医療法人新月会 Houreisenスキンクリニック
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白い小さなポツポツ、赤く腫れたニキビ、治ったあとに残る赤みや凹み。ニキビについてのご相談では、こうしたさまざまな症状があります。
白ニキビ・黒ニキビは毛穴の詰まりを改善する治療が中心ですが、赤ニキビ・黄ニキビには炎症を抑える治療を行います。ニキビが治ったあとに残る赤みやクレーターには、別の方法で治療を行います。
目次
ニキビの種類と見た目の違い
毛穴に皮脂や角質が詰まったものが白ニキビ・黒ニキビです。そこに炎症が起こると赤ニキビや黄ニキビになり、皮膚の深いところまで腫れるものは「しこりニキビ」と呼ばれます。同じ顔に、いくつもの種類が混じってできることもあります。
| 種類 | 主な見た目 | 主な治療 |
|---|---|---|
| 白ニキビ | 白色〜肌色の小さな盛り上がり | 毛穴の詰まりを改善する外用薬 |
| 黒ニキビ | 毛穴の中央が黒く見える | 毛穴の詰まりを改善する外用薬 |
| 赤ニキビ | 赤く盛り上がり、痛むことも | 外用薬を中心に炎症を治療 |
| 黄ニキビ | 赤い部分の中央に膿が見える | 潰さず外用薬などで炎症を治療 |
| しこりニキビ | 皮膚の奥で大きく、硬く腫れる | 早めに受診して内服薬も含めて治療 |
① 白ニキビ|白く小さなポツポツ
白ニキビは、毛穴の出口が閉じ、皮脂や角質が中にたまった状態です。医学的には閉鎖面皰(へいさめんぽう)と呼びます。おでこや顎によくでき、赤みや痛みが目立たないこともあります。
毛穴の詰まりを改善するアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬が治療の中心です。放置すると炎症を伴うニキビに変わる場合があるため、数が増えたり繰り返したりする方には早い段階から治療を行います。
目の周りにできる硬い白い粒などは、ニキビではなく稗粒腫(はいりゅうしゅ)の場合もあります。見た目だけで区別が難しいときは診察が必要です。
② 黒ニキビ|毛穴の中央が黒く見える
黒ニキビは、毛穴の出口が開いた開放面皰(かいほうめんぽう)です。毛穴にたまった角質や皮脂が表面で酸化し、メラニン色素も関係して黒く見えます。洗い残した汚れが黒くなっているわけではありません。
無理に角栓を押し出すと皮膚を傷つけるため、白ニキビと同じく外用薬で毛穴が詰まりにくい状態へ改善していきます。当院では毛穴のざらつきが目立つ方にケミカルピーリングを行うこともあります。
③ 赤ニキビ|赤く腫れて痛みがある
赤ニキビは、毛穴の周囲に炎症が起きた炎症性丘疹(きゅうしん)です。赤く盛り上がり、触ると痛むことがあります。炎症が長引くと、治ったあとも赤みや茶色い跡が残りやすくなります。
過酸化ベンゾイルなどの外用薬を使い、炎症が強い場合は外用抗菌薬や内服抗菌薬を組み合わせます。同じ場所に繰り返す方には、今ある炎症を抑える治療と、次のニキビを作りにくくする治療を続けます。
④ 黄ニキビ|中央に黄白色の膿が見える
赤く腫れた部分の中央に黄白色の膿が見えるのが黄ニキビで、医学的には膿疱(のうほう)と呼びます。指や爪で膿を出そうとすると皮膚を傷つけ、炎症やニキビ跡が悪化する原因になります。
治療は炎症を抑える外用薬が基本です。広い範囲に膿疱ができている場合は、内服薬を含めた治療が必要になることもあります。
⑤ しこりニキビ|皮膚の奥まで大きく腫れる
皮膚の深いところに硬いしこりができ、強く痛むニキビは、結節(けっせつ)や嚢腫(のうしゅ)を伴っていることがあります。炎症が深いと、治ったあとにクレーター状の凹みや盛り上がった傷跡が残る原因になります。
このようなニキビができている方は、セルフケアだけで長く様子を見ずに皮膚科を受診してください。外用薬だけでは治まりにくい場合があり、内服薬まで含めた治療を考えます。
ニキビができる原因
ニキビ(尋常性ざ瘡)は、毛穴の出口に角質がたまり、皮脂が外へ出にくくなることから始まります。毛穴の中に皮脂と角質がたまると、白ニキビや黒ニキビ(面皰)ができます。
毛穴の中にいるアクネ菌(Cutibacterium acnes)や皮膚の免疫反応も炎症に関わり、赤く腫れたり、膿がたまったりします。炎症が皮膚の深い部分まで及ぶと、しこりやニキビ跡につながります。
皮脂の分泌は思春期や月経周期などのホルモンの変化に影響されます。体質に加えて、マスクなどの摩擦、肌に合わない化粧品、ストレスなどが悪化のきっかけになることもあります。洗顔不足だけが原因ではなく、何度も洗ったからといって毛穴の詰まりが解消するわけでもありません。
