「同じ年齢でも、ほうれい線が目立つ人と目立たない人がいるのはなぜ?」
ほうれい線の目立ちやすさは、年齢だけでは決まりません。もともとの骨格や頬の脂肪のつき方に、皮膚のハリや表情の動きも関係します。若くても鼻横のくぼみが目立つ方もいれば、年齢を重ねて頬のたるみや皮膚のシワが気になってくる方もいます。
この記事では、診療で感じていることも交えながら、ほうれい線が目立つ人の特徴や、よく質問される生活習慣を20項目に分けて解説します。日常のケアで対策できることと、治療で改善を目指す部分を見ていきましょう。
なぜ、ほうれい線はできるのか?
ほうれい線は、頬と口元の境目にできる溝です。皮膚表面のシワだけではなく、その下の脂肪や骨格も関係します。
実際には、いくつかの原因が重なっていることもあります。

乾燥で口元の細かなシワが目立つ場合は、保湿が役立ちます。一方、鼻横の骨格や脂肪によるくぼみ、頬のたるみによる段差は、保湿だけでは補えません。皮膚のシワ・くぼみ・たるみのどれが強いかによって、ケアや治療の選び方が変わります。
ほうれい線ができやすい・目立ちやすい人の特徴20選
当てはまる数で、ほうれい線の深さが決まるわけではありません。ご自身が気になる項目から読んでみてください。
01 頬の脂肪の量やつき方によって、ほうれい線が目立つ方
ふっくらした頬は若々しく見える一方、鼻横のくぼみとの段差によって、ほうれい線がくっきり見えることがあります。頬のお肉が多い方では、若いうちから気になる場合もあります。
頬の脂肪には、皮膚に近いところにある脂肪と、骨に近いところで頬のふくらみを支える脂肪があります。年齢とともに、皮膚に近い脂肪がたるんだり、骨に近い脂肪が減ったりすると、鼻横との段差がさらに目立つことがあります。
頬の脂肪がたるむことで、ほうれい線だけでなく、口角から下へ伸びるマリオネットラインも同時に目立つようになり、「急に老けた印象になった」と感じる方もいます。
02 鼻横の骨格や、頬の脂肪が少ないことでくぼみが目立つ方
「面長だから、ほうれい線ができやすいのでしょうか?」と聞かれることがあります。しかし、顔が縦に長いというだけでは決まりません。
鼻横を支える骨の張り出しが少ない方や、頬の脂肪が少なく、ふっくらした厚みがない方では、若くても鼻横のくぼみが目立つことがあります。
また、顔の長さにかかわらず、加齢に伴って上顎や鼻の周囲の骨が部分的に痩せることもあります。脂肪や皮膚を支える骨の張り出しが減ると、鼻横や頬のくぼみ、頬のたるみが目立ち、ほうれい線が深く見えることがあります。
03 無表情で過ごす時間が多い方|顔を動かさないと深くなる?
