
著者:
西日本初、関東唯一ほうれい線・シワ治療専門クリニック
大阪Houreisen美容皮膚科/東京Houreisenスキンクリニック
医療法人新月会代表 笹川新也 ドクター紹介はこちら
美容目的にヒアルロン酸を検討されている方の中にはヒアルロン酸の安全性について気にされている方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは美容クリニックで良く行われているヒアルロン酸注射は安全なのかについて解説いたします。
目次
そもそもヒアルロン酸って何?安全なの?
まずは結論からお伝えすると安全です。
ヒアルロン酸はゼリー状の物質で皮膚や関節など我々の身体の様々な部位に元々存在しております。
特に皮膚では皮膚の土台の一部となるほど重要な機能を果たしています。
関節部にはヒアルロン酸が含まれている関節液というがあり、骨同士の潤滑油・クッションのような役割を果たしており、
美容目的では皮膚の皺を改善させたり輪郭を形成させたり様々な役割を果たしております。
ヒアルロン酸は保湿効果が強く、美容効果が強いことから、美容業界ではヒアルロン酸を活用した製品が多く発売されています。
お化粧品などはどなたでも1度は使用したことがあるのではないでしょうか?
危険な成分であればここまで製品化されることはないでしょう。
多くの美容クリニックで採用されている実績
現在美容クリニックでもヒアルロン酸は大活躍です。
ヒアルロン酸のメリットは多く、ヒアルロン酸注射で、顔のメスを入れずにお手軽に気になっている部分のボリュームアップが可能です。
例えば、唇・涙袋・鼻・顎etc…
ちなみに顔だけでなく、首のシワ改善や、豊胸にも使われています。
私も普段の診療でヒアルロン酸をお客様に安全に施術を行っております。
ヒアルロン酸は即効性があり、施術前後で効果が分かりやすいので、施術を担当したお客様から喜ばれることが多いです。
デメリットにも着目する
まずヒアルロン酸は注入後、一定の期間を経て身体に自然に吸収されます。
これはヒアルロン酸の製剤によって吸収されるまでの速度が異なります。
要は、定期的に注入する必要があるので、効果を持続させるためには維持費がかかります。
リスク・副作用
医療行為には何をするにしてもリスク・副作用はつきものです。
起こりやすいものでいえば腫れ・内出血があります。
これは個人差がありますが、起こったとしても必ず治ります。
ただし、ヒアルロン酸には少し不安なリスクもあります。
それが血流障害、アレルギー(遅発性結節)、感染です。
起こるのは稀ですが、これらには速やかに対応しなければなりません。
詳しくは下記をご参照ください。
失明や皮膚が壊死することも ヒアルロン酸のリスク・副作用について
見た目の違和感・不自然感のリスク
見た目をきれいにするために注入するヒアルロン酸ですが、逆のことが起きることがあります。
膨らみすぎ、凹凸、しこり
といったリスクです。
ヒアルロン酸を多量に入れたり、一カ所に集中的に注入すると、膨らみすぎて不自然な見た目になることがあります。
ヒアルロン酸で頬がパンパンに…ヒアルロン酸の打ち過ぎにご注意
中には、、ダマになっていつまでも溶けきらずしこりのようになることや、注入されていないところとの段差が目立ってしまい、整容上美しくは見えないこともあり得ます。
更に、目の下など皮膚が薄いところでは注入されたヒアルロン酸が青く透けて見えてしまうこともあります(これを物理学用語でチンダル現象と呼びます)。
ヒアルロン酸には様々な種類がある
ヒアルロン酸には、実は様々な種類があり、持続期間、硬さなどが異なります。
中には粗悪なヒアルロン酸もあります。
当院では厚生労働省のお墨付きである安全な製剤のみを使用しています。
結論:ヒアルロン酸は安全性は高いが、リスクもある。乱用は注意。
如何でしたか?今回はヒアルロン酸のリスクについて詳しく説明いたので、不安に思われたかもしれませんが、
上手に使うと、悩みを一瞬で消すことが出来る魔法の注射だと私は思います。
不安に思うリスクも、めったに起こるものではありません。正しい対処を行うことで綺麗な状態に戻していくことができます。
当院ではヒアルロン酸の安全性、リスクを知り尽くした医師が施術をしております。
特に安全にヒアルロン酸治療を受けてもらうかという面を重視しながら診療に当たっておりますので、もしヒアルロン酸を使った治療に興味があればお気軽に当院までご連絡頂ければと思います。
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