ただ、正直に言うと、すでに鏡を見るたびに口元のシワが気になっている場合は、
セルフケアだけでの改善を試みるよりも、一度原因と対策を専門医に判断してもらった方が良いかもしれません。
口元のシワは、治療名ではなく原因で選ぶことが大切
口元のシワ治療では、「ヒアルロン酸がよい」「ボトックスがよい」「糸リフトがよい」「スネコスがよい」と治療名から選びたくなる方も多いです。
しかし、実際には治療名よりも、今のシワの原因に合っているかどうかが大切です。
皮膚のハリ低下が強いほうれい線に対して、ただヒアルロン酸を入れすぎると不自然に見えることがあります。
一方で、はっきりとしたくぼみがある場合は、ヒアルロン酸が非常に合うこともあります。
また、オトガイ筋の緊張による梅干しジワに対しては、保湿やヒアルロン酸よりもボトックスの方が改善します。
カーテンジワや乾燥小じわでは、肌育治療が合うこともありますが、たるみや深いほうれい線が主な原因であれば、スネコスやジャルプロだけでは物足りないことがあります。
このように、治療そのものが良い悪いではなく、目的が合っているかどうかが大切です。
| 気になる症状 | 考えやすい原因 | 相談しやすい治療 |
|---|---|---|
| ほうれい線が無表情でも残る | 皮膚のハリ低下、折れジワ、くぼみ | グロースファクター、ヒアルロン酸 |
| 口角下の影が気になる | たるみ、脂肪の下垂 | 糸リフト、ヒアルロン酸、たるみ治療 |
| 笑った時に口角横へ縦ジワが出る | 皮膚のハリ低下、たるみ、表情による折れ癖 | 糸リフト、ヒアルロン酸、スネコス、ジャルプロ |
| 顎に梅干しのようなシワが出る | オトガイ筋の緊張 | ボトックス |
| 唇や口元の細かい小じわ | 乾燥、ハリ低下、紫外線ダメージ | 高保湿スキンケア(NASORAなど)、スネコス、 ジャルプロ、水光注射、唇ヒアルロン酸 |
ほうれい線治療の選び方については、ほうれい線の治療法の上手な選び方でも詳しく解説しています。
また、グロースファクターとヒアルロン酸の違いを知りたい方は、ヒアルロン酸注射とほうれい線グロースファクターの比較も参考にしてください。
まとめ

今回紹介したように、口元のシワといってもその種類はさまざまで、それぞれに違った原因があります。
ほうれい線、マリオネットライン、カーテンジワ、梅干しジワ、乾燥小じわは、見た目には近い印象に見えることもありますが、
必要なケアや治療は大きく変わります。
乾燥による浅い小じわであれば、NASORAなどの高保湿スキンケア、紫外線対策で改善する場合があります。
皮膚のハリ低下や細かい小じわが中心であれば、スネコスやジャルプロ、水光注射などの肌育治療が合うこともあります。
一方で、ほうれい線やマリオネットライン、カーテンジワのように、皮膚のハリ低下・たるみ・脂肪・骨格が関係している場合は、セルフケアだけで大きく改善するのは難しいのが現実です。
あなたの周りにいる老けて見える人は、口元のシワが目立っているのが原因かもしれません。
そして、ご自身でも「最近、口元が老けて見える」と感じている場合は、まず自分のシワがどのタイプに近いのかを知ることが大切です。
口元のシワは、原因や種類を正しく見極め、それぞれに合った治療やケアを行うことが大切です。
ほうれい線なのか、マリオネットラインなのか、カーテンジワなのか、筋肉による梅干しジワなのか、乾燥による小じわなのかで、必要な対策は変わります。特に、無表情でも線が残る、ファンデーションがたまる、笑った時に口角横へ縦ジワが出る、口元全体が老けて見える場合は、セルフケアだけで様子を見るより、一度専門医へ相談しても良いかもしれません。
当院では、医師と看護師で口元のシワの種類や原因を確認したうえで、その方に合いやすい治療方法をご提案しています。
まずは、ご自身の口元のシワがどのタイプなのかを整理するところからでも大丈夫です。
