当院でほうれい線グロースファクター治療を3,000件以上行ってきた経験からも、「無表情だから、ほうれい線が深くなる」とは一概に言い切れないと感じています。
インターネットでは、「無表情」や「感情をあまり表に出さない」方ほど、ほうれい線ができやすいと説明されることがあります。「顔の筋肉を動かさないと表情筋が衰え、皮膚を内側から支えられなくなる」という説ですが、この因果関係は医学的に確立していません。
リモートワークやマスク生活をきっかけに、「以前より顔を動かす機会が減った」「気づけば1日中、ほとんど笑っていない」と感じる方もいるでしょう。ただ、診療では、表情の回数だけでは説明できず、皮膚や頬の脂肪、もともとの骨格も関係している方を見ています。
では、顔の筋トレをした方がよいのでしょうか。表情筋トレーニングでほうれい線が薄くなるという十分な根拠はなく、当院では、口元を何度も強く動かすトレーニングはおすすめしていません。表情を動かした時にほうれい線が深くなる方は、次の項目もご覧ください。
04 笑った時にほうれい線が深くなる方
笑うと頬や口元の筋肉が動き、頬のお肉の位置も変わるため、ほうれい線がはっきりします。笑った時にほうれい線が見えること自体は、自然なことです。
一方、皮膚のハリが低下してくると、笑った時の折れ目が、無表情の時にもシワとして目立つことがあります。表情の癖が強い方や、よく話すお仕事の方から、ほうれい線上のシワについてご相談を受けることもあります。
05 うつむいた時にほうれい線が深く見える方
スマホを見ている時や、下を向いた写真で、ほうれい線が深く見えることはありませんか。うつむくと、重力で頬のお肉が顔の前方へ寄り、皮膚のたるみやほうれい線が強調されることがあります。二重顎も目立ちやすくなります。
スマホやPCを使う時は、画面の高さや姿勢を見直してみてください。胸を張り、肩の力を抜いて、背筋を自然に伸ばしてみましょう。
顔が正面を向くと、うつむいていた時よりほうれい線が薄く見え、他の人から見た印象が変わることもあります。首や肩の負担も減らせるので、一石二鳥ですね。
06 睡眠不足が続き、肌の調子が悪い方
「最近、寝不足が続いて肌の調子が悪い…」と感じていませんか。睡眠の質と皮膚の状態を調べた研究では、睡眠の質が低い方で、肌の老化が目立ち、刺激や乾燥から肌を守るバリア機能の回復が遅いことが報告されています。
肌の調子を整えるためにも、保湿とあわせて睡眠を見直してみてください。
07 喫煙習慣がある方
喫煙は、肌の老化を早める要因の一つです。皮膚の細い血管の働きに影響し、肌の血流を低下させることがあります。
喫煙者の皮膚では、コラーゲンの合成が低下したり、肌のハリを支える成分を分解する酵素の働きが変わったりすることが報告されています。タバコの煙による酸化ストレスも加わり、ハリや弾力の低下につながります。
一卵性双生児を比べた研究では、喫煙している方は、喫煙していない方や喫煙期間の短い方に比べて、ほうれい線や口周りのシワが目立つ傾向が報告されています。当院でも、若いうちから「顔がくすんで見える」「ほうれい線が深くなってきた」と相談される喫煙者の方がいらっしゃいます。肌全体の健康を保つためにも、禁煙をおすすめします。
08 紫外線対策が十分でない方
地上に届く紫外線は、主にUVBとUVAの2種類です。UVBは主に皮膚の表面に作用し、赤くなる日焼けやシミにつながります。UVAは皮膚の奥の真皮まで届き、コラーゲンなどにダメージを与えて、シワやたるみにつながります。
長年の紫外線によって皮膚のハリが低下すると、ほうれい線も目立ちやすくなります。こうした紫外線による肌の老化を「光老化」といいます。
日焼け止めは、製品の表示に沿った十分な量を、顔全体にむらなく塗りましょう。帽子や日傘も活用し、屋外で長時間過ごす時や汗をかいた後は、日焼け止めを塗り直してください。
09 短期間で大きく痩せた方・体重の増減が大きい方
