著者:
ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック/名古屋Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会 医師 齋藤秀明 ドクター紹介はこちら
この記事の結論
先に結論をお伝えすると、笑いジワは一度できると、自力ではなかなか改善しにくいです。
日常の対策としては、保湿や紫外線対策などのセルフケアが役立つことがあります。
ただし、笑ったあとにシワが残るのが気になる、無表情でもほうれい線が目立つ、といった状態になってくると、セルフケアだけでは難しいことが多いです。
気になる場合は、今のご自身がセルフケア中心でよい段階なのか、治療も含めて考えた方がよい段階なのかを見極めることが大切です。
笑顔には私たちの心身に多くの良い効果があります。
例えば、コミュニケーションを円滑にするだけでなく、セロトニン(ストレスや痛みを和らげるホルモン)の分泌を促してストレスを和らげたり、ポジティブな感情や前向きな思考を引き出したりする効果があります。
一方で、笑顔を作る際に繰り返される顔の筋肉の動きは、肌にとっては無視できない影響もあります。
残念ながら、よく笑う方、人と話す機会が多い方、乾燥肌の方では、表情筋を繰り返し使うことでシワを作る動きが積み重なり、無表情時でも刻まれるようになることがあります。
特に、口元にできるほうれい線や目尻の笑いジワは、笑顔を重ねるほど、年齢とともに深く刻まれやすくなります。
加齢によって肌のハリや弾力が失われると、一度できたシワは元に戻りにくくなり、笑ったときの表情がそのまま跡として定着しやすくなります。
このように、笑顔は心や体に良い影響をもたらす一方で、見た目の年齢サインとして現れるシワという悩みにつながることもあります。
こんなお悩みはありませんか?
- 笑った時にシワができるのは仕方ないと思っていたけれど、最近はシワが戻らなくなった
- 無表情でもほうれい線が目立つ
- 目尻や口元の笑いジワが増えて、以前より老けて見える
- 保湿はしているのに、ほうれい線の上の折れジワが気になる
- まだセルフケアでよいのか、治療を考えた方がよいのか分からない
目次
笑いジワとは?
笑いジワとは、笑ったときなど表情を動かした際に、目尻や口元(特にほうれい線周辺)に現れるシワのことで、表情を戻せば消えるシワを指します。
これは「表情ジワ」の一種で、主に目の周囲の筋肉(眼輪筋など)や口の周囲の筋肉(口輪筋、頬骨筋や鼻翼挙筋)が繰り返し収縮することで生じるものです。
若い肌はハリや弾力があるため、表情を戻せばそういったシワも自然と消えます。
しかし、肌質の問題であったり、加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が低下すると、表情の動きが肌にクセとして刻み込まれやすくなります。
その結果、無表情のときでもシワが残りやすくなり、次第に「笑いジワ」が皮膚に定着して、刻まれて消えにくいシワになっていきます。
笑った時にほうれい線が深くなる方は、時間の経過とともに、無表情時にもほうれい線がくっきり目立つようになることがあります。
笑いジワができる主な原因
笑いジワができる主な原因は一つではなく、複数の要因が重なって目立ってきます。
表情の癖
- 笑顔など、繰り返し同じ表情を作ることで、特定の筋肉が収縮し、肌に折り目がつきやすくなります。これが長年続くと、シワとして定着しやすくなります。
加齢による肌質の変化
- コラーゲン・エラスチンの減少: 肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンは、20代後半から徐々に減少し始めます。そうすると、肌の土台が弱くなり、シワができやすくなります。
- 肌の乾燥: 肌が乾燥すると、角質層の水分量が低下し、肌のバリア機能が弱まります。乾燥してハリが落ちた肌には細かいシワが入りやすく、それが徐々に深くなることで目立ちやすくなります。
- 皮下脂肪の減少・移動: 加齢による皮下脂肪の減少や、重力の影響による脂肪の下垂も、皮膚のシワやたるみの原因になります。
紫外線ダメージ
- 紫外線(特にUVA波)は肌の奥深く(真皮層)まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊・変性させてしまいます。その結果、肌の弾力が失われてシワができやすくなります。これは「光老化」とも呼ばれ、肌老化の大きな原因です。
間違ったスキンケアや生活習慣