自宅でできるニキビの対策
洗顔は朝晩2回を目安に
低刺激の洗顔料で朝と夜にやさしく洗い、ゴシゴシ擦らないようにしましょう。スクラブや熱いお湯で強く洗うと、刺激によって赤みや乾燥が出ることがあります。汗をかいたときは、こすらず汗や汚れを落としてください。
保湿を続ける
皮脂が多い肌でも、洗顔後は保湿を行います。特にアダパレンや過酸化ベンゾイルを使用している間は乾燥や皮むけが出やすいため、保湿剤を併用すると治療を続けやすくなります。
保湿剤や日焼け止めは、べたつきが気になる方なら「ノンコメドジェニックテスト済み」などの表示を参考に選ぶ方法もあります。
ニキビを触らない・潰さない
指や爪で押し出すと炎症が長引いたり、色素沈着や傷跡が残ったりすることがあります。鏡を見るたびに触ってしまう方は、まず触る回数を減らしましょう。
紫外線と摩擦を避ける
ニキビ跡の茶色い色素沈着は、紫外線によって濃くなることがあります。肌に合う日焼け止めを使い、長時間屋外で過ごす日は塗り直してください。
マスクやヘルメットが繰り返し擦れる場所、髪が触れ続ける場所にニキビができる方は、接触や蒸れを減らす工夫も役立ちます。
睡眠や食事について
睡眠不足やストレスが続くとニキビが悪化する方もいます。食事とニキビの関連も研究されていますが、特定の食品を一律に禁止する必要はありません。極端な食事制限に頼るより、睡眠や食生活を整えながら、繰り返すニキビは治療薬で対処します。
皮膚科で行うニキビの基本治療
白ニキビ・黒ニキビには毛穴の詰まりを改善する薬を使います。赤ニキビ・黄ニキビが増えている場合は、炎症に対する治療も加えます。
外用薬|アダパレン・過酸化ベンゾイルなど
アダパレンは毛穴の詰まりを改善する薬で、過酸化ベンゾイル(BPO)にも毛穴の詰まりを改善し、アクネ菌を減らす作用があります。炎症がある場合には、外用抗菌薬や配合剤を使うこともあります。
使い始めに乾燥、皮むけ、赤み、ヒリヒリ感が出ることがあるため、塗る量や回数は医師の指示に従ってください。妊娠中や妊娠を希望している方は、特にアダパレンの使用について処方医に確認が必要です。
内服抗菌薬|赤く腫れるニキビが多い場合
顔の広い範囲に赤ニキビや黄ニキビが出ている場合には、内服抗菌薬を使うことがあります。毛穴の詰まりに対する外用薬と組み合わせて治療します。
抗菌薬を長く使い続けると薬剤耐性の問題があるため、炎症の状態を見ながら使用期間を決めます。
よくなったあとも外用薬を続ける理由
赤みが引いても、毛穴には目に見えない小さな詰まりが残ることがあります。炎症が治まったあともアダパレンや過酸化ベンゾイルなどを続ける「維持療法」で、新しいニキビを予防します。
改善まで数週間から数か月かかる治療もあります。乾燥や刺激が強いときは自己判断で無理に使い続けず、処方医に相談してください。
ニキビ跡の赤み・色素沈着・クレーターの違い
ニキビが治ったあとに残る跡には、赤い跡、茶色い色素沈着、皮膚が凹んだクレーターがあります。新しいニキビができているのか、跡が残っているのかによって治療が変わります。
赤いニキビ跡
炎症が治まったあとも、毛細血管の拡張などによって赤みが続くことがあります。平らな赤い跡は時間とともに薄くなることもあり、長く目立つ場合には光治療などを使うことがあります。
茶色いニキビ跡
炎症後にメラニンが増えて残る炎症後色素沈着です。紫外線で色が濃くなりやすいため、日焼け止めを使います。長く残る色素沈着には、外用薬やレーザーなどを使うこともあります。
凹んだニキビ跡(クレーター)
強い炎症によって真皮のコラーゲンなどが傷つくと、皮膚が凹んだまま残ることがあります。赤みや色素沈着と違い、深い凹みは自然に平らになることが難しく、ポテンツァプライムなどで改善を図ります。
ニキビの炎症とクレーターが両方ある場合は、先に新しいニキビを抑えてから凹みの治療を進めることが多いです。
Houreisenスキンクリニックのニキビ・ニキビ跡治療
当院では、毛穴の詰まりに対するピーリング、治りにくいニキビに対するアクネトレント、ニキビ跡の凹凸に対するポテンツァプライムなどを行っています。
ケミカルピーリング|白ニキビ・黒ニキビ、毛穴のざらつきに
ケミカルピーリングは、薬剤を使って余分な角質を取り除き、毛穴の出口の詰まりを改善する治療です。当院ではサリチル酸マクロゴールやグリコール酸によるピーリングを行っています。
白ニキビ・黒ニキビが繰り返しできる方や、角栓で肌がざらつく方に行います。赤ニキビや黄ニキビが多い方は、炎症を抑える外用薬・内服薬による治療を優先します。
料金:ケミカルピーリング1回6,600円(税込)