「ダイエットで痩せたのに、ほうれい線が目立つようになった…」。そんな経験はありませんか。短期間で大きく体重が減ると、顔の脂肪も減り、頬のふっくらした感じが失われることがあります。
そこに皮膚のたるみが重なると、鼻横や目の下のくぼみが強調され、もともとあったほうれい線が深く見えることがあります。体重の増減が大きい方も、頬のふくらみや輪郭の変化に注意が必要です。
最近SNSで「痩せる薬」として話題になっているマンジャロですが、使用中に食事量が減りすぎたり、短期間で大きく体重が減ったりすると、頬の脂肪も減り、ほうれい線がかえって目立つことがあります。そのため当院では、ほうれい線を気にされている方に、美容・減量目的でマンジャロをおすすめしていません。
無理な食事制限を繰り返すのではなく、必要な栄養を取りながら体重を管理しましょう。なお、糖尿病などの治療で処方されている方は、自己判断で中止せず、食事量や体重の変化を処方した医師にご相談ください。
10 保湿が足りない・肌に合わないスキンケアを続けている方
「毎日忙しくて、化粧水だけで終わらせている」「なんとなく昔のままのケアを続けている」。そんな方も多いのではないでしょうか。
肌の表面にある角層の水分が不足すると、乾燥による細かなシワが目立ちやすくなります。鼻横のくぼみとは別に、口元にこうした小ジワが重なっている場合は、保湿で和らぐことがあります。
今の肌の状態に合った乳液やクリームで、潤いを保ちましょう。また、強くこする洗顔や、肌に合わない化粧品を使い続けることは、肌のバリア機能を傷め、乾燥や刺激につながります。赤みやヒリつきが続く化粧品は、使用を控えてください。
11 肌が乾燥しやすく、刺激に敏感な方
「昔から肌が乾燥しやすい」「季節の変わり目に肌がピリピリする」。保湿をしていても口元の乾燥が続き、小ジワやごわつきが気になる方もいます。
敏感肌では、普段なら問題にならない刺激で、ピリピリ感やかゆみが出ることがあります。バリア機能が低下している場合もあるため、刺激の少ない保湿と紫外線対策を続け、肌を強くこすらないようにしましょう。
12 うつぶせ寝・横向き寝で、頬に跡が残る方
朝起きた時に、枕の跡やシワが頬に残っていることがあります。寝ている間に、顔へ圧迫や摩擦が加わるためです。
顔への圧を逃がす専用の枕を28日間使用した女性15名の研究では、顔のシワの密度が平均約12%減少したと報告されています。ただし、通常の枕と比べた試験ではなく、ほうれい線だけの改善を調べた研究でもありません。額とほうれい線を合わせた範囲では、明確な改善はみられませんでした。
当院でも「寝る姿勢はどうしたらよいですか?」と聞かれることがあります。私も、こうした研究を踏まえて、顔を強く押しつけるうつぶせ寝は避けた方がよいとお伝えしています。ただ、寝姿勢を変えることでほうれい線を予防できるかどうかは、現時点では分かりません。
頬に枕の跡がつきやすい方は、寝やすさを優先しながら、枕の高さや顔への当たり方を見直してみてください。
13 目の下のクマ・たるみが最近気になってきた方
目の下のクマのうち、たるみやくぼみによる影が目立つ方では、ほうれい線も一緒に気になることがあります。年齢とともに目の下がくぼんだり、頬のお肉がたるんで下がったりすると、目の下から頬にかけて影が目立つことがあります。また、目の下の骨の縁や上顎の骨が部分的に痩せることも、くぼみが目立つ一因になります。
一方、ほうれい線の上では頬のお肉がかぶさって、溝が深く見えることがあります。同じ頬の変化でも、目の下ではくぼみ、鼻横ではお肉の段差として現れることがあるのです。
14 食生活が偏り、たんぱく質・ビタミン・ミネラルが不足しがちな方
「昼食は麺類だけ」「パンやご飯は好きだけれど、おかずはあまり食べない」。こんな食事が続いていませんか。主食だけで済ませていると、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。