- ゴシゴシと洗顔するなどの摩擦、保湿不足、睡眠不足、栄養バランスの偏り、喫煙などは、肌のターンオーバーを乱し、老化を早める要因になります。その結果、笑いジワが定着しやすくなることがあります。
なお、笑いジワが気になる方の中には、もともと皮膚が薄い方や、乾燥しやすい肌質の方も少なくありません。そうした場合は、同じ表情の動きでもシワが残りやすい傾向があります。
自分でできる!笑いジワの予防とセルフケア
肌に完全に刻まれてしまったシワをセルフケアだけで消すことは難しいのが現実です。
ただし、日々のケアで進行を遅らせたり、浅いシワを目立ちにくくしたりすることは期待できます。
徹底した保湿ケア
肌の乾燥はシワの大敵です。化粧水で水分を補給した後、乳液やクリームでしっかり油分を補い、水分が蒸発しにくい状態を作りましょう。
特に乾燥しやすい目元や口元には、アイクリームや部分用美容液など、保湿力の高いアイテムをプラスするのがおすすめです。
特に、保湿ではセラミド・ヒアルロン酸・プロテオグリカン、エイジングケアではナイアシンアミド・レチノール・ペプチドなどが配合された製品は選択肢になりやすいです。
Nasora HCクリーム
Nasora HCクリームは、「Houreisenスキンクリニック(大阪・東京・名古屋)」統括院長 笹川新也が監修したスキンケアクリームです。美容皮膚科医としての臨床経験をもとに、乾燥やハリ不足が気になる方にも使いやすいよう設計されています。
Nasora HCクリームには、保湿成分としてプロテオグリカン、エイジングケア成分としてナイアシンアミド・ペプチド・バクチオール、ハリを支える成分としてDMAE・グロースファクター(EGF)などが配合されています。
肌をしっかり保湿しながら、ハリ不足や乾燥による小ジワが気になる方のスキンケアに取り入れやすい処方です。
Nasora HCクリームに含まれている成分をご紹介します。
- プロテオグリカン:非常に高い保水力を持ち、肌の保湿力を高めて乾燥から守ります。
- ナイアシンアミド:セラミド合成を促進して肌のバリア機能を高め、乾燥から守ります。抗炎症作用や美白作用も期待される多機能な成分です。
- ペプチド:線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートすることで、肌のハリや弾力を保つ助けになります。
- バクチオール:レチノールに似た働きを持ちながら、比較的刺激が少ない成分です。肌のハリ感を支え、小ジワを目立ちにくくすることが期待されます。
- DMAE:肌の引き締め感をサポートし、ハリ感につながる成分です。
- グロースファクター(EGF – Epidermal Growth Factor):肌の表皮細胞の成長や増殖を促進し、ターンオーバーやダメージを受けた肌の修復をサポートします。
紫外線対策
紫外線は季節や天候に関わらず降り注いでいます。日焼け止めを毎日塗る習慣は、笑いジワの予防においても大切です。
帽子、日傘、サングラスなども活用し、物理的に紫外線をブロックすることも効果的です。
正しいスキンケアと生活習慣
クレンジング・洗顔では、メイクや汚れはしっかり落としつつ、肌への摩擦は最小限にしましょう。洗顔料はよく泡立て、優しく洗うことが大切です。
睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れにつながるため、質の良い睡眠を十分にとることも重要です。
食事は肌に大きな影響を与えます。抗酸化作用のあるビタミンC・Eや、お肌のコラーゲンの材料となるタンパク質などをバランス良く摂ることを意識しましょう。
喫煙は活性酸素を増やし、肌の老化を進める要因になります。控えられる場合は、その積み重ねが肌にもプラスに働きます。
クリニックでできる本格的な笑いジワ治療
セルフケアだけでは改善が難しい笑いジワをしっかり治したい方には、美容クリニックでの治療が選択肢になります。
ただし、笑いジワと一言でいっても、原因は「筋肉の動き」「肌のハリ不足」「たるみ」「溝や凹み」などさまざまです。
そのため、どの治療が一番良いかではなく、どの原因に対して合いやすいかで選ぶことが大切です。
| 治療 | 向いている悩み | 強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ボツリヌス注射 | 笑った時に強く出る表情ジワ | 筋肉の動きに直接アプローチしやすい | 効きすぎると表情が硬く見えることがある |
| マッサージピール・スネコス・ビタラン・プルリアルデンシファイ | 肌のハリ不足、小ジワ、乾燥感 | 肌質改善効果が期待できる | 複数回の治療が必要なことが多く、深いシワには効果が限定的 |