主なリスク・副作用:赤み、乾燥、ひりつき、皮むけ、色素沈着など。
アクネトレント(イソトレチノイン)|治りにくいニキビに
外用薬などで十分に改善しないニキビや、深く腫れるニキビを繰り返す方には、イソトレチノインの内服治療があります。皮脂の分泌を減らし、毛穴が詰まりにくくなるように作用する薬です。当院では「アクネトレント」を取り扱っています。
当院の20代女性の症例では、両頬に炎症性ニキビ、毛穴の詰まり(コメド)、赤みや色素沈着がみられました。アクネトレントで治療を行い、開始から6か月後には炎症性ニキビがみられなくなり、赤みや色素沈着も改善しています。
イソトレチノインは日本ではニキビ治療薬として未承認です。胎児に重大な影響を及ぼすため、妊娠中・授乳中の方、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望する方には使用できません。服用前・服用中・服用終了後の避妊と妊娠確認が必要です。また、唇や皮膚の乾燥、肝機能や脂質の検査値の変化などが起こることがあるため、併用薬の確認や血液検査を行いながら、医師の管理下で治療します。
料金:アクネトレント20mg・30錠(約1か月分)20,000円(税込)
ポテンツァプライム|ニキビ跡の凹み・クレーターに
ニキビの炎症が落ち着き、頬などにクレーター状の凹みが残っている方には、ポテンツァプライムを使った治療を行っています。細かな針で皮膚に刺激を与え、高周波(RF)の熱も利用してコラーゲンの生成を促す治療です。
当院ではドラッグデリバリーでマックーム(PLLA)やジュベルック(PDLLA+非架橋ヒアルロン酸)を使用し、それぞれ1回で1瓶を使用しています。ニキビ跡の凹凸にはマックーム、毛穴や肌のキメ、ハリの改善にはジュベルックを使うことがあり、凹みの形や深さも見ながら治療内容を決めています。
当院では約4週間おきに3〜5回程度を治療回数の目安としています。深く凹んだニキビ跡では、ポテンツァだけで十分に平らにできないこともあります。
料金:マックーム1瓶導入 1回66,000円/ジュベルック1瓶導入 1回77,000円(税込・麻酔代、鎮静パック代込み)
主なリスク・副作用:赤み、腫れ、ひりつき、内出血、かさぶた、色素沈着、感染など。
光・レーザー治療|ニキビ跡の赤み・色素沈着に
ニキビが治ったあとに赤みや色素沈着が続いている方には、色の原因を確認して光治療やレーザー治療を行います。当院では東京院でルメッカ(IPL)、大阪院でトライビームプレミアムを使用しています。
赤みを改善したい場合と、茶色い色素沈着を改善したい場合では、使用する光・レーザーの種類や設定が違います。肝斑が混じると照射で色が濃くなることもあるため、施術前に確認します。
主なリスク・副作用:赤み、ひりつき、炎症後色素沈着、一時的な色の変化など。
主な治療と通常料金
| 治療 | 主な対象 | 通常料金(税込) |
|---|---|---|
| ケミカルピーリング | 毛穴詰まり・面皰 | 6,600円/回 |
| アクネトレント20mg・30錠 | 治りにくい重症ニキビ | 20,000円/約1か月分 |
| ポテンツァプライム+マックーム1瓶 | ニキビ跡・凹凸 | 66,000円/回 |
| ポテンツァプライム+ジュベルック1瓶 | ニキビ跡・毛穴・ハリ | 77,000円/回 |
※料金は2026年10月23日時点で公式料金表・治療ページと照合した税込の通常価格です。最新情報は料金表をご確認ください。
ニキビについてよくある質問
Q. ニキビは自然に治りますか?
小さなニキビが自然に落ち着くことはあります。赤く腫れるニキビを繰り返す方や、しこりができる方は、跡が残る前に皮膚科で治療を始めることをおすすめします。
Q. 洗顔の回数を増やした方がよいですか?
基本は朝晩の2回で十分です。回数を増やして強く洗うと、毛穴の詰まりを改善するどころか、肌が乾燥して刺激になることがあります。
Q. ピーリングだけで赤ニキビや黄ニキビを治せますか?
赤く腫れたニキビや膿があるニキビには、外用薬を中心とした炎症の治療を行います。ピーリングは、毛穴の詰まりやざらつきが目立つ場合に組み合わせる治療です。
Q. ニキビができていても、クレーター治療を受けられますか?
炎症の強いニキビが多いときは、先にその治療を行います。ニキビが落ち着いてから、残った凹みの深さや範囲に合わせて施術を進めます。
繰り返すニキビ・ニキビ跡のご相談
同じ場所に何度もニキビができる方、赤みや色素沈着が長く続く方、クレーターが気になる方は、これまでの治療歴も含めてご相談ください。