肌のコラーゲンをつくるには、たんぱく質に含まれるアミノ酸やビタミンCなどが必要です。肌の健康を保つためにも、必要な栄養を毎日の食事で取ることが大切です。
麺類には卵や野菜を、パンには卵やサラダを、ご飯には魚・肉・豆腐などのおかずを足してみてください。好きな主食を我慢するのではなく、たんぱく質と野菜も一緒に取ることを意識すると、食事のバランスを整えやすくなります。
15 運動習慣がない方|体の運動と肌の関係
体を動かす習慣は、肌の状態とも関係します。中年女性を対象とした2023年の研究では、週2回の有酸素運動や筋力トレーニングを16週間続けた後、頬の皮膚の弾力や、超音波で調べた真皮上層の状態の改善が報告されています。
16週間の運動の前後に採取した血液成分を、培養した皮膚の細胞に加える実験も行われました。運動を続けた後の血液成分を使った細胞では、運動前と比べて、コラーゲンなどをつくる遺伝子の働きが高まっていました。
肌の健康を保つ習慣の一つとして、ウォーキングや各種スポーツ、体の筋トレなど、無理なく続けられる運動を取り入れてみてください。屋外で行う場合は、紫外線対策も行いましょう。
16 普段あまり水分を取らない方
普段の飲水量が少ない方が、水を飲む量を増やしたところ、皮膚の表面にある角層の水分量が少し増えたという研究があります。ただ、これまでの研究は少なく、水を多く飲めば乾燥肌やほうれい線が改善するというわけではありません。
忙しくて水分補給を忘れがちな方は、こまめに飲み物を取るようにしましょう。肌の乾燥が気になる場合は、飲水だけでなく、乳液やクリームでの保湿も続けてください。
17 ストレスが多く、睡眠や食生活が乱れがちな方
忙しさや心配事が続くと、睡眠や食事、スキンケアが乱れやすくなり、乾燥や肌荒れが重なることがあります。
また、ストレスを受けた際に、皮膚のバリア機能の回復が遅れることも報告されています。
18 更年期前後に、肌のハリや潤いの変化を感じる方
40代後半〜50代にかけて、以前より肌が乾燥し、ハリが落ちたと感じる方がいらっしゃいます。更年期から閉経後にかけて減少する女性ホルモンのエストロゲンは、皮膚のコラーゲンや水分保持にも関係します。
皮膚の変化に、脂肪や骨格の加齢変化が重なると、ほうれい線が目立ちやすくなります。
19 ほうれい線に加えて、くすみや色むらも気になる方
「肌がどんよりして見える」「疲れている?と聞かれることが増えた」。ほうれい線の影だけでなく、肌のくすみや色むらが顔全体の印象に関係していることもあります。
ほうれい線の周りが暗く見える時は、くぼみによる影なのか、皮膚の色むらなのかを分けて確認します。紫外線や乾燥の影響も含めて肌の状態を診ることで、どこに対するケアや治療が必要かを判断します。
20 年齢とともに頬や口元のお肉がもたついてきた方
「太ったわけではないのに、口元のお肉がもたついてきた」。年齢とともに、そんな変化を感じる方もいらっしゃいます。
顔の皮膚や脂肪は、靱帯や筋膜などによって支えられています。年齢とともに皮膚のハリが低下したり、頬の深い脂肪が減って表面の脂肪の位置が変わったりすると、ほうれい線の上や口元、フェイスラインにお肉がたまったように見えることがあります。SMAS(スマス)と呼ばれる筋膜性の組織も、こうした顔の支えに関係しています。
たるみが強いのか、くぼみが深いのか、皮膚のハリが落ちているのかによって、治療の選び方が変わります。
ほうれい線が気になる方の毎日のケア
乾燥による細かなシワには保湿を、紫外線による皮膚の老化には日焼け対策を続けましょう。睡眠や食事、運動も、肌の健康を保つ習慣として見直してみてください。
- 肌の乾燥に合わせて、乳液やクリームで保湿する
- 日焼け止め、帽子や日傘を使い、屋外で長時間過ごす時は日焼け止めを塗り直す
- 洗顔やスキンケアでは、肌を強くこすったり引っ張ったりしない
- 睡眠時間を確保し、しっかり休む