| デンシティ・HIFU | たるみ感が関わる笑いジワ | 引き締めやリフトアップ、肌質改善が期待できる | 笑いジワそのものへの効果は限定的 |
| ヒアルロン酸注入 | 溝や凹みが目立つほうれい線 | 即時的な見た目の改善が期待しやすい | 注入しすぎると不自然さにつながることがある |
| グロースファクター | 笑った時、笑った後に残るシワ、ほうれい線全般 | 持続期間が長く、皮膚の土台改善を目指しやすい | 即効性は乏しい |
皮膚の土台を整え、ほうれい線全般および、笑った時に目立つシワ、笑った後に残るシワを改善していく治療
グロースファクター
グロースファクターは、皮膚の真皮層に働きかけて、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やし、肌の弾力やハリを高めていく治療です。
笑った時にできるシワや、笑った後に残るシワはもちろん、無表情時でも目立つほうれい線に対して、皮膚の土台から改善を目指したい方に向いています。
- 向いている方: ほうれい線が以前より深くなった方、笑った時にシワが気になる方、無表情時でもシワが定着してきた方、笑った後のシワが戻りにくい方、自然な仕上がりや長期的な持続を重視する方。
- メリット:自然な変化が出やすく、ヒアルロン酸より長期的な効果が期待しやすい治療です。今後のシワ予防という観点でもメリットがあります。
- デメリット・注意点: ヒアルロン酸のような即効性はありません。効果の出方には個人差があり、状態によっては他の治療との組み合わせが向くこともあります。
- ダウンタイム: 注射後の赤みや腫れ、内出血が一時的に出ることがありますが、比較的短期間で落ち着くことが多いです。
- 費用: 税込180,000円。追加注入は税込90,000円
筋肉の過剰な動きを抑え、シワをできにくくする治療
ボツリヌス注射(ボトックス・コアトックスなど)
表情筋の過度な収縮を和らげることで、表情を作ったときや笑った時にできるシワ(表情ジワ)を改善しやすい治療です。
目尻の笑いジワ(カラスの足跡)や眉間のシワ、額の横ジワなどに向いています。
- 向いている方: 笑った時だけ強く出るシワが気になる方、筋肉の動きが強くて表情ジワが目立ちやすい方。
- メリット: 表情ジワに対して高い効果が期待できます。施術時間が短く、比較的受けやすい治療です。
- デメリット・注意点: 効果が現れるまでに数日~1週間程度かかります。効果の持続期間は3~6ヶ月程度です。注入量や部位を誤ると、表情が不自然になるリスクがあります。妊娠中・授乳中の方は受けられません。
- ダウンタイム: 膨疹や赤みは数時間~1日程度、内出血は数日~1週間程度で治まることが一般的です。稀に内出血や腫れ、頭痛などが起こることがあります。
- 費用: 1部位あたり13,000円
肌のハリを高め、小ジワを目立ちにくくしていく治療
マッサージピール(コラーゲンピール)
コラーゲンピールは、肌表面を大きく剥離させず、真皮層に働きかけて線維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成を促す治療です。
肌のハリ不足が関わる細かい笑いジワに対して、質感を整える目的で選ばれやすい治療です。
- 向いている方: 細かい小ジワやハリ不足が気になる方、ダウンタイムを抑えながら肌質改善を目指したい方。
- メリット: 痛みやダウンタイムが比較的少なく、肌の真皮層に働きかけることでコラーゲンとエラスチンの合成を促します。シミやくすみへのアプローチも可能です。
- デメリット・注意点: 1回で変化を感じる方もいますが、効果を実感し持続させるには複数回の施術が必要なことが多いです。深いシワや強いたるみには単独では物足りない場合があります。
- ダウンタイム: 施術直後に軽い赤み、ヒリヒリ感、つっぱり感などが現れることがありますが、数時間~1日程度で落ち着くことがほとんどです。
- 費用: 12,000円
スネコス(SUNEKOS®)
非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を特許比率で配合した製剤です。真皮層に注入することで線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの産生を促進します。特に目元の薄い皮膚の小ジワに向いています。
- 向いている方: 目元など皮膚が薄い部位の小ジワが気になる方、自然な変化を重視したい方。