- 主食だけで済ませず、たんぱく質のおかずと野菜も取る
- ウォーキングや体の筋トレなど、続けやすい運動を取り入れる
- 喫煙している方は、禁煙に取り組む
ほうれい線のタイプと希望に合わせた治療選び
「ほうれい線をできるだけ早く薄くしたい」「周囲に気づかれないよう自然に変わりたい」「効果が長持ちする治療がよい」。治療に期待することは、人によって違います。
当院では、気になる部分とご希望を伺ったうえで診察します。皮膚のシワ、鼻横のくぼみ、頬のたるみのどれが強いかを確認し、過去に受けた注入治療についてもお聞きします。
薬剤の種類だけでなく、注入する深さ・位置・量も判断します。1回でどこまで改善が見込めるか、追加や併用が必要になる場合があるか、痛み・ダウンタイム・費用も治療前にご説明します。
当院で行うほうれい線治療と症例
ほうれい線そのものを改善する治療として中心になるのは、グロースファクター、ヒアルロン酸、糸リフトです。肌質や皮膚のハリ、軽いたるみも気になる場合には、その他の注入治療や照射治療を組み合わせることがあります。
掲載している写真は実際の症例ですが、効果や経過には個人差があります。
症例の費用は現在の通常料金で算出しています。総額は使用量や回数で変わります。
グロースファクター注射|数か月かけて改善し、長期間の効果が期待できる治療
グロースファクターは、細胞の働きに関わるたんぱく質の総称です。当院の治療では、細い針でグロースファクターを皮膚に注入し、コラーゲンやエラスチンの産生を促すことで、ほうれい線を改善していきます。
注入直後に大きく膨らませるのではなく、数か月かけて徐々に改善していきます。当院では、治療から4年4か月後にも、ほうれい線の改善を確認している症例があります。長期間の効果が期待できることは、グロースファクターの大きな特徴です。
40代男性|1年4か月後までの経過
治療後1年4か月の時点でも、ほうれい線の改善効果がみられている症例です。
40代男性。ほうれい線グロースファクター治療の長期経過。
ヒアルロン酸注射|施術直後からほうれい線を薄くしたい方に
鼻横やほうれい線のくぼみにヒアルロン酸を注入し、ふっくらさせる治療です。施術直後から変化が分かるため、できるだけ早くほうれい線を薄くしたい方に向いています。
当院では、皮膚に刻まれたシワが改善する方も多く見ています。くぼみの深さや皮膚の状態を見ながら、使用する製剤、注入する深さ・位置・量を調整します。
糸リフト|頬のたるみも気になる方に
医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、頬のたるみを引き上げます。ほうれい線だけでなく、マリオネットラインやフェイスラインのもたつきが気になる方にも行うことがあります。
くぼみも深い方では、糸リフトとヒアルロン酸を組み合わせることがあります。頬のたるみを糸リフトで引き上げ、ヒアルロン酸で鼻横やほうれい線のくぼみを補います。
肌質・小ジワ・皮膚のハリが気になる場合
乾燥や細かなシワが重なっている方には、皮膚の潤いやハリを改善する注入治療も行います。鼻横の深いくぼみを埋める治療とは目的が異なります。
プルリアルデンシファイ
ポリヌクレオチド(PN)、非架橋ヒアルロン酸、マンニトールを含む製剤です。乾燥、小ジワ、ハリ、肌質などが気になる場合に使用します。
30代男性。プルリアルデンシファイによる肌質・毛穴・目の下のクマへの治療。治療前と1週間後。ほうれい線そのものを治療した症例ではありません。
スネコス・リジュラン・ビタラン
スネコスは非架橋ヒアルロン酸とアミノ酸を含む製剤で、小ジワや皮膚のハリが気になる場合に使用します。PN系の製剤にはリジュラン・ビタランもあります。
リンク先では、額の小ジワにスネコスを使用し、ボトックスも併用した症例をご紹介しています。ほうれい線とは別の部位への治療ですが、小ジワへの効果と経過をご覧いただけます。