- メリット: ボリュームを出すというより、自身の肌再生能力を高める方向の治療で、自然な仕上がりが期待できます。
- デメリット・注意点: 効果を実感するまでに複数回の治療が必要です。施術直後に膨疹や赤み、内出血が出ることがあります。
- ダウンタイム: 膨疹や赤みは数時間~1日程度、内出血は数日~1週間程度で治まることが一般的です。
- 費用: 2cc 33,000円
ビタラン(Vitaran)
韓国で有名なリジュランの後継薬剤で、PN(ポリヌクレオチド)を主成分とする製剤です。線維芽細胞を活性化し、コラーゲン産生を促進するほか、抗炎症作用や組織再生効果があります。肌のハリ・弾力アップ、小ジワ改善、肌質改善に向いています。
- 向いている方: 小ジワだけでなく、肌全体のハリ感や質感も整えたい方。
- メリット: 肌の再生を促し、総合的な肌質改善が期待できます。自然な変化を求める方に向いています。
- デメリット・注意点: 効果を実感するまでに複数回の治療が必要です。注入時の痛みや、施術後の赤み、腫れ、内出血が出ることがあります。
- ダウンタイム: 赤みや腫れは数日程度、内出血は数日~1週間程度で治まることが一般的です。
- 費用: 1本30,000円
プルリアルデンシファイ(Pluryal Densify)
HPN技術(Hybrid PN Technology)により、ポリヌクレオチド(PN)と非架橋ヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。肌の再生と高い保湿を同時に狙えるため、ハリ・ツヤ・小ジワ・毛穴など、総合的な肌の若返りに向いています。
- 向いている方: 小ジワだけでなく、乾燥感や質感低下も一緒に気になる方。
- メリット: PNとヒアルロン酸の相乗効果により、肌の再生と保湿を同時に行いやすい治療です。
- デメリット・注意点: 効果を実感するには複数回の治療が必要です。注入時の痛み、施術後の赤み、腫れ、内出血のリスクがあります。
- ダウンタイム: 赤みや腫れは数日程度、内出血は数日~1週間程度で治まることが一般的です。
- 費用: 1本2cc 68,000円
デンシティ(高周波)・HIFU(ハイフ)治療
デンシティ(高周波)は皮膚の浅い層と深い層に高周波の熱エネルギーを加え、コラーゲンの産生を促し、肌を引き締めます。タイトニング効果により、たるみからくるシワにもアプローチできます。
HIFU(ハイフ)は、高密度焦点式超音波により、皮膚の浅い層から深い層まで熱エネルギーを加え、コラーゲン産生を促しながら、たるみの引き上げを狙う治療です。
- 向いている方: たるみ感が加わって笑いジワやほうれい線が目立つ方、切らずに引き締めたい方。
- メリット: メスを使わずに、リフトアップ効果や肌の引き締め効果が期待できます。
- デメリット・注意点: 効果の現れ方には個人差があり、複数回の治療が推奨されることがあります。深い溝や折れジワそのものには、単独では限界があることもあります。
- ダウンタイム: ほとんどありませんが、稀に赤みや腫れ、筋肉痛のような鈍痛が出ることがあります。
- 費用: 頬全体で54,800円
減ってしまったボリュームを補い、溝を目立ちにくくする治療
ヒアルロン酸注入
シワやくぼみが気になる部分にヒアルロン酸を注入し、肌を内側から持ち上げてシワを目立たなくする治療です。特にほうれい線やマリオネットライン、目元の深いシワなどに向いています。
- 向いている方: 線というより溝や凹みが気になる方、早めに見た目を整えたい方。
- メリット: 即効性があり、施術後すぐに効果を実感しやすいです。
- デメリット・注意点: 効果は永久ではなく、製剤や個人差によって1年~2年程度で吸収されるため、持続には定期的な注入が必要です。適応や注入方法によって仕上がりが左右されるため、見極めが大切です。
- ダウンタイム: ほとんどありませんが、稀に内出血や腫れが数日続くことがあります。
- 費用: 1本(1cc)あたり77,000円
笑いジワはほうれい線を深く、濃く見せることがある

笑う動きを繰り返すことで、ほうれい線上の笑いジワが徐々に刻まれていき、無表情でも消えず、ほうれい線自体が深く濃く見えてしまうことがあります。
ほうれい線上にシワが刻まれる原因
- 表情筋など口周りの筋肉の働きで、口元が動くたびにほうれい線にシワが寄る動作が長年続くこと
- 皮膚コラーゲンの減少による肌の弾力低下
- 乾燥しやすい肌質やアトピー肌などによるバリア機能低下
- もともと皮膚が薄く、シワが刻まれやすいこと
- 浴びてきた紫外線量の多さ(光老化)
このような要素が重なることで、ほうれい線上のシワは定着しやすくなります。まだ完全に刻まれていなくても、笑った後にシワが残るようになってきた場合は、一つのサインと考えてよいでしょう。
あまり時間が経ちすぎると、無表情時にもシワがクセづいて残りやすくなるため、深く刻まれたシワをセルフケアだけで改善するのは難しくなります。
そのため、そうなる前に、予防と見極めを早めに行うことが大切です。
ほうれい線治療まで考えた方がよいケース
- 無表情でもほうれい線が目立つ
- セルフケアをしても見た目がほとんど変わらない
- 気になる悩みを早めに治療したい
- ほうれい線の予防もしたい
当院では、ほうれい線に対して、グロースファクター注入治療、もしくはヒアルロン酸注射で治療を行っています。
ここでも大切なのは、どちらが上ということではなく、皮膚の土台改善を重視したいのか、凹みを早めに整えたいのかという違いです。
グロースファクターは、皮膚の真皮層に働きかけて、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やし、肌の弾力やハリを高めていく治療です。自然な仕上がりや、皮膚の土台を整える方向性を重視する方に向いています。
一方、ヒアルロン酸注射は、減ってしまったボリュームを補うことで、ほうれい線の凹みや溝を持ち上げて目立ちにくくする治療です。見た目の線や凹みを比較的早く整えたい方に向いています。
実際には、どちらか一方だけでなく、肌の土台を整えながら形を補うという考え方が合うこともあります。
ほうれい線グロースファクター症例①

ほうれい線グロースファクター症例②

こうした症例は、笑いジワが重なって目立っていたほうれい線に対して、皮膚のハリや溝の見え方がどのように変わるかをイメージする上で参考になります。
ただし、同じ治療がすべての方にそのまま当てはまるわけではありません。骨格、皮膚の厚み、たるみの強さ、筋肉の動き方によって、向く治療は変わります。
笑いジワに関するよくあるご質問(FAQ)
Q1. 笑いジワは完全に消えますか?
A1. シワの深さや状態、治療法によって異なります。浅い段階であれば目立ちにくくできることは多いですが、深く刻まれたシワを完全になくすのは難しい場合もあります。大切なのは、今の状態でどこまで期待しやすいかを見極めることです。
Q2. 治療は痛いですか?
A2. 治療法によって痛みの程度は異なります。注射治療ではチクッとした痛み、デンシティやハイフでは熱感や軽い痛みを感じることがあります。当院では、痛みをできるだけ抑える工夫をしています。痛みに弱い方は事前にご相談ください。
Q3. ダウンタイムはどのくらいですか?
A3. こちらも治療法によって異なります。注射治療では赤みや膨らみ、内出血が一時的に出ることがありますが、比較的短期間で落ち着くことが多いです。機器治療では赤みや熱感が一時的に出ることがあります。
Q4. 効果はどのくらい持続しますか?
A4. ボツリヌス注射は数ヶ月、ヒアルロン酸は製剤や部位によって1年前後~2年程度、グロースファクターはより長期的な効果が期待しやすい治療です。肌育系治療や機器治療は複数回で少しずつ整えていくことが多く、持続期間にも個人差があります。
Q5. 若い人でも笑いジワはできますか?対策はありますか?
A5. はい、20代でも乾燥や表情の癖、紫外線の影響などで笑いジワが気になることはあります。美容医療も重要ですが、保湿や紫外線対策、摩擦を減らすスキンケアも重要です。無表情でも線が残るようになってきたら、早めに相談する意義があります。
まとめ
笑いジワは、笑顔の回数が多いから悪いという話ではありません。実際には、表情の動きに加えて、肌のハリ低下や乾燥、紫外線、たるみなどが重なることで目立ちやすくなります。
笑いジワは一度できると自力で改善するのが難しく、加齢とともにより深くなって目立ってくることがあります。
笑った後にシワが残る、無表情でもほうれい線の上に折れジワが見える、という場合は、一度治療の選択肢も含めて整理してみると判断しやすくなります。
笑いジワは、「まだセルフケアでよい段階か」「ほうれい線治療まで考えた方がよい段階か」を見極めることで、判断しやすくなります。
保湿を頑張ってもほうれい線のシワが残る、笑った後のシワが戻りにくい、ほうれい線が以前より深く見えてきた、という場合は、セルフケアだけで悩みを解消するのは難しく、皮膚の根本的な問題が関わっていることもあります。
当院では、表情の動き、肌質、たるみ、ほうれい線の深さを見ながら、その方に合いやすい方法をご提案しています。まずはご自身に合う治療方法を知りたい、という段階でも大丈夫です。