顔全体のハリ・口元の軽いたるみが気になる場合
ジャルプロスーパーハイドロやプロファイロは、顔全体の皮膚のハリや口元の軽いたるみを改善するために使います。鼻横の深いくぼみを直接埋める治療ではありません。
ジャルプロスーパーハイドロ
ヒアルロン酸、アミノ酸、ペプチドを含む製剤です。肌のハリや口元のもたつきが気になる方に使用します。
30代男性。ジャルプロスーパーハイドロによる治療前と1か月後。肌質や口元のもたつきを治療。
プロファイロ
プロファイロは、高分子・低分子のヒアルロン酸を組み合わせた製剤です。全顔10か所に注入し、皮膚のハリや弾力、小ジワの改善を目的に使用します。
40代女性。全顔のプロファイロ治療から6か月後。ほうれい線にはグロースファクターを併用しているため、写真の変化はプロファイロだけによるものではありません。
頬のたるみ・もたつきが気になる場合
頬のたるみや口元のもたつきには、HIFUやデンシティなどの照射治療を行うことがあります。
HIFU
HIFUは、超音波を集束させて皮膚の内側へ熱を加える治療です。頬のたるみやもたつきが気になる場合に使用することがあります。
ただし、鼻横のくぼみを膨らませる治療ではないため、当院ではほうれい線を改善する目的で第一選択にすることはありません。
リンク先の症例では、HIFUにデンシティ・エラボトックス・ジャディアンス内服を併用しています。複数の治療を組み合わせた経過をご覧いただけます。
デンシティ
デンシティはRF(高周波)の熱を用いる治療です。皮膚のハリや、頬・口元の軽いたるみが気になる場合に使用します。
50代女性。デンシティによる頬のたるみ治療の前後比較。
ほうれい線ができやすい人について、よくある質問
若いのにほうれい線が目立つのは、なぜですか?
もともとの骨格や鼻横のくぼみ、頬の脂肪のつき方、笑った時の筋肉の動きなどが関係します。若くてもほうれい線がはっきりする方はいます。
20の特徴に当てはまるほど、ほうれい線が深くなりますか?
いいえ。当てはまる数で、ほうれい線の深さが決まるわけではありません。
骨格や頬の脂肪、皮膚、表情、生活習慣など、どの要素が関係しているかは人によって異なります。生活習慣で見直せる部分があれば、できるところから取り組んでみてください。
笑わないようにした方が、ほうれい線を予防できますか?
笑顔を控える必要はありません。笑った時にほうれい線が見えるのは自然なことです。
笑った後にほうれい線が戻るかどうかも一つの目安になります。笑った後もほうれい線が消えない、無表情でも目立つ、笑った時の左右差が気になるという場合は、ご相談ください。
ヒアルロン酸とグロースファクター、どちらを選べばよいですか?
長期的な改善効果を希望される方にはグロースファクターを、施術直後から効果を実感したい方にはヒアルロン酸をご提案することがあります。
グロースファクターの経過を確認してから、必要に応じてヒアルロン酸を追加することもあります。
ほうれい線はセルフケアだけで薄くできますか?
保湿は乾燥による細かなシワに、紫外線対策は光老化の予防に役立ちます。ただ、鼻横の骨格や脂肪によるくぼみ、頬のたるみが重なった深いほうれい線を、セルフケアだけで大きく薄くするのは難しいです。
ダウンタイムやリスクが心配です。相談だけでも可能ですか?
はい、可能です。まずは相談していただき、持ち帰って検討していただいて大丈夫です。治療を受けるかどうかは、診察後に決めていただけます。
ご自身のほうれい線について相談したい方へ
ご自身では、鼻横のくぼみが中心なのか、皮膚のシワなのか、頬のたるみが関係しているのか分かりにくいこともあります。
診察では、原因とご希望に合う治療をご提案します。今は治療をしなくてもよい場合や、希望する治療が合わない場合も、その理由をお伝えします。
治療を行う場合は、期待できる改善、リスク、ダウンタイム、費用を事前にご説明します。カウンセリングのみでも大丈夫です。









